143.武士の家計簿 磯田道史
\目指せ/2020/3/31までに150冊!〈印象的な内容〉・すでに幕末から明治・大正の時点で、金融破綻、地価下落、リストラ、教育問題、利権と収賄、報道被害……など、現在の我々が直面しているような問題をすべて経験していた・「二度と借金を背負わないように計画的に家計を管理しよう」と考え、完璧な家計簿をつけはじめた・歴史とは過去と現在のキャッチボールである(中略)歴史はきまった史実を覚える「暗記物」ではないのだ〈感想〉・私は、歴史の勉強が大嫌いだった似た名前の人物に戦に年号にと、覚えることが多い上に、「そんな昔のことを覚えて何になるんだ」と思っていたそんな私でも、テレビではしゃぎながら歴史と触れあっている磯田先生の話は、おもしろいなと思った何より、磯田先生が本当に楽しそうなのが良いそこで今回、磯田先生の本にチャレンジしてみた結果、おもしろかったやはりよくわからないところや、個人的には読みにくいと感じる部分もあったが、それでも読みきれた歴史に関する本(それもイラストがない本)を1冊読破できたのは、初めてかもしれない家計簿や日記などから、激動の時代を生きた一家の物語が導き出されており、少し小説を読んでいる感じもした〈自分だったら〉・私は「公務員になること、女性は結婚・出産することが幸せなんだ」という考えが嫌いだし、なんでそれを押しつけるのかよくわからなかったでもこの本を読んで、昔は海軍の給料が桁違いに高かったことや、子供を産むと女性の地位が上がり、お小遣いも格段に上がったこと等を知って、納得したその流れなんだなと思ったまぁ今の時代、これからの時代には合わないと思うが確かに歴史はただの暗記物じゃないし、知ることで今を生きやすくなることにも繋がるんだなと思った〈これからの行動〉・今までは歴史関係の本棚で立ち止まることもなかったが、まずは手にとってパラパラ読み、読めそうなものは買って読む以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます!