【メモ】災害に強い無線と有線の二重化設備を考える、アンテナ受信とケーブルテレビの併用システム
東京スカイツリーにテレビ送信所が切り替わり、電波状況も格段に良くなっている地域が多いように感じています。
スカイツリーファンなので、とにかく高い所に上ったら、スカイツリーと東京タワーを探すという生活を楽しみながら、仕事としてはアンテナ工事業者なので、「東京タワーは見えないが、スカイツリーは見える」という場所に行くと、「ここは電波状況がかなり改善されたであろう」と実作業の前に大体の予想が付くようになりました。
「受信アンテナの位置から送信アンテナが見えるか?」
例えば子供の頃遊んだおもちゃのラジコンカーのリモコンと自動車が互いに見える場所だと反応が良かったのに、見えなくなると途端に悪くなったという経験はありませんか。
同じ無線の設備なので、原理は同じです。ご自宅の受信アンテナからスカイツリーの送信アンテナが見通せれば、受信できる確率はかなり高いと考えてよいでしょう。
「東西南北の100km地点、電波は同じ?」
少し前に、東京スカイツリーがどこから見えるか?という企画で、100km以上離れた場所からのスカイツリーの写真を見たことがあります。
実際の電波は、送信アンテナ側でチルト(傾き)や強さを方向によって変更して送信しています。したがって、まん丸の送信パターンではありませんので、東西南北の100kmの地点に同じ強さで送信してはいません。
しかしながら、もしもその場所からスカイツリーが見えるのであれば、受信できる確率は、その周辺のスカイツリーが見えない場所よりも格段に高いといえます。
ちなみにアンテナ業界では、見えるか見えないかを「見通し」という用語を使って表現しているぐらい、有効な判断基準のひとつです。
タイトルに戻りましょう。
災害に強い無線と有線の二重化設備を考える、アンテナ受信とケーブルテレビの併用システムの提案

東日本大震災以降、災害に強いライフライン設備の構築が真剣に考えられており、すでにいくつかの答えが出て、実際に行われているものもあります。
例えば、電話においては有線部分については、リング状に繋ぐことで左回りがダメになったら右回りを使うという逆回り可能な設備になっていますし、無線部分についても基地局の増設などを各携帯電話会社が頻繁に行っています。
電気・電力についてもメガソーラーの活用など様々な工夫がなされている途上と思います。
放送(テレビ)は、東京スカイツリー移転と2011年の完全デジタル化によりオンエア(無線)の電波状況がおそらくテレビ放送始まって以来、「最高」(ジャイアンツの阿部選手に言ってもらいたい。笑。)となっております。ケーブルテレビやフレッツ・テレビの有線の設備も首都圏ではいつでも接続可能といった状態になっています。
今後は、放送も通信と同様に、有線と無線の二重化を進めることにより、災害に強いインフラとなり得ると思います。
CATV/MATV自動切換器
ケーブルテレビとアンテナを自動的に切り換えるための機器です。
日本アンテナ株式会社の2010年版カタログより
CATVラインよりTV信号を取り入れている集合住宅などにおいて、万一CATV系に故障が生じ、TV信号が途切れた場合、復旧までの間、自立アンテナ系に自動で切り換わり、途切れることなく確実に供給するためのバックアップ装置です。
ASW-70PGの仕組み
空中波(オンエア)には存在しないケーブルテレビ団体共通規格のパイロット信号451.25MHZを検知しており、その信号が落ちることにより、自動的にアンテナに切り換わるようになっています。
本ブログを書いて、気づいた点。
「CATV/MATV自動切換器」は、ネーミングが悪いのでは?
「ケーブルテレビ/アンテナ自動切換器」の方が一般の方々にはわかりやすいかなと感じました。
防災グッズとしての「ケーブルテレビ/アンテナ自動切換器」
災害に強い放送設備の二重化を実現させることができる防災グッズのひとつとして、認知されることも可能な製品ではないかと思い、掲載させていただきました。
価格が13万円以上と高いため、昔の知識で確か他のメーカーで「保安器型」で廉価なタイプがあったような気がするな~と、少し調べたら、同じく日本アンテナさんの1998年版のカタログにASW-45PGという一昔前の型番製品を発見。笑。せっかく見つけたので掲載しておきましょう。
ASW-45PGは、現在のデファクトスタンダードである770MHZ型のケーブルテレビになる前の450MHZ型のケーブルテレビ用のCATV/MATV自動切換器。
もちろん自動ではなく、手動ならもっと安くできます。
電波切換器 SW7FD-SP 日本アンテナ 定価2,940円(税込)
この機器は、以前はアンテナ業界で「アンテナ切換器」と呼ばれていたもののメタル筐体バージョンのようです。もちろん自動切換器の方が便利ではありますが、屋上などの操作可能な場所にこの機器を設置しておけば、手動で、ケーブルテレビと自前のアンテナの切り換えることが可能となります。
マンションなどの集合住宅の場合、ケーブルテレビの加入者が居住されている場合、ケーブルテレビの共用部の使用料は廉価な設定になっていることが多いので、ケーブルテレビとの契約を継続したままで本装置の設置も可能かと存じます。
被災地での太陽光の利用用途の第3位がテレビだった?
弊社ではマンション屋上有効利用型の太陽光発電設備も手掛けているので知っている情報ですが、被災地で太陽光設備を保有されていた方の約90%が停電時に自立運転(太陽光パネルが発電した電気をそのまま取り出す機能)を利用され、その用途の第1位が「携帯電話の充電」、第2位が「炊飯器」、第3位が「テレビ」だったそうです。
筐体がプラスチックですが、弊社の倉庫にもゴロゴロ転がっていたぐらい、たいへんなヒット商品でした。
2006年日本アンテナ株式会社カタログより
以下、弊社の宣伝記事となります。よろしかったらご覧ください。
スカイツリースピンオフアプリの決定版 か?!
↓隅田川花火大会の場所取り専用アプリ
いちおう、橋の色と合わせてみました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_bomber39_g.sakura
第二会場 厩橋編
グーグルストアにて、無料ダウンロードを開始しました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_bomber39_g.umaya
東京アンテナ工事が新しいタイプの太陽光発電設備の提案をはじめています。
マンション太陽光発電設備
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/taiyo.html
移転後も放送大学用で使える?!
東京スカイツリー移転アプリの決定版!!
↓スカイツリーとタワーの角度差を自動計算するアプリ
東京タワーから東京スカイツリーへ送信所が移転することにより、受信アンテナの角度がどのくらい変化するかを自動計算するアプリです。
東京アンテナ工事(株)が開発したアプリです。
↓関東三大ローカル局を追加してバージョンアップしました。ダウンロード無料です!!
スカイツリーファンクラブ謹製
弊社で開発した「最初のアプリ」です↓
アポロニウス11号は、「東京スカイツリーと東京タワーが同じ高さに見える場所を探す」ためのスマホ専用のアプリですが、スカイツリーと現在地との距離も自動計算して常に表示する機能(自動更新)を装備していますので、スカイツリー関連の散策には是非一緒に連れて行っていただきたいと思っています。
みのもんたの朝ズバッ!(TBS)と、おしあげNOW(MXテレビ)で紹介されたアプリです。
2012.12.24放送のみのもんたの朝ズバッ!で紹介されました。
2013.1.6放送のスカイツリータウンMXご自慢ライブSHOWで紹介されました。
グーグルPlayストアで無料ダウンロードサービス中です。
↓バージョン2.0になっています。2013.4.4現在
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/guide.html
47都道府県制覇目標!!
下町の工事屋の挑戦、スペイン製アンテナ代理店募集中です。
現在、東京・千葉・神奈川・埼玉で8社様に代理店となっていただいております。
まだまだ募集中です。よろしくお願い申し上げます。
東京アンテナ三号がラジオライフ5月号の表紙になりました。
「地デジ遠距離受信の理論と実践」のガチンコ企画に登場しています!
↓ラジオライフは絶賛発売中!!
ケーブル技術ショー2013 7月30日(火)~31日(水) 東京国際フォーラム JR有楽町駅下車徒歩1分の会場で無料配布される月刊誌 衛星&ケーブルテレビ7月号に弊社の1ページ広告が掲載されています。めくって3ページ目ですので、ぜひご覧ください。
入会金など一切掛かりませんのでお気軽にお問い合わせください。
東京アンテナ工事(株)テレベスジャパン事業部
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/televes-japan.html
100人突破!!
東京スカイツリーファンクラブのフェイスブック版
http://www.facebook.com/tokyoskytreefanclub
かなりのスピードで浸透しております。いいね!ありがとうございます。