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このひとくらいになると、出演作は過去のものもあわせてすべてメジャーあつかいだから、こんな記事も野暮かなー。現カリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガーです。
僕は映画史にはぜんぜんくわしくないけれど、こういう筋肉マンが、筋肉を駆使して、筋肉的なアクションをこなすようになったのはいつからなんだろう。
だって、西部劇のスターたちは、喧嘩師みたいなライフスタイルで、拳銃片手にタフに荒野を駆け巡ったかもしれないが、決して筋肉俳優ではない。少なくとも、誇示しているとこは見たことがない。
筋肉俳優の起用が作品の要請する「方法」だとすると、こういうアクション俳優のキャラクターというのは「アクション映画」のその時代その時代におけるありかたもあらわしているはず。アクション映画の時代的な表出のもとというのは「武器」以外考えられません(たぶん)。今後も武器が巨大になるにつれ役者の筋肉も肥大していくにちがいない…。しかし人体のサイズには限界があるので、もっと武器が強力になれば、「武器」という概念じだいもかわってくるはずだし、技術がすすんでいけば、いまよりもっと「小さい」ことがよしとされてくる面もあるかもしれない。すると、逆に筋肉俳優は減っていく運命なのだろうか…。
なにはともあれ、このひとほどガトリングガンを抱えて絵になる俳優もいまい。
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これは第2弾が第1弾に匹敵する出来であったという、数少ない例ですよね。
敵役の液体ターミネーターもかっこよかった…。
とにかく、装備した銃器、筋肉、立ち居振る舞いがかっこいい作品としては、これもはずせない。
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ほとんどゴリラみたいな体格だし、一般に口にされるときとは少し異なるばあいが多いのだけれど、このころのシュワはほんとにかっこいい。その後、たぶん意図的に目立つようにしてきた、妙に鼻につく「ものわかりのいい感じ」がほとんどない。ほんものの軍人みたいなのだ。
プレデターじたいは異星人だが、こういう、ピクル的にわけのわからないもの、あらゆる「ありえなさ」をありえるものとして含む異生物と、人間の極限みたいな筋肉を保持した男がガチでたたかうってのも、子供のころの僕には感動だった。同じ意味で『エンド・オブ・デイズ』もいい。こっちは対悪魔でした。
ちなみに「第2弾が第1弾に匹敵する」例としてはプレデターもあげていいとおもう。2のほうの主演はリーサル・ウェポンのダニー・グローバーだけど、このひともよかった。正義漢にはちがいないが、どこかジャイアン的な人間臭さがあって、こういう汗臭さすら伝わってくるような「人間」がプレデターとタイマンで勝負するというのが、このシリーズの本来あったいいところ。
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「筋肉」が表示するのは「生身」であって、巨大な銃器や原始的な武器、また拳の格闘はよく似合っても、繊細なコンピュータが支配するマシンや近未来の雰囲気とは反発しあうもののようでもある。しかし、生身のまま、文字通り腕力でそういう世界をぐいぐい進んでいく感じもまた、このひと一流の魅力かもしれない。
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トータルリコールは子供のころ大好きだった。舞台は火星だが、あの乾燥した、息苦しい感じ、映画のなかの社会がどこかむりをしているような跛行感は、たんにこちらの、観る側の視点がつねに新しいものに更新されていくから、というだけではあるまい。理解のできない状況にわけもわからないまま翻弄される様子も、ジム・キャリーの次くらいにうまい。というか似合っている。
バトルランナーはスティーブン・キング原作の映画。とはいえ、小説と映画ではかなり感触がちがっている。映像や衣装にはちょっと時代を感じてしまうけど、まあ味はある。
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↑これもおもしろい。おもしろいのだけど、僕が見た吹き替えでは、主人公の子供の声をたぶん孫悟空のひとがやっていて、それがどうにも耳について、閉口してしまった。
だけどおはなしはメタ的で、彼がときどき出演するコメディーよりはよっぽど笑えた。うろ覚えなのだけど、なんか主人公の映画好きの少年が魔法のチケットを手にしたことで、映画内でシュワルツェネッガーが演じたなんとかっていうキャラクターが現実世界に召喚されてしまうのだ。映画のなかで、彼は拳の一撃でかんたんに車の窓をやぶり、かんたんに銃弾を命中させ、衝突した車はかんたんに大爆発してしまうが、彼がやってきた現実の世界ではそうはいかない。素手でガラスを殴れば痛いし、ばかすかてきとうに撃ったってあたるわけないし、車はそうかんたんに爆発しないようにできているし、一発撃たれればそれだけで致命傷だ。そしてなにより、彼は、彼であって、彼ではない。この世界には、彼を演じた「シュワルツェネッガー」という「ほんもの」がいるのだ。
このチケットのちからで、映画内映画のシュワの敵役も現実世界にやってくるのだが、彼も同じ衝撃をうけて、「現実」というものを体験する。映画のなかでひとを撃ち殺せば、すぐ野次馬が集まって大騒ぎになり、警察もどこからともなくやってくるが、現実では誰もそんなこと気にしない。誰がどこで撃ち殺されようと、みんな知ったこっちゃないのである。
だが、悪役のほうは、「悪役」なので、わりとすぐこの現実を受け入れる。
少年とシュワは映画のなかを出たり入ったり…。
「当たれば命を落とす」銃弾を前に、アクションスターはいかなる行動に出るのかッッ?!!みたいな。
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これも好きな映画。
このあたりから、父性というか、「妙にものわかりのいい感じ」が出てくる気がするのだけれど、それでも、たぶん僕はこの映画がいちばん好きかなー。なんというか、バランスがとれている。
ちなみに本作でシュワルツェネッガーの娘を演じているのは、のちにドラマ「トゥルー・コーリング」に主演することになる美貌のエリザ・ドゥシュクです。
番外編としてコメディをあげるべきなのかもしれないけど、正直いって彼の出演するコメディのふやけたような印象が好きではないので、やめます。
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