お天道様が見ているよ〜
悪いことをしても必ず誰かが見ているから自分に恥じない生き方をしましょうという意味なのだろう。
現代社会なら街中に監視カメラがあって皮肉にもお天道様が見ているわけだ。
資本主義社会ではどうしても人より豊かになりたいと考え、株式や不動産に投資したり沢山の収入を得ようと努力するものだ。
もちろんそれが悪い事ではないのだが、人間の根本に秩序や礼儀がなければ例え億り人になってもそれは三流の人間だと言わざるを得ない。
ご飯を食べる時手を合わせて頂きますと言ってますか?
ありがとうと言えますか?
挨拶は出来ますか?
最近、街中でぶつかって来ても誤りもしない人も増えて来たように感じる。
皆、自分よがりな人生を送り生かされていることを忘れてしまっているのかもしれない。
儲かった人の裏には損をしている人が必ず存在する。経済成長が停滞している世の中では尚更である。
最近、大阪から上京して来た大学生の親子と話す機会があったのだが、「人に迷惑だけは掛けては行けないよ!」と息子に話していた姿を見て、忘れかけていた日本人の心を垣間見ることが出来た気がした。
そんな風に言える親がどのくらい居るのか…
人は自分のために生きるからこそ人の為に生きる事を忘れては行けない。
こうして社会は秩序を保ちながら皆んなが幸せになる事が出来る。
これが出来るのは日本人だからこそであり、お金至上主義や顕示欲至上主義になっては行けない。
私たちは謙虚に日々の生活に感謝して無欲の善行を行う事を忘れては行けない。
こう言った徳を積む生活を送ると必ず人相にもそれが現れるものだ。
顔を見れば直ぐに本物なのか?偽物なのか?
皆さんも分かるのではないだろうか?
今上陛下の穏やかなお姿を見て素直に素晴らしいと感じるのは心に乱れがなく、世界中の人々の安寧を心から願っているからこそだと思う。
キリスト教やイスラム教、神道や仏教…
そう言ったものではなく本来大切なものは古来から日本人が生活の中で体現して来た行いそのもであり
私たちは何か特別な事をしなければいけないわけではなく、日々世の中に感謝する事が大切だという事を今一度気づいて欲しいと願うばかりなのである。