リアル範馬勇次郎 | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

今日はアレか、バラク・オバマが世界最強の男になる日か…。



生声CD付き [対訳] オバマ演説集/CNN English Express編
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オバマさんのこのCDつき演説集はうちでもよく売れてる。昨日も非常に高齢の男性から「オバマのアレほしいんだけど。選挙の」というアバウトすぎる電話注文があった。すぐこれだとわかったが、いちおうCDつきのものかを確認した。しかしそもそも「CD」という単語がよくわからないようだった。対訳つきとはいえ演説は英語ですが、大丈夫?


いずれにせよ、世界中の圧倒的興味と期待がこのひとに向かっているということはまちがいなさそう。僕は政治・経済について不能も同然なので、このひとの提示する政策がどのようなものか論じることはできませんが、その感じくらいはわかる。たしかに、このひとならなんとかしてくれそうって感じはすごいある。そしてその感覚にとびついて、期待をかけるということは、いかに多くのひとが現状に不安を覚えているかということの裏返しでもある(そして同時に、いかに多くのひとが自国の政治家をたよりなくおもっているかということでもある)。この黒人初のアメリカ大統領は、宣誓で、第16代エイブラハム・リンカーンの使用したものと同じ聖書を用いるそうな。たんに「黒人つながり」ではないでしょう。奴隷解放は、当時の白人たちの認識がどのようなものであれ、とにかく「公式の認識転回」といったものであったでしょう。オバマさんはどのような変革をおこすのか…?


それにしても、このひとたちの演説とか、あとまあアカデミー賞とかもそうだけど、どうしてこう、華がちがうのかなあ…。その内容の当否はともかくとしても、あんなふうに国民すべてを巻き込むような演説のできる政治家なんて、僕、日本で見たことないんですけど。まあ僕は無類の政治音痴だけどさあ。それってスタートラインにも立ってないんじゃ…?ちょっとくやしいよね。