いきなり「冷やし中華始めました」的なタイトルになってしまいましたが
これまでの簡易通訳機材に加えて、今月よりブース通訳機材のレンタルを自社サービスとして開始しました。
カンファレンスや会議は、限られた時間の中で様々なテーマで構成されています。
時間やコスト面を考えると、逐次より同時通訳の方が時間も半分に短縮できるし、登壇者を邪魔する必要もないのでより効率的。
そういった理由から今は小さなプレゼン会議でも機材を使って同時で対応するのが標準になってきている傾向にあります。
【ブースからの眺め2】シリコンバレーにて某機械メーカーのIT戦略会議にて
すなわちアメリカの会議通訳者にとっても同通で対応できるレベルが最低ラインになってきていると思います。
しかも、目まぐるしいスピードで変化するテクノロジー分野を手掛ける会議通訳者の勉強量はハンパない
皆さんよく勉強されています。
テクノロジーやイノベーション分野の通訳勉強法については、自分なりに色々開拓してきたのでまた改めて記事にしますね。
さて話をもとに戻すと、クライアント企業や組織のほとんどは通訳者と機材をセットで手配して欲しいと希望されます。
今まで業者にお願いしていたのですが、外注するとかなり高額になってしまう。
以前、発注先の業者の機材が壊れてしまい、おまけにスペアもなかったため、大きな会議の半分はきちんと音がもらえず同通できなかったという苦い経験もありました。
そこで何とか自社で信頼できる良い機材を買い、リーズナブルな料金でクライアントに提供したいと思い、かなり高額だったのですが思いきって購入しました。
機材のトレーニングも一応受けているので、例えばスタッフを同行しない場合でも機材の設営と撤去は私自身で行えます。
新品の機材を使うのは気持ちいい!
もちろん、初めて本番で使用する前にお子達の協力を得てリハーサルをしました。
娘が受信機で観客になり、私が講演者、息子が同時通訳者で
私が楽しそうに仕事をしているのを見てるし、報酬が比較的良いことも知っているので、通訳の仕事に多少興味があるようです。
が、子供達が社会に出る頃にはもっと人工知能が発達して通訳や翻訳者の数も減っていくことは確か。
新しいビジネスモデルを今から模索し開拓していかないと生き残りは難しくなるのかも知れません。