祝合格⭐️ 9月からイギリス留学決定!娘がユディー・メニューインスクール進学! | Seattle ⇆ London のカラフルな日々 ー アメリカ移住8年目 ー

Seattle ⇆ London のカラフルな日々 ー アメリカ移住8年目 ー

ロンドン大学大学院卒業。元女子アナ兼映画ライター。結婚16年目アラフィフ主婦♡ドイツ駐在経て、2017年米国永住権取得しシアトル移住。英国メニューインスクール留学中12歳violinistの娘と9歳サッカー少年の育児日記。ママ月1回渡英。HermèsとVCA好き!時々お買い物記録。

実は、娘と一緒にロンドンに滞在している理由は、娘の受験でした〜ウインク無事に合格頂けてホッとしています!ただ、カフェ巡りや観光をしていたわけではなかったんです😅


娘も日本だと今年4月から中学1年生になります。(アメリカだと既にミドルスクーラーの娘ですが。)日本では彼女のお友達も中学受験に奮闘していましたが、娘もまた自分の夢に近づくための大きな一歩を踏み出しました🎻✨



彼女が受験したのは、ユディー・メニューインスクール。世界的なヴァイオリニスト、ユディー・メニューインが1963年にイギリス🇬🇧のサリー州に設立した音楽学校(ピアノと弦楽器)で、世界中の音楽的才能に恵まれた子供たちが、その才能を最高レベルまで伸ばすための場を提供することを目的としている特別校です。





8歳〜19歳までの全校生徒80-90人程度の少数精鋭で、音楽学校ではありますが技術至上主義ではなく、『子供たちを優れた人格を持つ音楽家に育てたい』、というメニューインの理想と教育理念に基づき、イギリスの教育課程に沿った一般教育科目も履修します。イギリス全国統一試験のGCSEやA Levelに合格するための必要な科目も全てカバーしています。



8-19歳までの全校生徒87人のうち、去年17人が次なる高等教育へ進学するために、大学などにアプライしたそうですが、その中で3名が、今年9月からケンブリッジ大学に進学が決定したそうです👇



世界的な老舗弦楽器雑誌The Stradでも、近年メニューインスクール生のアカデミックアチーブメントや進学先大学名が取り上げられていました。



学校見学をして、この理由👆が分かる気がしました。どの科目も全て少人数で授業をしていて、先生の目が行き届く感じ。アカデミックのDirectorも仰っていましたが、コンペティションやコンサートで、1.2週間授業を抜けたとしても、ちゃんとキャッチアップ出来るように、しっかりサポートするから大丈夫と。超少人数だからこそ出来るきめ細かい教育だなと感じました。



アメリカ🇺🇸とイギリス🇬🇧で学年制度が違うので、9月から娘はYear 8に入学するようで、一瞬混乱🫤



メニューインスクールの選抜試験は、一次試験が書類(音楽活動歴・受賞歴、志望動機、他)と動画3本(曲調が違う3作品)を提出。一次に通過すると、本試験はイギリス🇬🇧の本校で、約2週間かけて行われました。(と言っても、学校での試験日はトータル3日間でしたが。)



親子面接や親だけの面接もあり、全部で7人の先生方とそれぞれにお話ししました。私もかなり緊張したのですが、どの先生も驚くほど素敵で、特に寮長の女性の先生は、幼い娘を送り出す私の全ての心配を汲み取ってくださり、娘や私に寄り添ってくださるのを強く感じて、安堵からウルウル🥹してしまったくらいです。


試験最終日の1番最後に、私と学校長、Director of Music(音楽監督)の先生との面接があって、『We're delighted to have Lin!』と2人から笑顔で言われた時には、嬉しくて、『ありがとうございます!』以外の言葉が思いつきませんでした…😭



そして!娘は、なんと!メニューインスクールで、Robin Wilson先生の門下に決まりましたラブ飛び出すハート🙏 Robin先生といえば、オーストラリア、アジア、アメリカ、ヨーロッパと毎年様々な国のサマーアカデミーやマスタークラスでも指導されている世界的に著名なバイオリン指導者で、現在はイギリスの王立音楽院(Royal Academy of Music)や、ユディー・メニューインスクールで教授を務める他、オーストリア🇦🇹ザルツブルクのモーツァルテウム大学でもvisiting Prof.をしています。また毎年ベルギー🇧🇪で開催されている国際コンクールArthur Grumiaux Competitionで、今年は審査員も務められます。(娘も2022年に参加したコンクールです。)

メニューインスクール進学について検討している時期に、今師事しているサンフランシスコ音楽院教授のSimon James先生に相談したところ、サイモン先生がロビン先生のお友達だということが判明😳😳😳直ぐにロビン先生に連絡をとってくださり、娘を推薦してくださったんです🥹音楽の世界🌍が余りにも狭過ぎて、なんだか色々衝撃でした。そして、こんなにもコネクションが重要なんだということもつくづく感じる経験でした。


まさか、あのRobin先生の門下生になれるとは思いもよらなかったので、サイモン先生には心から感謝しています🥹🙏❤️


出会ってきた全てのバイオリン🎻関係者、音楽家の誰もが口を揃えて言うのが、師事する先生が全てだということ。もちろん学校名も選択肢の一つではあると思うのですが、最終的には誰に師事するか、どの門下に入れるかで道が変わってくるとまで…😮‍💨日本の事情は全く分かりませんし、私の情報はあくまでもアメリカやヨーロッパのクラシック音楽界の話ですが、もはや非音楽ママには分からないことだらけで、恩師達に言われるがまま、色々なご縁に導かれて辿り着いた感じです。




ロビン先生は、娘が好きなバイオリニスト🎻クリスチャン・リーの先生でもあり、あまりにも有名な方なので、以前からお名前だけは存じ上げていました。クリスチャン・リーもロビン先生を追いかけて、オーストラリア🇦🇺からイギリスに移住し、最近までメニューインスクールで学んでいたようですが、現在はギルドホールで別の先生に師事してるみたいですね。


そして今回、2回ロビン先生のレッスンを受けたのですが、やっぱり…娘の弓の持ち方指導からスタート😂…っていうか、もはや1回目はそれのみ!😳


もう、彼女にとっては永遠の課題で、ヴァイオリンを習い始めた2歳半から今まで指導して頂いた全ての先生に言われ続けている事です…😭今のスタジオに入って、半年間フォーム改善のため、一切曲を弾かせて貰えずに矯正したのですが、まだ不完全で、脱力が最も課題。力が入り、肩が上がるという❌…弓の持ち方が変わったら、また一段階段を登れるはず!9月からロビン先生のもと、しっかりと矯正していきたいです。


そんなわけで、とにかく2024年は娘にとっても私達家族にとっても大きな激動の年になります🎻👧🏻


娘は5歳(年中さん/ Pre-K)から🇺🇸アメリカ生活7年半を経て、今年9月から、今度は高校卒業までの6年間を🇬🇧イギリスで過ごすことになるはず。この先の未来にどんなことが待っているのか、不安もありますが、もう私達親に出来ることは、ただひたすら娘に寄り添い、彼女の心のケアをしながら、夢を叶えるための最大限の環境を与えて全力でサポートをするだけ✨🎻


3歳からの彼女の弛まぬ努力がこうやって道を切り拓き、不思議な力とご縁に導かれているのを感じます。気を抜かず、これから先も目標に向かって突き進んでくれることを信じたいと思います。


メニューインスクールは、ボーディングスクール(全寮制)なので、娘だけがイギリス🇬🇧に住みますが、私も最初のうちは、スクールのタームが終わるごとに、娘に会うため月1回くらいのペースで渡英予定です。20年以上前に、私が留学していたイギリス🇬🇧に、今度は娘が12歳で(中学高校)留学することになるとは、なんだか非常に感慨深い🥺……。そして私が大学院の修士課程に入る前にディプロマを取ったロンドン大学ロイヤルホロウェイ校のある同じサリー州に、メニューインスクールもあるということがまた不思議なご縁🥹


ちなみに、サリー州はロンドンから車で30-40分程度なのに本当に長閑なイギリスの田舎町なんです。

私が通ったサリー州にあるロンドン大学ロイヤルホロウェイ校


書きたいことは山ほどあるのですが、長くなったので、今回は娘の合格と進路のご報告だけ✨ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます😭🙏


このブログの読者の方々は、娘の夢を応援してくださっている方がとても多いので、娘がイギリスに渡っても、彼女の成長や活動を折に触れてご報告出来たらと思います👧🏻🎻✨