読売新聞(夕刊)で紹介されていて、気になった本を読み始めました。

 

セカンドチャンス 篠田節子

 

20年あまりの母の介護を終えて、一人になった麻里は健康に支障があるほど体型が変わってしまいました。食事を減らせず、膝や腰が痛くてウォーキングもできない。

そこで、プールに通い始めます。

 

医師から運動しろと言われても言い訳を並べたり、プールに通い始めるまでも一人で行く勇気が出ずに人を誘ったりと、なかなか踏ん切りがつかないところがリアルです。

いきなりパッと変われるものじゃないんですよね、人間って。

 

まだ読み始めですが、印象的だったのが主人公の友人のセリフ。何でも他人優先、人のために尽くそうとする麻里に友人はこう言うのです。

 

「少しは自分ファーストにしな。このままじゃ、あんたの人生は利用されるだけで終わるよ」

 

読み終えたら、また改めて感想を書きたいと思います。

 

参考:読売新聞(夕刊) 2022/7/12