今週の闇金ウシジマくん/第135話 | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

第135話/スーパータクシーくん①


新章スーパータクシーくんが巻頭カラーでスタートだ!

悪役コンテストもあってか、今週は女の子のグラビアがない。表紙もちっちゃい千とか萬とかでつくられた丑嶋。

「スーパータクシーくん」という副題は、前回の出会いカフェくんに続き、それ以前のような職業とか肩書とかではなく、場所と周囲が要求し規定する、いわば“状況”だ。とはいえ、ついこないだ短篇でタクシードライバーくんをやったばかりであるのに、この素材の選択はどうしたことだろう?タクドラくんはけっこうむかしに描いてストックしてあったもので、単行本の枚数あわせに掲載したとか、そんなところなのかもしれない。


主人公は諸星信也、タクドラ編の足立と同じ、KYタクシー所属のドライバーだ。
地黒か日サロかわからないが、色の黒い諸星は、真っ白なシャツを着こんで横断歩道の白線をむんむん言いながらスキップで行く。

(“前出番”はダメだった。

でも今日は
俺…

ガンバル!)


真鍋昌平の自虐的なジョークだとおもうが、今週号の目次コメントにはこうある。


「新章始まりました。よろしくお願いします。俺、ガンバル!」



…深いね。
案外自画像だったりして。信也が「しんや」と読むなら、イニシャルも一緒だし。


「白いくつした!!
大好き!!

白いブラジャー
大好き!!」


って、なんかかなりナイスキャラじゃないですかコレ。なんだろう、失敗した体操のおにいさんみたいな…。だってブラジャー大好きって言ってるコマ、歯光ってるもん。

とにかく、白でゲン担ぎをして諸星は出社する。「前出番」って、そのまま前回の勤務って意味でいいのかな。ここからさきのぎょーかいのはなしはけっこう知らないことだらけだ。諸星はなんかストローみたいのをマシンにさしこみ、アルコールチェックをする。…ふーむ、こんなことしなきゃなんないんだ。検知時の写真もとって記録に残さなきゃいけないみたいだ。


月締めの今日、月間ノルマの60万に達するために、諸星は最低でも6万売り上げないといけないようだ。でないと、歩合が56%から52%に落ちる。そうなると、借金が返せない。…やっぱ借金してんのか…。


一発目の客は化粧中のOLだ!寝坊していらつく女は理不尽な要求をしまくり、とにかく諸星にあたる。諸星も朝からべっこりである。



どこかのタクシー乗り場に集まった社員たちが、一服しながらぶちぶち言い合う。客は減ってるのに車は多い。会社にとっての客は乗客ではなくむしろ乗務員だ。木村という同僚は語る。

「最初からドライバーになりたくてなった奴はいねェよ!!」


「どいつにも過去があって…

流れ流れて流れついたのがタクシードライバーなんだ…」


諸星の昼飯は170円のスティックパンだ。…ああ、はいはい。これね。僕も高校生のときこれ食ってCD代貯めてたよ…。
まだ伏線というほどでもないが、諸星は出会い系サイトの利用者なようだ。上客が多く、一発で逆転が狙える銀座へとタクシーは向かう。ところが…。目に入ってきたのは普通車が見当たらないほどに道路を埋めつくしたタクシーの群れである。…うん、見たことあるこういうの。黒い車体が、上から見るとゴキ〇リみたいでちょっとぞっとするんですよね、いつも…。


これはある種のギャンブルだ。ずらずら一時間も並んで、マンシュウ=一万以上の客を乗せることができればいい。しかし諸星の車に当たったのは1メーターのホステスだった…。




…ん?



これは…、美來?じゃないよな…?


…まあ銀座の一流ホステスなら別にいいか。天職かも。



諸星は一発逆転狙いで、六本木、池袋、湯島、五反田と車を廻していくが、成果のないままゴールデンタイムは終わってしまう。こうなってはもうあの街に行く以外ない。オレタチのキャブキチョだっ!


すれちがうこわいおっさんから目をそらし、運転に集中していなかったせいで、諸星は前方のハマーに追突しそうになる。あわてて急ブレーキをかけるが、前のドライバーは丑嶋であったのだ…



つづく。



歌舞伎町での諸星のびびりかたはちょっと異様な気もするのだけど、車で行くのと歩きではぜんぜんちがうのかもしれないな。それに歌舞伎町にいる時間は九割以上酔ってるし…。


この絵だとなにか丑嶋と諸星の目が合ってるようでもあるが、車は前後に並んでいるからそれはありえない。また諸星が借金をしている相手が丑嶋なのかどうかもまだよくわからない。しかしいちおうぶつかってるわけではないので、ここでもめることはなさそうだが…。


諸星のキャラはまだぜんぜんつかめないなー。まじめっぽくもあるが、借金と出会い系サイトが示すように裏もありそう…。とりあえず最初の数ページはふざけすぎだ!案外ほんとに、今回のはなしは「漫画家くん」のアレゴリーかもしれないな…なんて考えながら読んでみるとおもしろい。「諸星信也」は、真鍋昌平の本名のアナグラムだったりしないかな…


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