今週のバキ道/第6話 | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

第6話/空手の真実

 

 

 

 

 

 

新連載2回目。今回も5話掲載である。前の手順でさくさく書いて、くわしい考察は最後、10話で行うことにする。

 

神心会本部道場で、道場生が見守るなか、愚地独歩と加藤清澄が向き合っている。ちょっと前にアニメでドリアン戦が行われたばかりである、ここで加藤がしっかり登場するのはなかなか気がきいている。

 

開始の合図とともに加藤がいっきに距離を詰める。すでに手技の距離だ。独歩がなんの反応もしないのは、問題ではにからだろう。

加藤はいきなり目突きだ。あとでいわれるように、片目しかない独歩の目をねらうとは、加藤もなかなかのものである。しかし、軽くうなずくようにして独歩が差し出した額で指がつぶれる。目をねらわれたら、おそらく人体でもっともじょうぶな額をつかうというのはセオリー的なものなのだろうが、現実に目玉になにかが迫りつつあって前方に動くというのはけっこうな胆力が必要だろう。

加藤はひるまず回転して後ろ廻し蹴りをくりだすが、すでに独歩はもといた場所にいない。道着をつままれた加藤はそのままうしろに引き倒され、顔の横を踏みつける動作をされて、組手は終了である。

 

これは模範組手みたいなことだったのかな。全員正座する前で、独歩が空手のなんたるかを語る。これは、独歩じしんいってきたことでもあるし、餓狼伝の松尾象山もいっていたし、もっといえば、彼らのモデルである大山倍達がいっていたことでもある。人格形成とか、社会教育とか、大義としての空手の動機は、ある意味建前であって、つきつめれば、それを学ぶものにとってただ喧嘩に勝つことだけが目的なのだ。強けりゃいいのだ。

 

バキも組手を見ていた。館長室でバキ、加藤、独歩の三人が話し合う。加藤らしい組手だったと。残り一個しかない師匠の目玉をねらうのだから、デンジャラスである。しかし親が相手でも手加減するなというのは館長じしんの教えだ。

 

 

バキは相撲のことを独歩に聞きにきたのだ。唐突ではあるが、百戦錬磨の空手道十段・愚地独歩の相撲観、相撲についてなにをおもうかを聞かせてくれと。そこで独歩は、あいつら(相撲界)のことは見ないようにしてきたと、意味深なことばで語り始めるのだった。

たんなる伝説としての相撲最強説ではない、リアルな相撲が知れそうである。たぶんここから語られることが、この休載期間に板垣先生が獲得したものだろう。

 

 

 

第7話につづく。