プロ野球では、ホームの選手が登場する際に登場曲が流れます。
投手でいえばマウンドに登るとき、打者でいえば打席に入るときで、各選手それぞれ想いをこめた曲を用いています。
特に先発投手の場合、これからプレイボールとなる際に流れるため、独特の緊張感の中で登場曲が流れます。
今回はその中で東京ヤクルトスワローズの原樹理投手の現在の登場曲を紹介します。
原樹理投手は2021年以降、女性ポップユニットMANISHが1995年にリリースした『煌めく瞬間(とき)に捕われて』を登場曲に用いています。
この曲を選んだ理由は明らかにしていませんが、間違いないと思われる理由があります。
それは前年の2020年限りで引退した井野卓捕手が引退まで用いていた登場曲だったことです。
時は2018年にさかのぼります。
この年、原樹理投手は開幕から先発ローテーションを任されるも5連敗スタートと振るわず、前半戦を終わって1勝6敗と思うような成績を残せない状態でした。
すると、8月から原樹理投手が先発の試合は正捕手の中村悠平捕手からベテランの井野卓捕手にスイッチします。
原樹理投手の決め球はシュートで、中村捕手はそれを決め球に用いるも痛打されるシーンが目立っていましたが、井野捕手はストレートとスライダーを中心とした組み立てで投げるとそれがものの見事にはまり、8月以降は5勝1敗、シーズントータルでキャリアハイ(当時)となる6勝をあげました。
2019年以降は井野捕手の衰えなどもあり、中村捕手と組む機会が増えるも原樹理投手の中で、自身を育ててくれた恩があったと思われます。
ちなみに私は原樹理投手はプロ初勝利を生で見て以降全力応燕しており、ファンクラブのユニフォームは原樹理投手をチョイスしています。
2023年は故障もあり1軍登板ナシに終わりましたが、2024年は必ず復活してくれると信じています。
最後に原樹理投手に関するクイズです。
【問題】
1 原樹理投手がプロ1年目に登場曲に用いていた尾崎豊の曲は何でしょう?
2 2019年6月2日、チームの16連敗を止めた試合で先発した原樹理投手とバッテリーを組んだ捕手は誰だったでしょう?
3 原樹理投手がプロ初勝利とプロ初完封を記録した相手チームはいずれもどこだったでしょう?
【正解】
1 『シェリー』
2 古賀優大
3 読売ジャイアンツ