前回は公共交通機関を例にして、私たちの時代、皆様にとっての未来がどうなったのかをお話させていただきました。
ただ今も昔も行政はこのような未来を予測し、対策を実行していることをご存知ですか?
例えば三条では下の図の様な問題を背景に、高齢化社会に対応した「デマンド交通」を開始しました。燕も同様の循環バスがあります。
図15 三条市の公共交通の課題(「公共交通による持続可能なまちづくり」より)
三条、燕どちらも「高齢化社会」は必ず来ると確信しているのですね。
このように車を運転できない子供や高齢者が「住みやすい」街をつくる事はとても重要です。
ここで私はもう一つ大事だと考えているのが、働き盛りの人たち、これからの未来を創る若者にとっても「住みたくなる」街である事です。
こちらについてはこれまで商業施設や産業について「燕三条駅を中心としたまちづくり」としてお話してきました。それに追加して
· 自然豊かな住宅地
· 小学校から大学までの教育環境
この2点が追加されれば、暮らしやすさと子どもの未来を考え、若い夫婦などの転入者が多くなると考えています。
この根拠については20代の若者を中心として人口増加している
愛知県長久手市(HP:https://www.city.nagakute.lg.jp/index.html)を元にしています。
「自然豊かな住宅地」については、下田地域のように自然あふれる土地が残っています。自然と産業の共存が可能なのです。
「教育環境」について、県央地域に大学や専門学校など(※1)の高校卒業後の進路先を用意することで、子供から、青年から、老後まで安心して暮らせる地域になるのです。
※1 2018年現在、県央地域に建設予定です。
その為には、独自の都市計画でお記載した、広域連携(下図)をすることで、町村の枠を越え共同で事業を行うことができ、事務の合理化、効率化が可能となります。
それにより行政サービスの向上になり、子供からお年寄りまで、より地場の状況に合わせたサービスを提供し、人々が生涯暮らしたくなる街になっていきます。
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●燕三条 Dream Project 特設サイト
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