アスリートの取材インタビュー | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

こんにちは、北カリフォルニアの通翻訳者Junkoです。

正確には昨日が独立記念日だったんですが、このままお祭りムードで週末に突入しそうクラッカー

オリンピックも近づいて、店頭ではチームUSAのグッズをよく目にします。オリンピックが始まると、混んでくるのがスポーツジム。テレビで見ていると、身体を動かしたくなる気持ちよーくわかります(笑)。

昨日まで翻訳していた、某アスリートの長編インタビュー。アメリカの某テレビ局からのお仕事でした。

日本を代表する水泳の選手なので、私でも名前は知っていました。日英通訳が入っているインタビューなのですが、スポーツやエンターテイメント専門の通訳者らしく、ノリがよくポジティブな訳。

「そんなこと言ってへんし!」と思わずツッコミを入れたくなるほど意訳の部分もあり、夜のヒットスタジオの服部マコを思い出してしまいました(古すぎ)。

日本人特有の謙遜の部分は潔くスッパリ切り捨てられていて、アメリカの視聴者向けに訳しておられます。

どういうことかと言うと、日本人は「今や有名ですね、すごいですね!」と言われると、「いや、そんなことないです。」とついつい言ってしまいがち。そうするとアメリカ人は、「えっ、こいつ自信がないのか?」と受け取ってしまう。だから「そうなんですよ、ありがとうございます。」と返答の訳を変えるわけです。

それが注目のオリンピック選手であれば、なおさらのこと。こんだけメダルを獲得してて「そんなことないです」はないやろー!とアメリカ人視聴者は不思議に思ってしまうわけです。

これは日常生活でも起こることなんですが、例えば「お子さん可愛いですね」と言われたとします。アメリカでは「サンキュー」と応えます。

間違っても「そんなことないですよ、やんちゃばっかりで」とか言ってしまうと「えっ、この人は自分の子供が可愛くないのか、この子供は本当に悪いことばかりしているのか?」と変な顔をされるわけです(笑)。

文化の違いはややこしい・・・あせる

私の仕事は、選手の言ったことをまず原稿にして、それから英訳することだったんですが、通訳のようにポジティブ訳にした方がいいのか、原文に忠実に訳すべきなのか、とーっても悩みました(笑)。

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