燕三条駅を中心としたまちづくり

 

県央地域を活かすといってもどうするのか。その手法として下の三つを考えています。

 

(1) コンパクトシティ

コンパクトシティとは、街の中心部に生活に必要な諸機能を集中させることで、各種サービスがより高いコストパフォーマンスで実行可能となる手法です。

 

(2) 集積効果

集積効果とは、産業を集中させることで、ランニングコストの削減と情報交流の促進が可能となり、生産力向上が可能となる行政運営手法です。

 

(3) 広域連携

広域連携とは、市町村の枠を越え、近隣の自治体が共同して事業を行うもので、事務の合理化、効率化が可能となります。提供範囲が広がっても質の低下を抑えられる行政サービスに当てはめることができます。

 

 

ちょっと難しい話になってすみません。

要するにあるポイントに都市機能・施設・行政をまとめると、街が発展しやすくなるりますよ。

という事です。

 

そのポイントというのが、前回からお話ししている、「県央地区」なのです。

この地区は燕三条全域を見ても商業施設が多くあり、燕からも三条からもアクセスする人が多い地区となっています。

だからこそこの地区を、2040年の今からでも県央地区、中でも燕三条の玄関でもある燕三条駅を中心としたまちづくり「県央商業地区」プランを開始する予定です。

 

 駅周辺に商業施設、そして各企業事務所を設け、その周りを居住区や福祉施設があり、さらにその周りには工場などの製造ラインがあることによって、機能的、かつ暮らしやすいまちになると考えています。

 

例えば、都市の玄関口にふさわしい燕三条駅周辺を、市民や観光客が買い物や遊べる商業施設を開発・誘致し、玄関口にふさわしい光景にしていく事が出来ます。そして、これまでの燕三条地域にはなかった、大型ショッピングモールや若者が好む店舗が新設されていきます。

20代の若者にとっても買い物や遊びに行く際に、わざわざ市外へ出かける必要がなくなり、暮らしやすい街になります。

 

また、もともと工業都市である、この地域には様々な商談を求めたビジネスマンも来ます。そのビジネスマンが商談できるショールームや商談施設を開発し地元企業の各事象事務所を誘致します。そして、「県央商業地区」にすることで様々な企業が参入しやすくなります。ビジネスチャンスを狙って新たに参入する企業も増えてきます。

 

そして、市民が駅周辺や事務所や工場地域にアクセスしやすいように、事務所や工業地帯の間を居住区域にします。居住区域を中心地の外側に設置してあるので、市民生活は快適になり、すぐに市街地に買い物へ行けることになることで、居住区域に新たに住みたいと思う県外市街の方も増えていきます。

 

このように、暮らしやすく、個性を活かした仕事ができ、子育て環境も整った、県央商業地区を中心としたワクワクするような新しい燕三条が誕生するのです。

 

 

このプランを実行に移すに当たり、産業面や暮らしについても焦点を当てて考えていかなければなりません。

その調査を現在皆様に依頼しているところでございますので、またあらためて説明をさせていただければと思います。

 

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