こんにちは。小学校受験TSUBASA通信教育の高橋です。
YOUTUBE→問題の解説・ネットラジオ等こちら!
●habatake@tsubasa-kyoiku.com のアドレスから、tsubasawebonline@gmail.com に変更いたします。
つきましては、以前のアドレスは使用できなくなりますのでご注意ください。
●事務所の住所が変更になります。〒602-0853 京都府京都市上京区宮垣町91-102 TSUBASA通信教育 です。
●絵画ブログをこちらに統一していきます。 絵画ブログ http://ameblo.jp/tsubasa-kyoiku/
●絵画講座は、定員に達した為、チケット販売を終了しました。次回は未定です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日のネットラジオはこちら
セミの幼虫が足元にやってきたので、家の観葉植物にとまらせて観察した話を、1つ前の記事でお話しました。
いろいろな事を学びました。クマゼミの幼虫でしたが、何度観葉植物に止まらせても、どこまでも上に登るんです。
私は、勝手に「ここがちょうどいいよ」とか言って、途中に止まらせたりしたのですが、どこまでも奮闘するクマゼミくんに負けて、観察していました。
とまらせた木はガジュマルの木で、すべらないかな・・・と不安になりながら観察していましたが、ガジュマルの木の先端、葉からもういけないよ、というところでストップしました。そして、ここで羽化を開始しました。
後で調べてみると、クマゼミは木の一番高いところでないと羽化しないのですね。王者です。
子どももころ、沢山のかごにはいっていたのは、そういえばアブラゼミでした。高くて届かなかった記憶があります。
でも、近年みかけるのは、クマゼミばっかり。
どうやら、ヒートアイランド現象と、都会の硬い土が原因だそうです。クマゼミは硬い土でももぐっていく事ができるそうで。いろいろな事を学びました。
しかし、成虫になったばかりのクマゼミは美しいですね。黄金色と、透明になんともいえない黄緑色の翅。
黄金色ですよね。美しい。
さて、感動的な羽化をみたわけですが、中には昆虫をとても嫌がる子がいます。
でも、大好きで膨大な知識をもった子もいます。
個人的には、さわれなくとも、興味はもってほしいと思っています。
もちろん、強制ではないですが、昆虫への興味はどのように付けていくのでしょうか。そんな事を考えました。
昆虫を捕まえたり、お花を集めたりする事は本能の話だ。という記事も読みました。
東京大学の汐見稔幸(しおみ・としゆき)先生の記事では、
子供は、原っぱなど広い場所を見ると走りたくなる。坂道やゴツゴツした岩を見ると登りたくなる。石や花を見ると集めたくなるし、虫を見ると捕まえたくなる。自然という豊かで複雑な環境が子供の本能を刺激する。
「だからこそ、子供を連れて自然の中に出かけてほしい。身近に自然環境がない今の時代、意識して子供に自然体験をさせるのは大人の役割です」。
だと。そうですよね。子どもは、昆虫に対して「ただ捕まえたい」という欲求があります。その後、標本にして勉強させようとか、そういう事じゃない。それをするのはだいたい親。捕まえて、死なせちゃう事もあるかもしれない。でも、それをかわいそうという親はいかがなものか、とお話するのは、中嶋 正人(ファーブル会昆虫塾代表)氏。
死なせちゃう事はあって、それを深く悲しまない事はあっても、子どもの心に必ず残るものがある。そこから、虫のを思わずに森林を伐採するような大人にならなければいい、自分たちはゴキブリを平気で殺して、子どもには可哀そうというのは矛盾しているという話がありました。
子どもの心に必ず残るもの。
これを聞いて、以前ネットラジオでお話しした、福岡伸一さんの話を思い出しました。
生物と無生物のあいだ、という本からの話です。
生物学者である福岡伸一さんは、小さい頃トカゲの卵をみつけます。それが何日たっても羽化しないので、我慢できずに、小さな穴をあけて中をみる事を決意するんですね。
もし、生きていたらまたそっと閉めたらいい、という考えで。
そして、穴をあけてみたら、卵黄をお腹に抱いた小さなトカゲの赤ちゃんが、不釣り合いに大きな頭を丸めるように静かに眠っています。
見てはいけないようなものをみた気がして、いそいで接着剤でとめます。
殻を接着剤でとめる事はできても、息づいていたものを元通りにはできなかった。いったん、外気にふれたトカゲの赤ちゃんは、徐々にくさりはじめ、形がとけていった。
これが、福岡さんにとっての、センスオブワンダーだといいます。
生命という名の動的平衡、それを乱すような操作的な介入を行えば、動的平衡は取り返しのつかないダメージを受ける。表向き、大きく変化しないように見えても、生命と環境は1回限りの折り紙のようなもの。どんどんと崩れていく。
私たちは、自然の流れの前にひざまずく以外に、そして生命のありようをただ記述すること以外になすすべはないのである、それを少年の時に悟ったと。
確かに、1つの命を思えば非常に重い事ですが、福岡さんの心の中にはずっと生きてきた。
生き物と子どもが対峙するからには、死なせてしまう事もあるかもしれないですが、その学びははかりしれないものがあるという事ですね。
さて、私自身ですが、小さい頃は自然の中で、沢山の生き物をおいかけた経験が実はありません。セミだけ。
ペットとしての飼育は、父が好きであったので、アロワナだったり熱帯魚だったりしていましたが、昆虫は全く。
では、いつ興味をもったのか、というと、なんと子どもたちに指導してからです・・・
だから、昆虫は確かに苦手な人でした。
おそらく、カブトムシも触るのは微妙だったように思います。
でも、昆虫って触ってみたら、目が綺麗で、純真な感じといいますか、赤ちゃんと同じような扱いをしてしまうのです。
昆虫好きの子の興味の入り方とは、別だ、と感じます。
昆虫好きの子は、だいたいご家族が好きで、(ちょっとではなくて、すごく)採取にいったりしている。そして、たいがいの子が、「かっこいい」といいます。
昆虫が苦手な子に、じゃあ図鑑をおいてみたらどうだろう、という提案がありますが、私はきっとそれでも興味をもたないでしょう。もしかしたら持つ子もいるかもしれませんが。
私が思う昆虫好きにするきっかけは、擬人化です。絵本です。
おうちの方が苦手だと思う場合、生き物の死にざまを読んでみてください。生き物にも心があって思うところがある(本当のところはわかりませんが)と感じる事ができます。めちゃくちゃ面白いです。
すごく愛着がわくといいますか、虫に対して、母性的な心になるんですよね。
私は、昆虫をかっこいい!!と思った事はなく、母性的なものからの好きだろうな、と思う事があります。
だから、絵本の世界の中で、昆虫が動物村のようにしゃべったり、意見をいったり生活したりする様子をみせてあげると、自然に少し近づくかもしれません。
モンテッソーリは、学びを、「世界への鍵」を与える事だと。
そして、その鍵を与えるだけで、実際に扉を開けるのは子どもたち自身だと。
私もそうだと思います。
学びとは、この世界をより美しく、より感動的にみる視点を養う事ではないか、と。そして、そのきっかけを
つくってあげるのは、親だと。
だからこそ、嫌いではもったいないな、と思います。親も。とっても多様で、とっても自分とは違うもの。
そんなものを愛せる人であったら、世界はもっと美しくうつるかと思います。と、小さい頃の自分に言ってやりたいです。
2023年度
青山学院横浜英和小学校2名、浦和ルーテル学院小学校4名、江戸川学園取手小学校1名、お茶の水大学附属小学校1名、大阪教育大学附属天王寺小学校9名、開智小学校1名、開智望小学校2名、学習院初等科5名、学芸大学附属世田谷小学校1名、カリタス小学校3名、カリタス小学校補欠1名、関西国際学園初等部1名、関東学院小学校1名、暁星小学校4名、慶応義塾幼稚舎4名、慶応横浜初等部6名、田園調布雙葉小学校3名、光塩女子学院初等科2名、国府台女子学院1名、さとえ学園小学校10名、椙山女学園大学附属小学校1名、淑徳小学校1名、白百合学園小学校6名、湘南白百合学園小学校2名、精華小学校4名、聖心女子学院初等科4名、成城学園小学校1名、西武学園文理小学校11名、成蹊小学校5名、聖ドミニコ学園小学校1名、洗足学園小学校8名、洗足学園小学校補欠2名、捜真小学校1名、田中学園立命館慶祥小学校1名、玉川学園EP2名、桐蔭学園小学校7名、筑波大学附属小学校2名、東京女学館3名、東京都立立川国際中等教育学校附属小学校2名、東京都市大附属小学校3名、東京農業大学附属稲花小学校7名、東京農業大学附属稲花小学校補欠2名、桐光学園小学校1名、東洋英和女学院小学部1名、同志社小学校1名、南山大学付属小学校2名、日新館小学校1名、日本女子大学附属豊明小学校1名、明星小学校1名、名進研小学校1名、森村学園初等部5名、雲雀ケ丘学園小学校1名、日出学園小学校1名、雙葉小学校3名、星野学園小学校4名、立教小学校1名、立教女学院小学校4名、立教女学院小学校補欠1名、立命館小学校1名、横浜雙葉小学校3名、横浜雙葉補欠1名、早稲田実業初等部6名、横浜国立大学附属横浜小学校1名・・・集計中
2022年度
青山学院初等部1名、江戸川学園取手小学校1名、浦和ルーテル学院3名、大阪教育大学附属池田小学校2名、大阪教育大学附属天王寺小学校4名、お茶の水女子大学附属小学校1名、開智望小学校3名、学習院初等科4名、川村小学校2名、カリタス小学校5名、カリタス補欠1名、関東学院小学校1名、国立学園小学校2名、慶応幼稚舎4名、慶応横浜一次1名、慶応横浜初等部7名、暁星小学校5名、神戸海星女子学院小学校2名、国府台女子学院4名、さとえ小学校8名、白百合学園2名、昭和学院小学校1名、西武文理小学校9名、聖学院小学校1名、城星学園小学校1名、聖ヨゼフ学園小学校4名、精華小学校5名、聖心女子学院初等科6名、成蹊小学校6名、星美学園1名、洗足学園小学校6名、洗足補欠2名、捜真小学校1名、立川国際中等教育学校付属小学校2名、筑波大学附属小学校2次1名、筑波大学附属小学校2名、桐蔭学園小学校2名、桐光学園小学校3名、田園調布雙葉小学校2名、帝京大学小学校1名、東京学芸大学附属大泉小学校2名、東京学芸大学附属小金井小学校2名、東京学芸大学附属竹早小学校2名、東京女学館3名、桐朋小学校1名、桐朋学園小学校1名、東洋英和女学院3名、東京都市大付属小学校3名、東京都市大附属小学校補欠1名、東京創価小学校2名、東京農業稲花小学校7名、東京農業稲花小学校補欠2名、徳島文理小学校1名、南山小学校1名、東風小学校1名、日出学園小学校1名、福岡雙葉小学校1名、雙葉小学校1名、星野学園1名、名進研小学校1名、明星学園小学校1名、箕面自由学園小学校1名、福岡教育大学附属小学校1名、森村学園初等部7名、洛南小学校1名、立命館小学校1名、立命館慶祥小学校2名、立教小学校1名、立教女学院7名、日本女子大学附属豊明小学校4名、横浜雙葉小学校6名、早稲田実業初等部8名、早稲田実業初等部一次2名,横浜国大教育学部附属横浜小学校2名。
TSUBASAの問題集はネットショップにてお買い求めいただけます。
継続・絵画講座のお申込みは、HPにて