Anima終演いたしました | TSUBASA倶楽部 (中村翼の日々)

Anima無事に終演いたしました!!
ご来場頂きましたみなさま、
スタッフキャストのみなさま
本当にありがとうございました!!



初イマーシブシアター出演。
イマーシブシアター、新しいことだらけで面白すぎました!

少ないボキャブラリーでどこまでお伝えできるか分かりませんが、

色々書いてみたいと思います😄

イマーシブシアターって何なの?って方は以前のブログに書いたので見てもらえたらうれしいです。

 

 


今回の公演は、なんとBnA_wallという日本橋のアートホテルを全館使っての上演でした。

 


アートホテルなので、一室一室がアーティストさんとデザイナーさんが手掛けたホテルになっています。


なので、ホテルのお部屋がすでに凄い雰囲気一杯なのですが、
そこにありとあらゆる小道具などを置いていき、完全にAnimaの世界観のホテルへと変貌していました。
そして地下一階に毎月変わる大きな壁画があるのですが、
12月はAnimaのためだけにアーティストさんが巨大な絵を描いてくださいました!!
ものすごく大きな壁一面にAnimaをモチーフにした絵が描かれていて圧巻でした😆



そしてキャストのみなさんが本当にすごすぎでした!!
ダンサーの皆さんが音がかかるだけで即興でなんでも踊れてしまうのが本当にアーティスティックですごいです。
僕が普段出るミュージカルは振付師の方がいて、振り付け通りに踊っているので
即興で踊りがあふれ出てくるみなさん本当に尊敬です!!!



僕ら役者メンバーも
普段のミュージカルの現場とは全く異なる作り方でした。

役者3人と演出の香さん


始めにこんな感じにしたいというディレクションを受けた後は
どこでどう動くなどはほぼ自分で考えていきます。
ある意味自分で自分を演出する的な…?感じです。
100シーンくらいあるので演出のお二人が細かいところまではさすがに見れません。
なので、自分の中でシーンとシーンの間の感情が繋がらないから、
間に廊下で1シーン作って欲しいということだったり
(海神が連れ去ったり、驚くシーンリネンとの会話セリフ)
セリフを増やしたり変えて欲しい
などなどめちゃめちゃ意見をぶつけあって今回の作品が出来上がりました。

1番最後の終わらせかたも、演出とキャスト全員であーでもないこーでもないといいながら
色々試行錯誤を繰り返して今回の形に落ち着きました。
普段の現場だと演出や振付が決めた動きを僕らが形にしていくという作り方なので
僕らもほぼ0の状態から作っていくのが新鮮ですごい楽しかったです!!


もうひとつイマーシブすげー!!と思ったことがあって
それはお客様に僕らもものすごく影響されるということ。
ミュージカルでも客席に降りて芝居をしたりお客様と絡んでみたりと
お客さんと一緒に作品を作り上げるということを大事にしている方が多いですが、
イマーシブはミュージカルではできないような、お客様と一緒に作品を作りあげる感があり最高でした😆
やっぱり客席と舞台上という作りではなく
同じ空間にお客様も作品の登場人物として存在しているというところが大きいです。
お客様の立ち位置で芝居の動きも変わりますし
表情もその場の雰囲気をみながら芝居を変えていったりします。
説明セリフも多いので、理解がおいついてない感じがしたらゆっくり喋ったりとか、常に意識しながら芝居をしていました。
なので毎回新鮮な気持ちでやろうなどと考える間もなく、毎回新鮮な舞台となり新しい発見の連続でした。
これはイマーシブならでのは感覚なのだろうなと思います。とても楽しい時間でした。

1日4回公演で、常に色々アンテナを張っていないといけないので、

終演後には夢の底に落ちているような感覚がありました(笑)
無事に終われてよかったです!!

 

 

開演前パフォーマンスの現実チームの皆さん

 

最初のシーン3階スタートの浦島と乙姫と

 

虚無と記者と薬草師

 

ありがとうございました!!!