トライアルを受けるときに気をつけたいこと② | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

前回のトライアルを受けるときに気をつけたいこと①では、

「翻訳者の対応の仕方」

についてお話させていただきました。

今回は、翻訳者に求められる能力=リサーチ力について。

トライアルを受ける際にとても大事なのが「リサーチのスキルをアピールする」ことです。

この「調べる力」は、翻訳者募集の必須条件としてあげられていることがあります。翻訳会社も、その翻訳者はリサーチ力があるかどうかを知りたいわけです。

他の翻訳者さんの訳文をチェックしたりすると必ず

「あ~惜しいなあ、この専門用語をリサーチするのに5分もかからないのに・・・なんでやらないの」

と思うことがあります。

グーグル検索すればすぐに出てくる専門用語、企業用語、固有名詞、製品名、業界用語、などなど。

最近はネットで限りない情報が入手できるので、昔みたいに調べ物をしに図書館に行かなくても良くなりました。重くて高い参考書や専門用語の辞書も買う必要もなくなりましたよね。

企業名が分かっている時は、プレスリリースやPR画像なんかも入手できると臨場感がアップします。

直接現場に出る通訳と違って、翻訳者は文字だけが勝負。経験上、映像や写真が見れると必ず作業の効率が上がります。

私は、トライアルの文章で少しでも不明確な言葉が出てきたら、適当に推測しないでちゃんと検索にかけるようにしています。誤った選択をしてしまうとその一語が取り返しのつかないことになるからです。

会社案内のホームページからでも、その業界や企業が常用している言葉をひろえます。

訳語の選択だけでなく、その企業特有の言葉使いにも気をつかって。

トライアルとして提出するのではなく、

実際の仕事としてすぐに企業が使えるくらいのレベルにまで引き上げること

が大切だと自分にも言い聞かせてます。

トライアルの採点でも、かならずこの点が重視されるので気をつけたいところですね!目

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