最近はまたいろいろ勤務形態が変わって、ふつうに物理的な時間がなくなってしまい、ぜんぜん、なにもできない。なにもできないし、疲れがひどくてうちに帰っても筋トレと定期の更新をするのがせいいっぱいで、まったく本が読めていない。ブログを書くときというのは、なぜだか知らないが、ふだんとはちがう脳みそのつかいかたをするので、それはそれで刺激的なのだが、それらの活動のもとになっているのは僕のばあいこれまでの読書の積み重ねなので、それが停止してしまうと、なんとなくあたまが悪くなっていくような気分になってしまう。
しかしそれでも、書店に勤めているので、あれも読みたいこれも読みたいという衝動は抑えられず、次から次へと本はたまっていくことになる。現状読み途中の本は、1年以上読んでいない、放置本を除いても、たぶん軽く3,40冊にはなるとおもう。僕は本を読む速度がひどく遅い。もともと遅かったのが、平野啓一郎のスローリーディングの発想などで正当化されて、生涯で数冊しか本を読まないひとくらいまで速度が落ちてしまっている。たしかに、本をちゃんと読もうとしたら速くは読めないし、ちゃんと読まなきゃ意味がない。意味がないのだけど、しかしいくらなんでも遅すぎるだろうと。言い訳としては、年々読むものが難解になっていっているということはたしかにあるとおもう。しかしそれをさしひいても、1冊も読了本がない月があるようでは、もはや書評ブロガーとは呼べないだろう。
まあこんなことを書いているひまに読み進めればいいということなのだが、ブログが定期の更新ばかりになってしまっているのも気に入らない。もともとは、書きたいことがあり、訓練の一環としてブログをはじめたのである。義務や仕事になってはいけない。もちろんウシジマやバキの感想は好きでやっているが、ブログの表面を見たときにそれら専門の感想サイトととらえられかねない現状は、あまり好ましくないのである。くどいようだがげんにうちはウシジマやバキの感想を定期的に書いていて、更新の中心になってはいるが、理想としてはたくさんの書評や映画評、舞台評、音楽評などに混じってそれが見えている、というところなのである。
かといって現状では大好きな宝塚の観劇に向かうのもふらふら顔面蒼白といったていで、ブログを、ということはじぶんの思考の堆積をよりカラフルにすることなどできそうにない。書きたいことは書評みたいな大型の記事でなくてもけっこうあるが、完成させる元気がない。いま書いているような、あんまりあたまをつかわない愚痴っぽい記事が限度である。そういうわけで、たまにはなんの意味もない記事が混じっていてもいいんじゃないかと考えた次第である。
いちおう、状況を改善する方向で努力しているが、なかなかうまくいかず、数カ月はこんな状態が続くかもしれない。また8月は1年でもっとも業務の過酷な季節である。対抗策としてはやはりからだを鍛えるしかない。筋トレをすることによって、我々は立ち仕事なので、たとえば背中とか僧帽筋とかの翌日は冗談ぬきでつらくて、いったいじぶんはなんのために鍛えているのか、とおもうこともないではないが、しかしたぶんこれは、鍛えていなければもっときついことになっていたのではないかと想像する。根拠はないが。でも、30過ぎてからたしかに何週間も休みなしとかが二十代前半のころよりしんどく感じられてはきているけれど、意外なところで筋トレの成果を感じないこともない。これは鍛えていなければ乗り越えられなかっただろうなーということは、たしかにあるのである。
いくらなんでも愚痴ぐちいいすぎなので、いま読んでいる本をてきとうに並べてそれっぽい記事にしていく。
- 日本の思想 (岩波新書)/岩波書店
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- ユダヤ人問題に寄せて/ヘーゲル法哲学批判序説 (光文社古典新訳文庫)/光文社
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- ショッピングモールの法哲学: 市場、共同体、そして徳/白水社
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比較的硬めの本でいまメインで読んでるものだとこのあたりになるが、この3冊の迫るところがまた似たようなところで、僕の読みの速度で、あいだをあけて、しかも同時に読んでいると、ほんとにわけがわからなくなってくる。というか、ただでさえ硬い本なので、どれも半分くらい読み進めているのに混乱の結果か、どれもほとんど理解できていないような状況である。読みなおしたほうがいいような気もするが、そんな時間はないのであるどうしよう。
- 縮みゆく男 (扶桑社ミステリー)/扶桑社
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- 何者 (新潮文庫)/新潮社
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- 匿名芸術家/講談社
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- ソポクレス コロノスのオイディプス (岩波文庫)/岩波書店
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- ねむれ巴里 (中公文庫)/中央公論新社
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小説類で持ち歩いているレベルだとこのあたりになる。特に匿名芸術家は非常に楽しみにしているが、まだぜんぜん読めていない。
その他エッセイや新書などがもうじぶんでも開くまで存在を思い出せないほどあっちこっちにちらばって落ちている。ちょっとまずいよなと真剣に悩んでいるが、いっぽうでわずかな居心地のよさを感じないでもない。どの本を拾っても、ほとんど初めて開くような感じだから。
とりあえずしばらくはこんな生活なので、いろいろ大目に見てください。