バイト先の子のオススメってことで、読んでみた。
- ギャグマンガ日和―増田こうすけ劇場 (巻の1) (ジャンプ・コミックス)/増田 こうすけ
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ふぅ~~む…
たぶん僕は、うすた京介と施川ユウキという天才を知っているから、すなおに読めないんだろうな~。この呼び方は使用に注意の必要な、非常に繊細なことばづかいだけど(げんに僕は、日本文学史上最大の天才は誰かと問われても即答できないし、かんがえてもわからないだろう)、このふたりについては確信しています。ギャグ漫画における僕の管見の及ぶ限りでは、のりつけ雅春はちょっと毛色のちがう作家として、このひとたちが二大巨頭として君臨しているので、どんなネタを見ても、ばあいによっては漫画ではなく純粋のお笑いでも、「うすたならこんなよけいなことばは書かないな」とか「施川ユウキならもうすこし気のきいたつっこみをする」とかいうふうに、まったく不親切な、頑迷固陋な読み方をさせてしまうのです。これはけっきょく新しい楽しみの発見を遠ざけてしまうし、よくないとはおもうのだけど、僕の狭いせまいギャグ漫画リテラシーでは、これが現在までのところもっともすなおな読み方となっているのです(どのような分野においても、作品をたくさん知っていること、経験していることそれじたいがエライわけでは決してないが、これはつまるところ、そのひとのその分野における信用度の問題に関わってくるのだとおもいます)。
と、遠まわしに辛口なことを書いてしまったが、どちらかというと判断がつかないといったほうが正しいかもしれないなぁ。これはまだ一巻なわけだし、もうちょっと続けてよんでみないとだめだよな~。世界観などは好みのほうだし、設定やキャラクターも豊かで、可能性を感じさせる。僕はこのひといままで知らなかったけど、そういえばむかし本誌の企画でうすた京介と作品世界を交換して描いたりしてましたね。ジャガー15巻の巻末にあったうすた京介のことばによれば、16巻にこれが載るっぽい。
- ピューと吹くジャガー 16 (16) (ジャンプコミックス)/うすた 京介
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ほかのひとたちは、ギャグ漫画のレビューってどんなふうに書いてんのかなー?お笑い関連はなんでもそうだけど、「ここはこのようにおもしろい」って説明した瞬間につまらなくなるじゃないですか。
ギャグ漫画の紹介はつまらなくならざるをえない…?
テレビ主導の「流行」ってものを多くのばあい「お笑い」が先導しているのは、けっきょくそういうことなんだとおもいます。「流行」は、少なくともそれに価値を見出すひとにおいては「先取りしたもの勝ち」であって、みんながおいついた瞬間に価値を失う。いっぽうでお笑いは、じっさいにネタを目撃したもの以外情報の内容を真に共有することはできないから、知らないものをはじくと同時に知るものどうしにある種の連帯感をもたらす。構造的によく似ているのです。お笑いタレントが、よくもわるくも流行生産装置であるテレビ業界において幅をきかすのはそういったことの必然なんじゃないでしょうか。
- うすた京介短編集 チクサクコール/うすた 京介
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