アクション映画特集② | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

タイタニックの船首で、ディカプリオがローズの腰をささえて飛ぶシーンあるじゃないですか。


あれが組み体操のサボテンだったらおもしろいな~。ツッキーニです。



今日はこのひと。


ブルージーン・コップ [DVD]
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まあ、スターはスターなんだろうけど、どこまでいってもB級っぽさがぬけないのがいいよね、ジャン=クロード・ヴァン・ダムは。


Wikipedia によると、ヴァンダムは松濤館空手の有段者らしい。空手をやってるだろうことは映画をみればわかりますが、全欧の大会で優勝したりもしてるみたい。

あとバレエもやっていたということは、淀川長治の解説かなんかで知ってました。

大山倍達はどこかで、格闘技者以外でもっとも(ケンカが)強いとおもえるのはどんなアスリートかと問われて、ダンサーだとこたえていた。

からだの操縦ということに特化した運動だから、とかそんな理由だったかな。

極真会館に限らず、多くの実戦的な格闘技が柔軟運動に多くの時間を割くのは、安全性も当然だが、この意味もある。


とにかく、セガールのときに書いたように、アクション俳優に必要なのは「強きふるまい」であるのだから、あんなふうにぴょんぴょん飛びまくってくるくるまわるファイト・スタイルは、きわめてヴァンダム的な表示であって、固有のアビリティというものが見事に仕事に生かされているわけですね。


とはいえ、ヴァンダムがセガール的な無敵のアクション俳優かというとそんなことはぜんぜんない。むしろこのひとは、ブルース・ウィルスみたいにいつもピンチな感じがする。


このひとの格闘技的なアクションがもっとも映えていたのは、次のどれかかな。



ダブル・インパクト [DVD]
 
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ライオンハート




ダブル・インパクトは、まあ、双子ものですね。

アメリカと香港に離れ離れになって成長した、アメリカン空手の使い手である、わりと温厚な弟と、キケンなにおいぷんぷんの兄が、両親を殺したマフィアのボスみたいのをアレするおはなし。弟は、いかにもヴァンダムっぽい蹴り技が中心で、兄はケンカ技、ふたりともその生活環境にふさわしいたたかいかたをするので、おもしろい。


下のは、じつは大昔に深夜映画で見たきりなので、ほんとうにこれかどうかいまいち自信はないのだけど、なんか賭け試合みたいのにヴァンダムが出場して、さまざまな格闘技者とたたかうみたいなストーリーだった気がする。ともあれ、拳銃をつかわないアクションはヴァンダムの真骨頂、じつにおもしろかったというふうに記憶している。下からうちあげる肘打ちとか、かっこよかったなー。



もうすこし時間がたつと、こんなのにも出るようになる。


ユニバーサル・ソルジャー [DVD]
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『ユニバーサルソルジャー』は、極真会館出身のドルフ・ラングレンとの競演でしたね。彼は極真の世界大会にも出場したことのある実力派なんですよ。第五回世界大会では演武を披露していたなあ。


『タイムコップ』は、もしかするとヴァンダムの映画のなかでいちばん好きかも。ストーリーも悪くないし、アクションも申し分ない。あと奥さん役のひともきれいだし…。


さらに時間が経過して、彼の格闘技的特異性に純粋なアクション映画の要素が加わってくる(←かなりてきとう)。


マキシマム・リスク [DVD]
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サドン・デス (ユニバーサル・セレクション2008年第8弾) 【初回生産限定】 [DVD]
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『マキシマム・リスク』も双子ものだったかな?『スピーシーズ』に主演していた、ナターシャ・ヘンストリッジと共演。


『サドンデス』もおもしろかったなー。ここで彼はもと消防士かなんかで、爆弾が仕掛けられたアイスホッケーの会場を舞台に、いつものように足をふりあげつつも、ふだんより規模の大きなアクションにも取り組んでいます。ホッケーチームのマスコットキャラのぬいぐるみを着て変装したテロリストとたたかうところなんか、風変わりでおもしろい。腹殴ってもきかない、みたいな。ラスト近く、ホッケーの試合が物語にリンクしてくるところなんか、ハリウッドだなーって感じ。



ああそうだ、これを忘れてはいけない。



ストリートファイター
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僕はこれほど出来のひどい映画をほかに知らない。


ひどすぎて、逆に見る価値がある。


もちろんゲームが原作なんですが、名前がごっちゃごちゃになってるのはどうしてなんだろう。

ボスキャラはどうみてもベガなのに名前はバイソンだし、バイソンみたいなひとはバルログだし。バルログみたいなひとの名前はなんだったかな。

ちなみにヴァンダムはガイル役。まあ、はまってはいますよね。