AIのクイズ作成問題能力の進化 | 尾林衡史のクイズブログ

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クイズ作家の仕事を行っております。
こちらでは趣味のプロ野球とクイズを主にアップしてまいります。

【お仕事のご報告】

26日金曜日に行われた『第4回クイズAI日本一決定戦』に参加しました。

AIのクイズ問題作成力を競うイベントで、その中のエキシビションで行われた「AI対クイズ王早押しクイズ」で問題読みを務めました。

 

感想としては

 

①AIの問題作成力…間違いのないクイズを作る能力はそん色ないと感じます。

人間はむしろ、AIの作った素材に対して「誰に対して出題する問題なのか?」「どのようなコンセプトの問題なのか?」といった色をつける方向で積極的に利用すべきと感じました。

これまで、1000問のクイズを作るには1人の人間であればどんなに頑張っても1か月近くかかりますが、AIを使えば素材を出してもらって人間はそれを調整すれば数日で可能になると思います。

 

②AIのクイズ競技能力…耳で聞いて理解する人間と、文章で理解するAIではそもそものスタートラインが異なるため一概には言えませんが、「英語で○○という意味がある~」「18××年○月○日に~」など、確実に検索できる問題は圧倒的に早く答えられることに驚きました。

その一方で、考えて答えることや、勝負所で早めにボタンを押すなどは行わないため人間が戦う面白さが失われることはないと思います。

 

AIはこれから飛躍的に進化すると思いますので、それをうまく利用できればクイズ界も進化できるのではと思います。

 

なお、当日の様子はYouTubeでアーカイブされています。

3時間45分20秒あたりから声のみ出演しています。