2008/06/22 | すっぴんマスター

すっぴんマスター

(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

お年玉の空袋が捨てられない、真性びんぼー症ツッキーニです。



ここ何日か瑣末な出来事の連続でムダに気ぜわしい日が続いていて、時間を持て余したフリーターみたいにもたもた動き回っていた。それとともに…、あるいはそれが結果なのか、なにか周囲との位置関係、生活の色合いが徐々に変化しはじめているのをどことなく感じる。べつに僕じしんは相変わらず本読んで小説書いてごちゃごちゃ考えてブログ書いて音楽聴いてという毎日なのだけど、古い時計が年に数秒というペースでわずかずつ遅れていくみたいに、あるいはじっと眠っているように見えるのろまの亀が、少し目をはなしてから確認するとかなり歩き進んでいるみたいに、なにか微細な誤差の堆積が、目に見える大きさで迫ってきているような感じを覚えるのですYO。そういうことに敏感な年齢になったか、あるいはやっとそういう精神年齢に達したってだけかもしれないが…



PC画面の左側サイドバーにある当ブログの人気記事ランキングですが、ちょっと前に書いた「ME AND MY GIRL」がすごいがんばってる。ウシジマやバキについであっという間に3位だ。緊張感がたかまってうれしいやら複雑やら…。宝塚に限らず文学やヒップホップもそうだけど、好むと好まざるとにかかわらない閉じた文化の必然で、わざわざパソコンひらいてネットで検索してここにたどりつくようなひとは、そのじてんでそうとうに深い受け手だとおもう。あるいは、そうあろうと努力してるひとだろうと想像します。そうなると当然記事の読み手としてのレベルもある程度以上と考えたほうがいい。こういう言い方は外側の立場にあり、かつリベラルな種類のひとからは嫌われがちだが、たとえば小島信夫を好きだとかMIKRISを好きだとかいうひとを、僕はたぶんその領域おける人格として全面的に信用してしまう(すでにこのなかにどっぷりつかっているひとにはよくわからないかもしれないが、そうでないひとたちが小島信夫やミクリスを知っているとはとてもおもえ
ない)。というのは、このように(結果として)排他的な分野においては、そこにたどりついているというじてんで、すでにある程度の経験値を得ているはずだからです。

だから僕は、記事を読んだかたすべてを納得させることはできないとしても、反論可能な程度にはまともなものを書きたい。そもそもこの緊張感こそ、僕がブログに求める最大のもの。読めばわかるとおもうけど、週刊連載の感想なんかはときどき手を抜いてしまうことがあって、それはやっぱよくない。だったら更新しないほうがマシですよね。読んでくださるかたたちにとっても。