甲斐野央投手も続く?「ハズレのハズレ1位」はタイトルホルダーの宝庫 | 尾林衡史のクイズブログ

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2024年1月11日、フリーエージェントで埼玉西武ライオンズから福岡ソフトバンクホークスに移籍した山川穂高選手の人的補償として、甲斐野央投手が移籍することが発表されました。

この移籍の経緯は色々とありそうですが、ここでは置いといて本題に参ります。

 

甲斐野央投手は東洋大学4年時に2018年ドラフト1位でソフトバンクに指名されますが、この時チームはまず小園海斗選手(報徳学園高校)を指名するもオリックス、DeNA、広島との競合の末に抽選で広島が獲得、次に辰己涼介選手(立命館大学)を指名するも楽天、阪神、巨人の競合の末に楽天が獲得し、ハズレのハズレでの1位指名でした。

 

この年は重複指名による抽選が相次ぎ、4人の「ハズレのハズレ1位」が誕生していますが、そのうち2人がタイトルホルダーです。

 

1人目は阪神の近本光司選手で、入団以来5年間で4度の盗塁王を獲得しており、押しも押されもせぬ「日本一のリードオフマン」として活躍しています。

 

2人目はヤクルトの清水昇投手で、入団2年目の2020年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得すると、翌2021年には史上初の「シーズン50ホールド」を達成し2年連続最優秀中継ぎ投手を獲得、そして2023年まで「4年連続50試合登板」を達成するなどヤクルトの勝ちパターンに欠かせない存在となっています。

 

ちなみにもう1人の巨人の高橋優貴投手も、タイトル獲得はないものの2021年に月間MVPを受賞しています。

 

甲斐野投手はルーキーイヤーの2019年は65試合に登板し、26ホールドを獲得し将来の守護神候補と目されるも、翌2020年にひじ痛で手術を受け、復帰後も精彩を欠いていましたが、2023年に46試合登板と復活の兆しを見せています。

 

西武では守護神候補としての起用も検討されており、最多セーブや最優秀中継ぎ投手のタイトル獲得も狙えると思います。

 

ちなみに2018年ドラフトに限らずハズレのハズレ1位の活躍は多く、現役では

 

① 山田哲人選手(ヤクルト・2010年) トリプルスリー3度

② 吉川尚輝選手(巨人・2016年) セカンドレギュラーに定着

③ 宮城大弥投手(オリックス・2019年) 3年連続2ケタ勝利

④ 木澤尚文投手(ヤクルト・2020年)  2年連続50試合登板

 

と多くの選手が活躍しています。

 

甲斐野投手も続けるか注目します。

 

クイズに参ります。

テーマは「ハズレのハズレ1位選手」です。

 

 

【問題】

 

1 ドラフトでハズレのハズレ1位から入団した選手で、現在のところ唯一2000安打を達成しているのは誰でしょう?

 

2 2010年ドラフトでヤクルトが山田哲人選手を獲得するまでに外したのは、斎藤佑樹投手と誰でしょう?

 

3 近本光司選手がこれまでに獲得したタイトルは盗塁王と何でしょう?

 

4 沖縄県出身の宮城大弥投手が登場曲に用いているBEGINの曲は何でしょう?

 

5 清水投手が2020年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した際に話題となったのは「史上初の「何」がない投手タイトルホルダー」でしょう?

 

 

【正解】

 

1 荒木雅博…1995年ドラフトで福留孝介、原俊介のハズレのハズレ1位で入団しています。

 

2 塩見貴洋

 

3 最多安打…唯一盗塁王を逃した2021年に獲得しているため、入団以来5年連続タイトル獲得しています。

 

4 三線の花…もしかしたら三線と三振をかけているのかもしれません。

 

5 プロ未勝利…プロで勝投手の経験のないままタイトルを獲得したのは唯一、清水投手のみです。