「・・・おじゃましまぁす。」





「どうぞ。」





森都の両親は、森都や葉月たちが高校1年の時に交通事故で亡くなった。

家族には、7歳年下、小5の二卵性双生児の弟と妹がいるはずだが・・・。





「安心してください、2人は友達と遊んだ足で習字に行くそうなので、


時過ぎまで帰ってきませんから。」





「安心って・・・」





現在時刻5時をまわったところ。


・・・安心なんて全然できない。





そのまま森都の部屋に入る。

小学校に入ってからの付き合いである光矢や魅雪、海保と違い、


葉月と森都は生まれて物心つく頃からの幼なじみ。

当然、お互いの家に行ったことも数え切れないくらいある。





(・・・でも、こんな緊張するのは初めてかも・・・ 苦笑)





と葉月は、森都の部屋に入って改めて思う。





「クス・・・葉月、そんな突っ立ってないで座っていいんですよ?」





「え・・・あ、ごめん・・・」





森都に促され、ベッドに腰掛ける。森都は勉強机の椅子に座る。





「・・・・・・さて、話ですが・・・」





おもむろに森都が切り出す。


すると、葉月がその後を引き継いで言う。





「・・・海保のことでしょ?





すると、森都が頷き、きっぱり言う。





「ええ。甘やかしすぎです。」





「そう・・・かな・・・。」





「あんな明らかに狙っている甘え攻撃に負けるなんて・・・ 


昔から貴方は海保に甘かったですけど。」





「・・・返す言葉もないです・・・(-_-;)」





「しかも共謀して僕に隠し事ですか?」





「・・・・・・あー・・・うん・・・ごめん・・・」 





森都の矢継ぎ早の追求に、言い訳できない葉月は言葉に詰まって謝罪を漏らす。





幼い頃から、一番長い付き合いの森都にだけは、


自分がいつも教師相手に使う言い逃れもはぐらかしも通用しない。

だからこそ、葉月は森都に叱られるのが苦手だった。

普段リーダー的立場の葉月を森都が叱る、という状況は、回数こそ少ないが・・




「ふぅ・・・・・・海保だけああやって叱るのでは、不公平ですかね?」





息をついて森都がそう聞いてくる。





「え・・・」





「不公平ですよね?」





明らかに『そうですね』と言わせようとしている。


しかし、「海保だけ『ああやって』」というのは・・・





「・・・本気?(汗)」





そう尋ねると、森都が眼鏡を外して見つめてくる。


その眼光はとても鋭くて・・





「冗談言ってる目に見える?」





「・・・・・・見えません・・・」





こうなれば完全に立場逆転だ。(最初から何となく逆転はしていたが・・・)


いつもの敬語口調も崩れ始めている。


普段滅多に起きない立場逆転。


森都が葉月の上に立つ瞬間。

・・・こう考えると、葉月たちグループで、


普段のリーダーが葉月であれば、裏の実権を握っているのは森都かもしれない。




森都のその様子に、葉月は言葉をなくす。





「大丈夫、海保みたいな子供扱いはしない。ここに、手、ついて。」





そう言って、森都は勉強机・・・ではなくて椅子を指し示す。


キャスターはついていないタイプだから危なくはないが・・・





「何で椅子?(^_^;)」





「だって机じゃ高さが高すぎるから。


海保の時はお仕置きの頻度が多すぎて、面倒で机にしてるけど。」





「・・・そう・・・ですか・・・」





葉月は諦めて、椅子の座面に手をつく。


確かに、机より明らかに高さが低くて、お尻はより突き出される。

つまり・・・恥ずかしさもよりアップ。





「ちょっと・・・待ってね・・・あ、動かないで?」





森都はそう言うと、いったん部屋を出て行った。


そういえば、森都が座っていたときと椅子の位置を動かして、


なぜか椅子が出入り口のドアを向いているので、





(この体勢・・・はっず・・・)





今の体勢は、お尻を出入り口側に向けていることになる。


誰が入ってくるというわけでもないが、何となく恥ずかしい。

しかも、誰もいないのに馬鹿正直にこの体勢で待っているかと思うと・・・





(なーにやってんだろ、俺・・・)





ガチャッ





「お待たせ。」





森都が戻ってくる。声と気配でしか分からないが。





「さて、始めようか。」





そう言って、一発目が振り下ろされた。





ビシィィィンッ





「った!・・・ちょ、森都・・・?」





予想外の音と痛み。服の上からなのに。


葉月が驚いて振り返ると、森都の手にあったのは・・・





「・・・何で靴べら?(汗)」





「だって、葉月じゃあ下着まで脱がせるわけに行かないじゃない。


でも、葉月は痛みに強いし、海保は痛みに弱いし。

海保だけ痛く感じるの不公平だからね。」





そう言って森都が見せた、


革でカバーリングされている高級感と共に重量感たっぷりな靴べら。

思わず顔が引きつる。





「だからってねぇ・・・」





「はい、体勢戻して。次崩したら厳しいのいくけど?(ニッコリ)」





「・・・」





葉月は無言で元の体勢に戻る。


ここで見苦しく抵抗するのは、


いつもの立場で考えると、

そんなことで必死になっている自分の図も恥ずかしい。





ビシィィィンッ ビシィィィンッ ビシィィィンッ ビシィィィンッ





「っ・・・くっ・・・うっ・・・っ・・・」





こうなったら、残されたことは許されるまで耐えるしかないようだ。

そう悟った葉月は、おとなしく痛みを受け入れた。


そしてひたすら耐える。が・・・





「ふむ・・・」





10数発ほど打ち込んだ後、


森都は困ったような、何か思案するような顔をして・・・





「葉月・・・何でそんなに打たれ強いわけ?(^_^;)」





「・・・はぁ?」





あまりにも拍子抜けしてしまうような問いに、葉月がポカンとする。





「いくら服の上といったって、靴べらで叩いてるのに・・・


何、その無反応。」





必死で耐えてるんだよ!という心の叫びはしまっておく。





「長年の打たれ慣れ、ってやつ・・・? 


怖いね、慣れっていうのは・・・

そりゃあ地田先生の竹刀も耐え抜けるはずか・・・。」





葉月は、全て下ろされたお尻に打ち込まれる地田の竹刀でも、


5発は無言で耐えられる。

そのあまりの痛みへの強さに、森都を含めた他の仲間も絶句したほどだ。

葉月は決して泣かない、と中学時代から通してきたが、


最近は悲鳴もなかなかあげなくなっていた。

だからよけいに地田あたりの神経を逆なでしてしまうのだが。





「でも、海保はあれだけ泣き叫んで、葉月は無言、じゃあ・・・」





(俺に海保みたいに泣き叫べって? 冗談言わないでよ・・・) 





反抗はやはり心の中にとどめておく。





「仕方ない、葉月。下着はいいから、ズボン、下ろして。」





「はぁっ!?」





突然の宣告に、葉月が振り返る。





「あ、体勢崩した。じゃあ、下着だけになってから厳しいの追加(ニコッ)。」





ニコッと(黒い)微笑みをたずさえ、さらっと言ってくれる森都に、


葉月がさすがに苦言を呈そうとする。





「森都・・・あのさ・・・」





「何? ほら、早く下ろして、どうせ今更でしょう。


5人で何回も一緒にお仕置き受けてるんだから。」





そう、確かに、中学時代から、


こんなクールでSキャラの森都も含め、

5人で何回も地田やら金橋やらからお仕置きは受けている。

だから、お互いの目の前でズボンを下ろす、という行為だって、


別にこれが初めてというわけではない。


だが、・・・・だからといって、はい、そうですかとあっさり行使できる行為でもない。

だいたい、そういう状況ではみんな一緒に下ろすわけで、


今回のように自分だけ下ろす、なんてこともない。





「俺だって、痛み感じてないわけじゃないんだよ?」





靴べらの痛みは伊達ではない。


葉月だって、全く痛くないわけではないのだ。

森都に、葉月が無反応だから、あまり痛みを感じてないのだろうと思われるのは不本意だ。

しかし、森都はそんな葉月の意見もあっさり受け流す。





「分かってるよ、でも無言で耐え抜ける程度の痛みなんでしょ? 


れじゃダメ。まだまだ余裕じゃない。


ああ、だからといって痛がってる演技しても無駄だけどね。」





「演技なんてしないよ・・・そんな騙せる相手じゃなし・・・」





あまりにも無反応だと教師陣が納得しないので、


葉月はちょっと大げさに演技することもたまにある。

だが、お互いを知り尽くしている森都にそれをするのはあまりにも無謀だ。





「はい、とっとと下ろす!」





ビシィィィンッ





「ったぁっ!」





業を煮やしたのか、森都、不意打ちの一発。





「はぁ・・・分かったよ・・・」





森都は自分に痛い思いをさせたいだけなのではないか、とため息をつきつつも、

これ以上粘っても良いことはないと悟った葉月はおとなしく制服のズボンを下ろした。





「はい。それじゃあ・・・叩き方も変えてみようか、これなら効くかもしれないし・・・」





「??」





後ろでブツブツつぶやく森都。そして・・・





ビッシィィンッ





「うくっ・・・(ヤバ・・・やっぱ痛い・・・)」





服の偉大さを思い知らされる一発がお尻の右側中央に炸裂。


そして、2発目が・・・





ビシィィィンッ





「ったぁっ・・・」





先ほどと寸分違わぬ同じ場所、右側中央ではじけた。


まだ痛みの残るそこを連続で叩かれるのは、かなりこたえる。

そして3発目・・・





ビシィィィンッ





「うぁっ!・・・ちょ、ちょっ・・・森都!」





また全く同じ、右側中央。


そう、森都は同じ場所のみを叩き続ける・・・


海保の仕上げの時に使った叩き方に変えたのだ。

痛みが解消されないうちに、次の痛みが全く同じ場所に降ってくる。

しかも、靴べらを使われているため痛みが襲う場所は、狭く本当にピンポイント。


葉月は3発目でそれに気づき、たまらず声を上げた。

これでは、回を重ねるごとに体感する痛みは増す一方。


そうなれば、いくら自分でもたまったものではない。





「・・・どうかした?」





「それっ・・・痛いんですけど・・・っ」





ここで格好つけたって仕方がない。葉月は森都に訴える。


しかし、それは逆効果だった。





「あ、効いてるみたいだね、良かったよ。」





「・・・(^_^;)」





またもやブラックスマイル。どうやら、まだまだ許してくれる気はなさそうだ。





「それじゃあ、そろそろ少し言わせてもらいますか。」





ビシィィィンッ





「いっ・・・くっ・・・」





「葉月。葉月は僕たちの中心にいる。それは自覚していると思うけど。」





ビシィィィンッ





「あっつ・・・・ま、まぁ・・・それなりに・・・」





痛みをこらえて何とか返事をする。


しなければまた森都の機嫌を損ねるだろうと、状況判断だ。





「葉月の影響力は強いんだよ。


特に、後からくっついてくるような海保みたいなタイプには。」





ビシィィィンッ





「いぃっ・・・はぁはぁ・・・う、うん・・・」





を詰めすぎて、痛みがはじけた後の息づかいが荒くなる。

お尻の右側は赤く腫れ、ジンジンとした痛みと熱で訴えてくるが、


まだ靴べらは止まる様子がない。





「葉月が甘くすれば海保はそれが当たり前だと思うようになるじゃない。


その程度でいいんだって。

『葉月が甘い』んじゃなくって『森都が厳しい』んだって。それじゃあ困る。」





ビシィィィンッ





「うぁっ・・・つぅ・・・それは・・・」





「海保を浪人生にするつもり?」





「そんなことない!」





少し声を大きくして強く返事する。

すると、増して強い一発がまた同じ場所に振り下ろされた。





ビッシィィィィンッ





「くっ・・・いったぁ・・・」





「でしょ? 


僕たちが海保に勉強をわざわざ教えに行っている目的をはき違えないで。

葉月ならこれだけ言えば分かると思うけど。」





森都にそう言われ、葉月は今までの状況を思い返し、そしてはっきりと悟った。





「・・・・・・・・っ・・・うん・・・そうだよね・・・」





海保に勉強を教える目的は、海保の学力を高めて大学合格させるため。

決して・・・海保を甘やかし、優しく接して嫌われないようにするためではなく。

今つらい思いをさせても、来年の3月、そしてそれ以降つらい思いをさせないため。





「ごめん・・・今度から・・・接し方考え直す・・・」





「・・・分かってもらえたようで何よりです。」





森都が、今度は、心からの微笑みを浮かべる。いつもの敬語に戻って。

・・・けれど、やはりドSで鬼畜なのは変わりないようで。





「仕上げに1発、『よろしくお願いします』の意味も込めて。いきますよ。」





「へっ!? ちょ、ちょっと待って、心の準備が・・・」





ビッシィィィィンッ





「~~~~!!!!」





あまりの痛みに葉月は声を上げるどころか絶句し、


食らった後、そのまま膝を床につき、椅子の座面に突っ伏した。

最後まで、ヒットポイントはしっかりお尻の右側。





「・・・・勘弁してよ・・・それ・・・」





そんな葉月の様子を見てクスッと笑いながら、森都がつぶやくように言う。





「・・・しっかりしてくださいね、葉月。頼りにしてるんですから。」





「・・・うん・・・」





そんな森都の声に、葉月も答えた。

















ちなみに、それから海保にとって勉強の時間に現れる鬼は、1人から2人に増え、

海保は今まで以上に泣く羽目になった・・・・が、

その甲斐もあってか見事合格し、


月は全員が笑顔で卒業できたのだった。






こんばんは、白瀬です

先日のチャット、そしてツイキャスに
ご参加、ご視聴くださった皆様、ありがとうございました
チャットは初めて二日構成でやりましたが、
遅い時間にも関わらず、たくさんの方にご参加いただきまして、
本当に嬉しかったです
相変わらず回しの下手な管理人で申し訳なかったですが…

そして、初の試みツイキャス
声や喋りにコンプレックスのある白瀬としてはかなりの挑戦だったのですが、
最大26人もの方に閲覧していただきました。
初回、こちらも深夜に関わらずありがとうございます
20人とか、このマイナージャンルのツイキャスでは
かなりの大人数だと、後から聞きました…
ありがとうございます、あんなグダグダを…(^_^;)

さてさて、あの後反省会しまして(笑)
ありがたいことに、次回期待のお言葉も複数いただきましたので
多少需要があるかなとわかったところで、
もうちょっとちゃんとプログラム組んで、
正式に本放送として隔週ぐらいでやりたいなー、なんて考えてましたところ…

メインパソコンがクラッシュしました

いやー、データ飛ばしてからリクエストもらわなくなったんですよー、
なんてツイキャスで喋った矢先の出来事です(苦笑)
今回も実家に帰る準備でUSBに持ち出していたメガネ教師はほぼ被害なし…
運の強い作品です(;^_^A
ただ、HDDがダメらしくパソコンが起動からしなくなってしまったので、
メインパソコンは修理中(データ復旧からお願いしたので、半月ほどかかる
らしいです… ちなみにデータダメだったらその他の下書き拙作は
またしても消えます…(´_`。))
普通に重くなることもなく、快適な使用感でシャットダウンし、
次つけようとしたらつかない…っていう突然の出来事だったので、
バックアップとってなかったんですよね…自業自得ですが←

で、これがなんでツイキャスにつながるかというと、
というわけで現在こちらのブログはサブパソコンのMacで更新しています。
が、私、作品はWindows用しかソフトのない「一太郎」という
ワープロソフトで書いていたので、Macでは開けないのです…

というわけで、現段階でスパ関係のことがほとんど何もできない
だったら、ツイキャスしよう
ってことで、早々ですが(笑)
本放送第一回ということで、定期配信をスタートさせようとなったわけです。

元々来週の土曜夜も空いてるなー、とは思っていたのですが、
定期始めるなら9月に入ってからのがいいかなー、とも悩んでて、
そんな中でのパソコンクラッシュで予定が決まりました 笑

…というわけで、前置きが長くなりましたがお知らせです

「ツイキャス本放送 第一回」(タイトル募集中 笑)
放送日時:8月22日 土曜日 22:00~23:00(30分延長あるかも)
URL : http://twitcasting.tv/tsubameshirase
閲覧パスワード:spa
放送予定内容
・前回の放送を受けての質問回答
・「スパ趣味をお持ちの方に100の質問」(eine Kreuz様より)
・『メガネ教師』キャラクター解説 「惣一編」
・『メガネ教師』ストーリー解説 第一話

前回何もテーマ決めずに突っ込んで、沈黙になった反省も含めて(笑)
いろいろテーマ決めてみました
もちろん、全編にわたって見てくださっている方のコメントに反応したり、
その場で質問に答えたりします
スパ趣味を…のは、一回サイトで答えてる気もしますが、
会話の形で現在の回答を聞きたいです、とご要望いただいたので入れてみました。
メガネ教師のキャラ解説・ストーリー解説は、
シリーズ化できたらな、と思っています。
キャラ解説で勝手にキャスティングした声優さんのお話も
少しできたらな、と思います。

というわけでプログラム決めましたが、
これに向けて、何か質問があれば全然承ります
ちなみに前回放送ですが、録画放送としてパス付きで公開しているので、
上記URLからライブ履歴タブを選んでいただければ見られると思います。
気になる方はどうぞ(笑)

それでは、ご意見・当日のご参加、お待ちしております

「も、森都・・・」


とりあえず、葉月が場を取り繕おうと口を開く。
海保は、ベッドでうつむいてしまって話どころではない。


「あ、いや、別に内緒話とかそんなんじゃなくて・・・」


「それにしてはずいぶん楽しそうだったじゃないですか。

話に花が咲いていたようだったので、
なかなか部屋に入れなくて、立ち往生しちゃいましたよ。」


冷ややかに言う森都。


「・・・っ・・・いつから?(汗)」


「海保は英語の授業がつまらないそうで。」


それを聞いた瞬間、葉月はめまいを感じた。


「(終わった・・・)・・・ごめん・・・森都・・・」


こうなれば、謝るしかない。

森都は怒らせると、葉月にとっては仲間内で一番怖いのだ。


「全く・・・葉月まで何してるんですか。それに海保。」


呆れかえった様子の森都に名前を呼ばれ、

ビクゥゥッとわかりやすく体を震えさせる海保。


「お仕置きが嫌だ、なんて・・・

そんなこと言うなら授業ちゃんと受けなさい!
だいたい、葉月に話した時点で

僕じゃなくて葉月に叱られることは考えなかったんですか?」


「だって・・・はーくんは・・・お説教はする、けど・・・お仕置きまではしないって・・」


実際、葉月が海保やら魅雪やら、仲間内のお仕置きをしていたのは

ほとんど中学時代までで、
高校生になってからはお説教はあってもお仕置きは滅多に登場しなくなった。
だからこそ、葉月もこの受験勉強でいきなり森都が

日常的に『お仕置き』をすることを復活させたのに当初は驚き、戸惑ったのだ。


「・・・ほら、葉月。なめられてるじゃないですか。いつも甘やかすからですよ。」


「・・・おっしゃるとおりです・・・。(-_-;)」


返す言葉ない葉月。

そんな2人のやりとりを見て、海保が声をあげる。


「べ、別に僕はーくんなめてなんか・・・っ」


「でも僕にばれるとお仕置きされて、葉月だったらされないって思ったんでしょう?
僕より葉月の方が甘いだろうと考えてる証拠です。」


「うっ・・・そ、それは・・・」


反論の余地のない海保が黙り込むと、森都はため息をついて言った。


「全く・・・仕方がないですね。

葉月、仕上げは僕がやるとして・・・海保のお仕置き、まずはあなたがしてください。」


「・・・はい?」

「え・・・・」


まさかの森都の言葉に言葉を失う2人。


「あの・・・今なんて?」


「だから、海保のお仕置き、最初は葉月にお任せします、と言ったんです。
これまでだってやっていたんですから、別に問題はないでしょう?」


「いや、問題あるんじゃないかな・・・(汗)」


「いつも僕が嫌われ役をやってるんですから、たまには葉月も協力してください。」


「・・・・・・・・。ハァ・・・分かったよ・・・。」


「!!」


有無を言わさない森都の口調に、葉月が渋々承諾し、決意を固める。
すると、海保の顔色がサッと変わった。


「ちょ、ちょっと待って、はーくん・・・っ」


「海保が悪かったのは事実だからね。

あんまりしたくないけど・・・ 仕方がないよ。はい、おいで。」


葉月はそう言うと、ベッドに座っていた海保の隣に自分も腰掛け、膝を叩いた。


「え・・・膝の上・・・」


「道具は使わないしね。ほら、おいで。」

「うぅっ・・・」


いくら海保が他の4人と比べて子供っぽく精神年齢が低いといっても、
高校生になって同級生の膝の上に横たわってお尻を叩かれるなんて、

普通には受け入れられないこと。
海保は葉月の膝と目をかわるがわるに見つめる。


「・・・そんな目しても、今日は折れてあげられないよ。

ほら、早くしないと無理矢理やるよ?」


普段は海保の甘え&許してオーラに弱い葉月だが、

一度やると決めてしまえばその決心が揺らぐことはない。
海保の潤んだ瞳と目があっても、いつものように狼狽えたりはしなかった。
渋っていたとは思えない変わり身の早さだ。


「・・・うぅっ・・・分かったよぉ・・・」


海保が泣きそうになりながら葉月の膝の上に乗った。
すると、葉月は慣れた手つきでズボンと下着に手をかける。


「えっ!? はーくんっ・・・」


森都はいつも服の上だったから、突然のことに焦る海保。


「何? 悪い子のお仕置きはこうでしょ?」


「そ、そうかもしれないけどっ・・・今俺高校・・・」


「高校生がノートに落書きして授業放棄したり、

授業中に漫画読んだりしていいの?」


「それはっ・・・・・・ダメ・・・?」


「でしょ?」


葉月は涼しい顔ですべて下ろしてしまうと、早々と一発目を振り下ろした。


バシィィンッ


「いったぁぁぃっ」


やっぱり直に受ける痛みは違う・・・と海保はもう泣きそうになった。
平手でも、服の上からの定規と同レベル・・・いや、それ以上の痛みを感じる。


バシィィンッ バシィンッ バシィィンッ バシィィンッ


「やぁっ・・・いたぁぃっ・・・はーくんぅんっ・・・やぁぁっ・・・」


「海保、何をしたからお仕置きされてるの?」


バシィンッ バシィンッ バシィンッ


「やぁっ・・・英語のじゅぎょ・・・っ・・・聞いてなっ・・・」


バシィィィンッ


「あぁぁぁんっ!!」


早々に泣き出した。お仕置きが痛いのと、

今までずっと優しかった葉月のお仕置きが予想以上に厳しくて怖いのだった。


「授業聞かないで何してたの?」


バシィンッ バシィンッ バシィンッ


「いたぁぃぃぃっ・・・・・ね、寝て・・・」


バッシィィンッ


「うぇぇぇんっ・・・いたぁぃぃっ・・・」


「授業中に寝ちゃったら授業休んだのと同じでしょ? 

いくら俺たちが教えてあげても、授業聞いてなかったら意味無いんだよ。」


バシィィンッ


「うぇぇぇっ・・・」


「それから?」


漫画と・・・落書きっ・・・」


バシィィィンッ バシィィィンッ


「ふぇぇぇぇっ・・・」


「そんな小学生みたいなことしないの。

授業わかんなくなっちゃって困るのは誰?」


バシィィィンッ


「ふぁぁんっ・・・俺ぇっ」


「でしょ? だから、もうしないんだよ? 分かった?」


バシィィィンッ


「ふぇぇぇぇんっ! 分かった、分かったからぁぁっ」


だからもう許して、と膝から逃げようとする海保を、葉月はがっしりと押さえ込む。


「こら、まだダメ。

それから小テスト。ちゃんと範囲聞いて、今度から俺に言うこと。
そこをポイントに教えてあげるから。分かった?」


バシィィィンッ


「あぁぁっ・・・わかったぁぁっ」


「はい、じゃあごめんなさいは?」


バシィィィンッ


「やぁぁぁっ・・・ごめんなさぃぃっ!!」


「はい、よくできました。(ニッコリ)」


海保が謝罪の言葉を言うと、葉月は海保を抱き起こし、ニッコリ笑った。

・・・が、しかし。


「はい、じゃあ葉月、交代してください。」


「え・・・?・・・・あ。」


一瞬の間をおいて、葉月は思い出した。
森都は言っていた。「仕上げは僕がやる」と。


「まぁ、英語の授業に関してのお仕置きは葉月がしましたから、

僕に隠そうとした分だけ僕がやります。」


「えっ・・・やぁっ・・・俺、もう無理ぃっ(>_<)」


また葉月にしがみついてしまう海保。


「無理でも我慢するんです。葉月、海保をこちらに。」


「えっ・・・でも・・・」


海保のお尻は言うまでもなく真っ赤だ。

・・・自分がしたのだが、これをさらに叩かれる海保のことを思うと、
なかなかしがみついている海保を引きはがせない。


すると、


「葉月。」

「っ・・・」


ギロリと森都に睨まれる。


「何度も言ってるはずです。貴方は海保に甘すぎます。」


「・・・・・・」


今回、自分も怒られる側の立場にある。そうずっと逆らうことはできない・・・。

葉月は諦めて、海保の肩に手を置いて、自分から離した。


「やぁ・・・はーくんっっ」


「もうちょっとの我慢だから。ね?」


葉月はそう言い聞かせ、森都に海保を引き渡した。

森都はあっさりと海保を膝に引き倒す。


「いつもは定規ですが、今日は特別に平手にしてあげます。

ごまかそうとした分、10発。いきますよ。」


そう言って、手を振り上げるやいなや


ピシィンッ ピシィンッ ピシィンッ ピシィンッ ピシィンッ
ピシィンッ ピシィンッ ピシィンッ ピシィンッ ピシィィンッ


「ふぇぇぇぇぇぇぇんっ!!」


スナップのきいた、鋭い音の平手が10発、

すべて同じ、海保のお尻の右側の真ん中に集中して振り下ろされた。


「・・・はい、終わりです。」


森都はそう言うと、海保を自分の膝から下ろし、そのままベッドにうつぶせに寝かせた。
海保はと言えば、痛い、痛いと泣きじゃくっている。

葉月は台所でタオルを冷やして持ってきた。
・・・いつものことだが、今回はあまりにも痛そうだ。


「全く・・・今日は勉強やめてあげますから、これからはちゃんとやってくださいね?」


森都が柔らかくなった声で海保に言う。


「うん・・・」


海保はお尻にタオルをのせられ、泣きやんで落ち着くと、トロンとした声で返事をする。


「・・・眠そうだね。泣き疲れ?」


「わかんない・・・でも・・・ふわぁぁっ・・・」


「それじゃあ、このまま眠るといいですよ。今日はもう僕たちは帰りますから。」


「うん・・・わかったぁ・・・」


森都はお尻を出したままの海保の体に毛布を掛けると、


「それじゃあ、お暇しますね。」

「またね、海保。」


葉月と一緒に海保の家を後にした。






・・・が、これで終わるはずがないことを、葉月は予測していた。

そして案の定・・・


「葉月。」


「・・・はい?(汗)」


帰りの道中、おもむろに葉月を呼ぶ森都。そして・・・


「そんなこんなで予定も空きましたし・・・ 

ちょっとお話ししたいので家に寄ってくれませんか?」


「・・・(^_^;)」


・・・拒否権はなさそうだ。

そして、2人が家庭教師をはじめて2ヶ月。

10月末に行われる秋の模試まで1ヶ月をきった。


海保は、徐々に小テスト等で結果を残せるようになってきていた。
苦手だった数学も、森都のスパルタ指導のおかげで

なんとか平均点周辺をキープできるようになってきている。
文系科目は、葉月が教えていて海保にやる気があるのもあって、

特に社会科目はクラスの3分の1以上にまで躍進した。


・・・しかしそんな中、全く伸びない教科があった。英語である。
英語は、数学ほど悪いわけではなかったのに、

今では小テストの結果だけ見ると大差なくなってしまっている。


「う~~ん・・・俺の教え方が悪いのかな?(苦笑)」


と、海保に英語を教えている葉月は、

右上に大きく『4』と書かれた10点満点の小テスト答案を見て、苦笑いする。
もう少し取ってほしいのだが・・・。


「まさか。葉月はちゃんとやってますよ。」


「でもこの結果じゃあねぇ・・・」


「まぁ、海保も英語に関しては・・・

葉月が教えていますし、全くやってないわけではないんですから、
もう少しすればのびてくるでしょう。模試の結果次第ですね。」


森都はそう言うと、

「ちょっと委員会に顔を出さないといけないので」と先に教室を出て行った。






「これは・・・まずいよね。聞いてみるか。」


葉月は1人になると、

職員室に行き、海保の英語を受け持っている英語科教師に会いに行った。
小テストのことと、海保の様子を聞くためだ。

・・・すると、ある事実が発覚した。






「え? 波江君が小テストあまりできない理由?

・・・授業聞いてないからじゃないかしら。
私、小テストは授業内容と関係なく、

クラス配布してるテキストの範囲から出すんだけど、
その範囲の提示は授業中に口頭だから・・・。」


「授業・・・聞いてないんですか? 海保。」


「聞いてないも何も・・・見て。」


「・・・・・・・・・・・・・これ・・・なんですか?(汗)」


葉月は、目の前にドサッと出された漫画本やら漫画雑誌やらの山を見て顔を引きつらせる。


「ここ1ヶ月で波江君から没収した漫画類よ。
あの子、私の授業になるといつもきまって寝るか漫画読んでるかノートに落書きしてるか・・・
私の授業、嫌いみたいで(苦笑)。
そういえば、風丘君たちが波江君に勉強教えてあげてるんだったわね。

もっと早くに相談すれば良かったかしら・・・。
私、風丘君や霧山君のクラスは担当してないから、なかなか言う機会がなくて。
聞きに来てくれて良かったわ。」


英語教師は、少し苦笑い。


「すみません・・・海保にはちゃんと言っておきます。」


「風丘君が英語は教えてあげてるの?」


「はい・・・。ただ、共通の教科書やワークしか教えてなくて、

クラスによって違うテキストまでは把握できてなくて・・・」


「仕方ないわ、風丘君も受験生だもの。
でも・・・小テスト対策については、

波江君からクラスのテキストを見せてもらって、それを教えてあげてくれる? 

範囲は授業中に言うから、それをちゃんと聞くように、って言って。」


「はい、すみません。ありがとうございます。」


葉月は礼を言うと、職員室を出た。






「クラス別のテキスト、しかも授業とは関係ない範囲で・・・か。」


迂闊だった。
小テストの問題が授業とリンクしていたりしていなかったりまちまちだったので、
てっきり範囲は細かく提示されていないのだと思っていたら・・・。
クラス別に配布されているテキストの存在を忘れていた。


「それに・・・あの漫画(苦笑)。」


授業をほとんど聞いてないとなれば、注意しないわけにもいかない。

今日は火曜日、自分が担当の曜日だ。
火曜はいつも森都は遅れて後から来るから、森都が来る前に言っておこう、

そう思って、葉月は海保の家に向かった。






ピンポーン


「おじゃましま~~す」


「は~~~いっ」


海保の両親は駅前でパン屋をやっていて、この時間帯、家に海保は1人。
奥から、海保の元気な返事がした。


「いらっしゃい、はーくんっ」


「うん。海保。あのね・・・」


葉月が口を開くと、海保が思い出したようにハッとした顔になり、しゅんとして言う。


「あっ・・・小テスト・・・ごめんね・・・」


そんな海保に、葉月は優しい声で言う。


「いつも言ってるでしょう? 

別にテストの点が良くなかったことについて、俺に謝る必要はないって。
それより・・・別の話があるんだ。

それとも関係あるんだけど・・・部屋に行こう?」


「えっ・・・うん・・・。」


てっきりテストのことだと思っていた海保は、ポカンとした顔をしながら部屋に向かった。






部屋に入ると、海保がストンとベッドに座り、葉月もその横に座る。


「話ってなーに?」


海保が首をかしげて聞いてくる。

葉月は、徐に用件を切り出した。


「海保・・・英語の授業、聞いてないんだって?」


「えっ・・・(汗)」


そのとたん、海保の表情に焦りがあらわれる。完全に自覚有りの表情。


「今日ね、海保のクラス担当の英語の先生と話して・・・その時に聞いたんだよ。
授業中、寝るか漫画読むか落書きしてるか・・・
小テストも、授業中に口頭で範囲を言ってるから、

聞いてなくて、知らないんじゃないかって言われたよ?」


「えっ・・・あっ・・・うぅっ・・・ちがっ・・・」


言い訳しようと試みる海保だが、葉月に目をじーっと見つめられて、どもってしまう。
そして・・・


「・・・ごめんなさいぃっ!! 

だって・・・英語の先生の授業つまんないんだもんっ・・・」


「じゃあ・・・やっぱりほんとなんだ?」


教師によっては、たまにうつらうつらしているのを居眠りだといったり、

過剰に反応する人もいるので、
一応確認を取らなければ、と思っていたのだが、

この様子では英語教師の言ったとおりらしい。


「うん・・・つまんないから寝ちゃったり・・・

机の中で漫画読んだり・・・テスト用紙の裏とかノートに落書き・・・」


「つまんないからって授業放棄みたいなことしちゃだめでしょう? 

漫画もあんなに没収されて・・・
小学生じゃないんだから、落書きとかもしないの(苦笑)」


「ごめん・・・これからはちゃんと聞くようにする・・・あと小テストも頑張るっ・・・だから・・・」


「? 海保?」


拳をぎゅっと握ってちょっと震えて俯く海保に、どうしたのかと葉月が顔をのぞき込むと、

海保は涙目で葉月にすがってきた。


「だからお願いっっっっっ
もりりんには言わないでぇぇっ!!」


「へぇっ!?」


突然の海保のお願いに、葉月は目を丸くする。


「まだもりりん知らないんだよね!? だったら言わないで!! 

ばれたら俺お仕置きされちゃうよ!
はーくんっ お願いっっっ」


「そ、そう言われても・・・」


目をうるうるさせて懇願する海保に、葉月がたじろぐ。
葉月は海保の頼みに弱い。


「これから頑張るからっ お願い、もりりんには内緒にしてっっっ(>_<)
この前みたいにお説教だけじゃすまないよぉ(T_T)」


実は、前に一度生物の担当教師が森都に海保の居眠りを報告し、

そのことで海保はさんざんお説教されていた。
その現場に葉月もいたから知っている。

あのときは、1度の居眠りだけだったのだ。
しかし、今回はずーっと前からの授業態度の悪さ。

森都に言えば・・・海保の言うとおりになるのは目に見えている。


「でも隠しても・・・」


「おーねーがーいぃぃぃっ(ノ◇≦。) 」


ためらう葉月に、海保が必死にお願い、お願いとすがる。

そしてついに葉月が負けた。


「うっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・もう・・・しょうがないなぁ・・・・」


「はー・・・くん・・・?」


海保が葉月の顔を不安げにのぞき込む。


「今回だけだよ? その代わり、これから英語はビシバシやるからね?」


「はーくん~~~っヾ(〃^∇^)ノ」


海保が飛び跳ねて喜んでいる。
その様子を見て、葉月は失敗したかな、と少し苦笑い。


「あぁ・・もう・・・」


「言わない? 言わないで内緒にしてくれる?」


しかし、うれしそうに笑顔で聞いてくる海保を見ると、

今更撤回するわけにもいかず、

葉月が


「分かった分かった、言わないよ。ないし・・・」


答えようとしたその時。


「2人で何を内緒話してるんです?」


「∑(゚□゚*川!」

「ヤバ・・・」


・・・・・・・絶妙(最悪?)のタイミングだった。


皆さんこんばんはビックリマーク

昨晩はチャットご参加いただいた皆さん、ありがとうございました音譜

本日もまもなく始まりますので、是非是非ご参加くださいニコニコ


さて、そんなチャットを控えて、いきなりではありますが、


「ツイキャス」


のお知らせです!!

これは、映像や音声をライブ配信できる、というものです。


こちらも、以前からご要望を頂いたりということもあり、

昨日試したら、一応配信に必要な機能は備わっているようでしたので、

緊急ではありますが、


本日24:00~25:00 


に、テスト配信も兼ねて第一回を配信したいと思いますビックリマーク


内容は音声のみで、白瀬が雑談するだけというものですが・・・あせる

需要があるのかも見極めたいので(笑)

気になる方はちょこっと覗いていただけたら嬉しいです。


参加方法ですが、

ツイッターで白瀬をフォローしてくださっている皆様は、

開始しましたら呟きますので、そちらに合わせて表示されるURLから

とんでいただけばと思います。


ツイッターをやっていない方でも、


http://twitcasting.tv/tsubameshirase/


にアクセスしていただければ、視聴はできるみたいですビックリマーク


合言葉を設定しますが、合言葉はツイッターと同じく


「spa」  です!!



コメント等を残したい方は、

ツイッターアカウントでログインしていただかないとできないようですが、

白瀬はパソコンを使って配信するので、

配信中にブログの方にコメ残していただけば、そちらも合わせてチェックします♪


突然ではありますが、話し下手の白瀬のために、

質問やネタなど募集中です(笑 じゃあ何でやるんだとか言わないでください・・・ 笑)


初めての試みで失敗もあるかと思いますが、

どうぞよろしくお願いいたします!!