うちの近所のビデオ屋では火曜日に旧作を安く借りれるので、僕は毎週ここで二枚か三枚借りていた(だから映画のレビューは火曜水曜あたりが多いはず)。
とすれば、たまに借りなかった週があったとしても、この一年でだいたい百本くらい観ているはずだ。
しかしいまブログを確認してみたところ、すでに観たことのあるものを借りて書いたものなどを除くと、記事数はたったの14個だった。ほとんど書かずにすませているのだ。読書とちがって、観たものすべてについて書こうというような意識はまったくなく、非常におもしろく(あるいは非常につまらなく)鑑賞し、かつ気分がのったときのみ書くことにしていたので、つまりヒットはだいたい7本か8本にひとつというところなんだろう。とはいっても、先日鑑賞した『ダーク・ナイト』などはすばらしかったのだけど、結局感想は書かずじまいだった。というか、なぜか書こうともしなかった。あんまりおもうところが多すぎてパソコンに向かう前に力尽きてしまった感じだ…。また観る機会があったら、次こそ書きたいとおもうのですが…。とにかく、そういうばあいもあるから、一概にはいえないのですけど。
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それでまあ、今年観たなかでよかったものをあげてみようとしているわけですけど、今年はじめて観た、ということに限ってしまえば、4作かな~。まずはこれ。
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これを観たのは今年のお正月だったから、ちょうど一年くらい前ということになりますか。つい先週もレンタルしました。たぶん、映画を五本あげろってなったら、そのうちの一本はコレになるとおもうな~。同名のゲームが原作のホラーなんですが、ストーリーが非常に掘り応えのあるものであり、恥ずかしいのでリンクは貼りませんが、これを観た直後にはものすごい熱量でもって、当時読みすすめていたフロイトをひとつ覚えで援用しつつ、ままごとな分析をしたりしていました。
そういうことを抜きにしても、ホラーとして非常に完成しているし、見事というほかないとおもいます。まがまがしいフリークスたちを目に見えるかたちにしてしまうところは、西洋人らしいデノテーションの恐怖演出なのですが、僕はホラーにおいてこの言葉をたいてい否定的な意味で用いますが、この作品はちがうのだよな~。壁のすきまとか地面から滲み出るように現われ出てくるモンスターたちは、まったく胸の悪くなるような、悪夢の住人なのですが、なにか目がはなせなくなってしまう中毒性があるのです。こういった絵を見ますと、なんというのかな…「美しい」ということは、「きれい」ということとは限らないのだなと、おもったりします。
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これもよかったな~。こちらは感想のリンク貼っておきます。
・『ミスト』
http://ameblo.jp/tsucchini/entry-10148678719.html
この記事のできはわりと気に入っているし、書きたいことはほとんど書かれてあるので、ここには書きませんが、旧作になったらまた観てみたいです。ていうか買おうかな。
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これもさいっこうだったな。なんつうか、映画を観て、たんじゅんにそこにうつってるものをカッコイイとおもえた、久しぶりの映画でした。血湧き肉踊るってやつですね。なんか続編ありそうなおわりかただったけど、どうなってるのかな?
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意外なところではコレでしょうか。最近観たものだからまだ印象が新鮮に残っているということもあるのかも。小説でもなんでもそうだけど、いろいろな見方ができるということはその作品の美点といってよく、バランスのとれた作品こそさまざまなアプローチに耐えるフレキシビリティを備えているものだけど、これはそういう感じなのかなー。
なによりまず、この映画は、アン・ハサウェイがイイよね。
来年は映画館にも行きたいな。去年の暮れに観た『グッド・シェパード』以来行ってないから。
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