こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者、EJEXPERT代表のブラッドリー純子です。
あらゆる企業の会議やカンファレンスで通訳していますが、
必ずと言っていいほど出てくるのがAI(人工知能)のトピック。
やはり背景やコンテキストを知っていないと仕事にならないので関連書籍を読んだり、ニュースや専門家の話を動画を見て勉強するようにしています。
人工知能の分野って深く知れば知るほど面白くなってくるんですよね。
私たちの日常にもすでに活用させつつあるAI、今後どう人々の社会や暮らしが変わっていくかを知っておくのも大切ですよね。
AI (人工知能) = ロボット
と思っている人が多いと思いますが、実はそうではなく、AIはソフトウェアです。
人間の脳のようにソフトウェアに様々な学習をさせて色んな事を覚えさせて、あらゆる産業で取り入れる。
AIは人間のように疲れないし、ものすごいスピードで情報を吸収できて、ヒューマンエラーもない。
今、世界中の国や企業が今回こそAIが産業革命を起こしてくれるに違いないと急速に動き出しています。
技術はもう開発されているのであとは実用化を待つばかり。
日本企業も今度こそ、この波に乗り遅れまいと最先端のシリコンバレーに拠点を置いたり、毎日のように視察にやってきています。
AI、IA、IoT、フィンテックと様々な分野でイノベーションを起こしたいと躍起になっています。
最先端のイノベーションは大企業からではなくスタートアップから生まれるので、小さいスタートアップ起業で革新的な技術やプロダクトを持ってるところに投資したり買収します。
Googleやマイクロソフトはそうやって事業規模の拡大を繰り返しているわけです。
その渦中にいないと情況がなかなか掴みにくいのですが、リアルな事例も含めて分かりやすく書かれているのがこの本。
キーワードは日英対訳で記載されているので通訳者としては嬉しい
こういった最新分野の用語って辞書にも載っていないのです。
先日仕事を終えてから勉強のために、著者であるスタンフォード大のリサーチスカラー、櫛田健児氏の講演会に参加してきました。
日本育ちの日米ハーフで英語も日本語も完璧です。
Silicon Valley Innovation Forum主催、クオリティの高いお弁当とお茶とデザート付きでした
会場はシリコンバレー界隈の日本人で満席でした。
櫛田氏とは、スタンフォード大で開催されるカンファレンス関連でお会いしていたので以前から面識がありました。
ロボットの開発者とか博士とかトップの研修者が出てきて講演したのを同時通訳したのですが、
けっきょくその中で櫛田氏の話が一番分かりやすかったという....
これまでフォーマルな席での仕事でご一緒したり、登壇時にブースから拝見したり真面目な印象しかなかったのですが、日本語での講演会ではけっこう笑いを飛ばしていてびっくり。
そして、日本企業の経営陣トップが真剣にアドバイスに耳を傾ける(目撃済み)ようなすごい方なのに
なぜか超控えめなサインにほっこり
こういった最先端分野で会議通訳者がどうやって事前準備を行っているか、といった話も事例を含めながら具体的に3月のワークショップに取り入れます。
前回の記事で告知してから、すでに受講のお申し込みを多くいただいております。
遠隔から参加される方も数名いて、できる限り濃い〜内容の講座に仕上げたいと思っていますのでお楽しみに❗️