【長文】春夏のヨーロッパ国際コンクール〜素人傍観者の勝手な呟き色々〜 | Seattle ⇆ London のカラフルな日々 ー 米移住8年目 ー

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ロンドン大学大学院卒業。元女子アナ兼映画ライター。結婚16年目45歳主婦♡ドイツ駐在経て、2017年米国永住権取得しシアトル移住。今年9月英国メニューインスクール入学12歳violinistの娘と9歳サッカー少年の育児日記。ママ月1回渡英。HermèsとVCA好き!時々お買い物記録。

目下、ベルギー🇧🇪ではエリザベート王妃国際音楽コンクールが約1ヶ月に渡り開催中ですね!娘のスタジオOGやメニューインスクールのOGが出ている為、ファーストラウンドから注目していました。エリザベートのような最高峰のコンクールにおいて、ファーストラウンドに出場するだけでも、事前のセレクションで選ばれ、既に世界TOP70あたりにいる実力者達。



セミファイナルの時点で24名まで絞られましたが、娘はもちろん、私のような音楽素人ママでさえ、この24名全員の名前を知っていました爆笑それくらい、国際コンクール入賞者の常連組しかおらず、えっ〜!まだコンクール受けるんだ…!😳と純粋に思ってしまいました😅彼らはもうプロとして活動しているはず。。。シベリウスやモントリオール、パガニーニ、メニューイン、マイケルヒル、インディアナポリスなどなど…世界的コンクールで優勝🏆、もしくは入賞しているにも関わらず、更なるビッグタイトルを狙う理由は、やはりそれだけ、この世界🎻が、1つのタイトルだけで仕事を継続していくには難しい…とか続かない…とか、そういう事なのでしょうか。いやはや…ため息しかし出ませんね…😮‍💨




ファイナリスト12名👇もはや若手ヴァイオリン界のスーパー有名人しかいないわ👏🤣



個人的には、メニューインスクールOGのSongHa Choi さんと日本人で唯一のファイナリスト吉田南さんを応援してます✨🎉

さて、ヨーロッパではYouthのヴァイオリン界も、毎年春夏は、怒涛の国際コンクールの嵐です。中には3年や4年に1回というようなコンクールもありますが、基本的には高校生以下が出られる国際コンクールは大多数が毎年開催されていて、ヨーロッパでメジャーなのがこの辺り↓。

🇮🇹イタリア🇮🇹




🇧🇪ベルギー🇧🇪

🇨🇿チェコ🇨🇿
🇩🇪ドイツ🇩🇪
コンクールを受けるにあたり、絶対にチェックする必要があるのは審査員ですね。来ている審査員で、コンクールのレベルと価値が分かるからです。メジャーなコンクールは、必ず有名な音楽家が審査員にいて、上記のコンクールの審査員は、同じような顔ぶれが、毎年入れ替わりで、あちこちに登場しています。数年ヨーロッパのYouthコンクールを追っていると、段々と政治的なものや人脈が見えて来て、それはそれで面白いです。審査員の門下生がコンクールに参加しているのは、この世界では至極当たり前。コンクールは人が審査するものだから、私情を挟むのも当たり前…それをunfairだと言うことすら、この世界では恐らくナンセンスなんだと思います。自分の先生が審査員にいるのも、その子の実力のうち…ということなんでしょうね…(表向きは1年以内に審査員から習っていた子、もしくは現在習っている子は、その審査員から審査されないと書いてあったりもしますが、実際のところは言わずもがな。。。という話)


その辺りの話も踏まえて、最近お借りした本📕にも、コンクールの裏事情が書かれていました👆ご興味ある方は読んで見てください。



娘のスタジオから、毎年誰かしらが、どこかの国際コンクールに参加していますが、今年はチェコ🇨🇿のKocian Violin Competitionや、イタリア🇮🇹のAndrea Postacchiniなどに出場していました。娘のお友達や、知り合いなども今年はかなり沢山のコンクールに出場していて、中にはヨーロッパの国際コンクール行脚をしている参加者を見つけたり。興味深いことに🤔、ある人は、Aのコンクールでは優勝したのに、次に受けたBのコンクールでは、ファイナルにすら残らないというようなことも多々あり、競争相手のレベルやその日のコンディションもあるとは思いますが、審査員との相性が往々にして評価を極端に分けてしまうこともあると思うと、コンクールの結果で一喜一憂するのは無駄だなと感じます。
(もちろん、審査員の好みや政治的なもの云々を凌駕するレベルの圧倒的な実力の持ち主だと、どんなコンクールでも優勝🏆していて、アッパレ‼️👏👏👏🎻そんな領域の子も、もちろんいます。同年代だと、吉村妃鞠ちゃんとか今井美桜ちゃんとか❤️👏🎻)

さて、今年の娘の挑戦は、上記にも挙げたベルギーで開催されるイザイ国際音楽コンクールです。今年8月末に娘はイギリス🇬🇧へ留学し、新生活へのアジャストが必要なので、これだけしか受けていません。
Ysaÿe Competitionは、娘がこれまで受けた国際コンクールの中で、彼女にとっては最もレベルが高くて、かなり厳しいだろうなと思います。
予選審査とセミファイナルラウンドは、動画で行われました。予選通過の心配こそしていなかったものの…セミファイナリスト12名の顔ぶれが発表されて卒倒。。。ほぼ知った名前ばかり!!レベチなところに来てしまった…😰とファイナル進出は半ば諦めていました。ベルギー🇧🇪から、ライブストリームでファイナリスト発表があり、ドキドキしながら観ていたら、突然Wifiの調子がおかしくなって、画面が静止してしばらく動かなくなり…次に繋がった時には、既にSenior部門の発表に入っていて…😱ライブストリーム終了後に巻き戻し⏪して確認するという…🤣
娘の名前を見つけた時には、ホッとしたと同時に、とてつもない緊張感が襲って来ました…


ちなみに、ファイナリストは計9名。そのうち、韓国4人、中国3人、オーストラリア1人、そして日本人の娘1人です。どこの国際コンクールを見ても、韓国勢と中国勢が人数も多いし、とにかく強い!!同じアジア人なのに、日本人は圧倒的に少なくて、皆無の時も多々。。。そんなわけで、色々なヴァイオリン国際コンクールの傍観者としては、日本🇯🇵というだけで、知り合いでもないのにめちゃくちゃ応援したくなります🇯🇵♥️


そうそう、今回ファイナリストの中に、なんと!娘がメニューインスクールで師事することになったRobin Wilson先生の門下生がいて、更にメニューインスクール在校生で娘の同級生なんです!!!メニューインスクールは、全校生徒86人で、娘と同じ学年の生徒は10人しかいない中の1人😳😳😳。

寮は、大抵同じ楽器で、同じ学年の子と3-4人で同室になるらしいので、間違いなく彼女と一緒に9月から生活するんじゃない⁉️と話しています。そんなわけで、娘はその子と仲良くなりた〜い‼️👧🏻という、別の目的もあり、なんだかいつもとは一味違ったコンクールになりそうな予感が…😅


そして、今回は娘とママ2人だけでベルギー🇧🇪のリエージュへ行くので、ママとしては、イギリス🇬🇧の受験旅行に次ぐ緊張感です。ちなみに娘が弾く会場はここ👇😱😱😱 

Philharmonique Royal de Liège。リエージュオーケストラの本拠地ホール。娘の🎻音が小さいことをいつも心配しているママ…聞こえるのかな?🤣

こんなヨーロッパらしい美しいホールで弾けるだけでも、本当に幸せなことなので、彼女の音楽🎵をめいいっぱい楽しんで、響かせて欲しいです♥️




長々と取り止めのない独り言を書いて来ましたが、ここまで読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました🙏日本もこれから🎻コンクールシーズンの様ですね!お互い、子供達のサポート頑張りましょう✨😆