ふー
なんとかテシェイラ勝ちましたね。
しかし、かたかったなぁ…。上半身がちがちで、あまりにガードをかためすぎているためかおもうように腕もふれず、蹴りにもぜんぜん体重がのってなかった。
技術的にどうこうっていう選手じゃないんでね…、もう、倒されてもいいぐらいな感じで(もちろんカウンターを念頭におきながら)、がんがん狙っていったほうがいいんじゃないかとかおもうのは無責任すぎるかな。「極真チャンピオン」っていう肩書のせいか、必要以上に負けを恐れている気がする。いや、いいんだけど…。なんていうかな、負けないようにっていうか、もっと無責任に勝ちにいっていいんじゃないかなー。後期のフィリョもそうだったけど。デビュー当時のフィリョが強かったのは、まだチャンピオンではなかったからだとおもうんですよね。仮に負けても、まだうえがいるっている弁解ができた。もちろんそんな意識でやってたら勝てるものも勝てないわけだけど、無意識にそれはあったとおもうんですよね。そしてその結果として、フィリョはKOの山を築くことができた。あのころのフィリョの強さと、非常に透明な、無垢といってもいいような表情の同居は、だから当然だったとおもうんです。
そもそも空手とK-1は、たんに手足をつかう打撃格闘技というだけで、そのちがいは同じボードゲームでも麻雀とチェスのようなもの、ルールがひとつ加われば、つまりここでは手技による顔面攻撃ということですが、それだけで間合いは大きく変わるし、つかえる技も異なってくる。だからこの企画じたいがいかにも素人が考えそうなものなのだけど、日本ではすでに根付いてますし、ファイターも辛口ファンももはや無視できる事態ではない。その意味で、つねにこういう別ルールに挑戦し続けるファイターの姿というのはそれだけで評価したいです。同じ芸術だからって、芥川賞作家がピアノのコンクールに挑戦したりなんてことはふつうはないわけでしょ?彼らがやってるのはそれだけ大変なことなんです。