2022年12月3日号の「週刊東洋経済」が認知症特集でした。
認知症がどんなものかがわかりやすく書かれているので、認知症についての知識が少ない人に親切な特集になっています。
 
 
前にわたしがブログでご紹介した「認知症世界の歩き方」の著者 筧裕介さんのインタビュー記事もありました。
 
認知症世界の人から見える世界を旅行ガイドブックのように紹介した本、と記事では紹介されています。
売上部数16万部を超えるベストセラー!
認知症の本というと、お医者様や介護士の方の書いたものが多いですが、この本の著者の本業はデザイナーだそうです。確かにこの本の作りも何かおしゃれ。
おしゃれなだけじゃなく、認知症当事者の気持ち、感覚が想像できるのがすごいところです。
 
この本のおかげで、父の不可解な発言、行動について少し理解できたような気がします。
 
他に興味深かったのは、若年性認知症当事者の下坂厚さんのインタビュー。
3年前、46歳の時に若年性認知症と診断されたとのこと。発病、診断されてからの苦悩も語られていますが、
「認知症だからといって、すぐに何もできなくなるのではないし、元気に人生を楽しめると知ってほしい。」
という言葉が印象に残りました。
 
 
そして、フランス発の「ユマニチュード」という介護技法の紹介が目新しかったです。今まで介護の本を色々読んできたけど、知りませんでした。
 
ユマニチュードとは、介護を受ける当事者を人間として尊重するケアの手法のことだそうで、これについて書くと長くなりそうなので割愛します。
 
 
認知症に関わるお金のこと、認知症薬のこと、認知症予防についてなど、盛りだくさんなので勉強になりました。