こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者、EJ Expertのブラッドリー純子です。
2020年の仕事初め、昨年同様にラスベガスで開かれるCESに行ってまいりました。
CESは17万人が参加する、とにかく巨大なテクノロジーのコンベンション。
家電見本市という名称ですが、すでに家電の域をはるかに超えてしまってます。毎年様々な業界から多くの企業が参加。
日本からも大手企業はほとんどが出展か参加をしており、日本語の通訳者も数多く稼働しています。
弊社も今年は3社のクライアント企業から依頼いただき、私を含む合計3名の会議通訳者が出動。
通訳機材の受け渡しや打ち合わせ、別案件のミーティングなど同業者との会食もありました。
業務形態は、メイン会場のブース同時通訳、分科会の同時通訳、企業間の個別ミーティング通訳、展示会への同行通訳、出展ブースでの通訳など、様々です。
弊社でも講演セッション同通から展示会同行や企業クライアント向けのレポート作成まで承りました。
もちろん通訳者は仕事で行くわけですが、テクノロジー業界メインで稼働する私たち西海岸在住の会議通訳者にとっては動向を学べる貴重な勉強の機会でもあります。
私もこれまで関わってきた企業やリーダーシップの方々が多く出展や登壇をしています。
そのため、最新のプロダクトやサービス等をチェックするため、休憩時間や自由時間に出展ブースを回ったりします。
どんな通訳案件でもそうですが、
クライアントから今回の目的を聞き出すのが案件成功のためのポイント。
お客様は単に最新テクノロジー見たさにカンファレンスに参加されているのではありません。
時間と労力さらに言うまでもなく、会社として社員1人送るのにかなりの経費がかかっています。しっかり費用対効果を上げて目的を果たして帰るのがミッションなのです。
そして私たち通訳者にもそれを全力でサポートするというミッションがあります。
ただ右から左へ言葉を訳しているわけではありません。
本来の目的や今回の訪問で達成したいゴールは何か?
それを達成するには、具体的にどんなアクションを取っていく必要があるのか?
をまず明確にします。
例えば、〇〇という会社となんとか契約までこぎつけたい、とクライアントが言ったとします。
それには、
どこでその担当者にアプローチするのがベストか、先方のカンファレンス中の予定、ミーティングのアポが取れたらどこで会議するのか、具体的な話に限られた時間内で交渉して持っていくための戦略
などをクライアントと事前にブリーフィングする必要があります。
これをきちんと毎回するかしないかでリピート率が確実に変わってきます。
いくら完璧な通訳ができても、それだけでは優良なリピート顧客はつきません。
今回のクライアントのうち私が担当した1社とまさにこれを実践したおかげで想像をはるかに超える成果が出ました。
今後はスピーディに展開しそうで私も嬉しかったです。
こういう事がある度にしんどいこともあるけど、この仕事やっていて本当に良かったと思える。
通訳者冥利に尽きます❣️
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