K-town | カナダひきこもごも

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カナダ内陸地の風立ちぬ丘に住んでいます。自然と動物と桃が好き。

ある人はこの町をK-townと言う。


確かに道を歩けば韓国人に遭遇する率は高い。韓国系産業も発達してきているので、頑なになれば韓国語だけで生きていくことにも困らなさそうだ。


町に韓国系のものが整ってくると、韓国人の優秀な人達もやってくるようで、今じゃ漢方医もかかりつけ医も夫のゴリ押しにより韓国人。韓国人の夫に至れば、さらに美容師、配管工、ペンキ屋、掃除屋、マッサージ師、銀行関係、不動産屋、弁護士、税理士、、、ほかは今思い出せないが、、全て願えば韓国語でこと足りる。


一方、わたしにとってはこの町で日本人の同僚がいたことはないし、学校でも職場でもわたしはレアポケモン扱いをされていたのでなんだか不思議な感じ。以前働いていたホテルではこの10年で初めての日本人だと言われていたし。




 知り合いで以前寿司屋で巻き寿司を作っていた人がいた。韓国人オーナーの店で彼女も韓国人。彼女は韓国で料理専門学校をでていることもあって、彼女の作る料理は痺れるほどうまい。この町のどんな韓国料理屋より美味しいので、いつか彼女が店を出してくれないかと切に願っている。



彼女が作ってくれたごはんの一部




そんな彼女の元同僚が食べ放題の韓国料理屋でマネージャーとして働くことになった。


なんと年俸$80,000。


聞き間違いじゃないかと思ったそう。


働き出した話を聞くに忙しい店なのであまり休みは取れないようだが、どうも本当のようだ。サーバーたちもチップをかなりもらえるそうで、さすが繁盛店といったところ。


この町の韓国産業は潤っているようだ。(夫はローカル企業で働いているので何の恩恵も受けられないのが口惜しいワ)


他のわたしの知り合いは韓国の某ローカルチェーン店でGMになったが、オーナーから韓国の高級車をプレゼントされた。2年働くならその車は君のものだと言われて。数年経ち、Yes, 正式に彼女のものになったよ。


ドヒャマンテ。


韓国人は飲食が好きだから、もしくは単に儲かるからと飲食店をする人が多い気がする。毎月のように町に店が増えていくが、気づけばまた韓国人の店、また韓国料理屋、そして日本の居酒屋もどきの店も、、、。


同じようなことは中華系の人々にも起こるようだけど、なぜだか日本人のやる料理店はあまり増えないような気がする。


知る限り、わたしが住んでいる町で日本人がやっている美味しい店は一軒。しかもイタリア料理屋だ。


美味しい日本のお店はぜひとも増えていってほしいと願わずにはいられない。