【地デジ】都市伝説?!2011年7月25日以降、地デジの映りが良くなった件について
2011年7月25日以降、地デジの映りが良くなった件について
事実です。
弊社でもアナログ放送終了後から把握しています。念のため申し上げておきますと、この場合のアナログ放送終了とは、2011年7月24日23:59:59頃であり、2011年7月24日12:00:00頃ではありません。ご存知の通り、お昼以降のブルーバック画面の時点では「通常放送は流していませんでしたが、文字と音声で「ご覧のアナログ放送の番組は本日正午に終了しました。」という放送を流していましたので。
ブルーバック画面。
2011年7月24日12:00:00頃~2011年7月24日23:59:59頃
スペクトラムアナライザー管面写真
2011年7月24日12:00:00頃~2011年7月24日23:59:59頃
2011年7月25日00:00:00以降
ブルーバック画面放送後の画面。
2011年7月25日00:00:00以降
ちょっと難しいかも知れませんが、簡単に解説しておきましょう。
スペクトラムアナライザーを簡単に説明すると、「周波数順に電波を並べて表示できる測定器」という解説文をつけたいと思いますが、どうかな?うふふ。
①一番長いのが0メガヘルツ。ちなみに横軸が周波数なので右に行くほど周波数は高くなる。えっと、ついでに縦軸は電波の強さ(デシベル)なので上に行くほど強くなります。
②3つのキャリアの固まりがありますが、一番左の少し電波が弱いのがFMラジオ(80MHZ前後)の固まり、真ん中がNHK総合(アナログ1ch、93MHZ)、三番目がNHK教育(アナログ3ch、105MHZ)。
③5つのキャリアの固まり、日本テレビ(アナログ4ch、173MHZ)からテレビ東京(アナログ12ch、219MHZ)まで。
右図はアナログ放送終了後のスペアナ管面。FMラジオの電波を残してアナログ放送の搬送波(キャリア)は無くなった。ちなみにキャリアに対して下方にある雑音成分をノイズと言います。
同じスペアナにすれば良かったと今さら思うが、過ぎたるは猶及ばざるが如しである。(苦笑)。
キャリアとノイズを解説したいだけだったが、意外な大作に。(最近、このパターン多いな。)
で、本題。
2011年7月25日以降、地デジの映りが良くなった件について
アナログ放送が終了したことにより、当然、アナログ放送の電波も無くなった。このことにより、アナログ放送の電波に起因した障害原因も無くなったと考えるのが、普通かと。
スペクトラムアナライザー以外にも電波の測定をできる機器はあります。おそらく、もっとも普及しているのは「レベルチェッカー」という測定器で、リーダー電子やマスプロ電工から発売されています。機能的に測定できる電波の種類をテレビなどだけに限定することによりスペアナの10分の1以下に価格を抑えています。弊社でも「混信調査」や「電波測定車」などの高度な測定を求められない測定の場合においては、軽くて小さくてお手軽なので、お世話になっています。20台~30台くらいあります。
そのレベルチェッカーを使用すると、BERとかCN比とかをお手軽に測定できるので、アナログ停波以降にどれだけ、地デジの映りが良くなったのかを確認できます。
特に今回は、スペアナの管面を紹介したので、CN比を少しだけ解説して終わりたいと思います。
CN比は、キャリア(C)とノイズ(N)の差のことでして、雑音(ノイズ)とキャリア(信号)の差は大きければ大きいほど良いとされます。キャリアは送信所から送出された時点で確定していますので、いかにノイズを軽減することこそが信号品質の維持の重要なファクターになるかが想像できることでしょう。ノイズの増加の原因は、空中波(オンエア)状況であれば、他の電波の混信や反射障害など様々であり、また受信アンテナで受信後は、増幅器からの熱雑音や他機器からの漏洩など。もちろん、キャリア自身の減衰もNが不動でもCが落ちれば差が縮まる訳ですから、室内でのケーブルの無理な引き回し等はノーグッドということになります。
類似語:SN比(シグナルとノイズの差)。
ちなみにBERとは、ビットエラーレート。当然エラーレートが低い(エラーが少ない)ほど良いとされます。コレも簡単な考え方があるので次回以降機会があれば解説したいと思います。
今日は結論まで遠かったな~。難しいこと言ってるからだな。たぶん。
=結論=
2011年7月25日以降、地デジの映りが良くなった件については、事実。原因については、アナログ電波が無くなって、ノイズ成分が無くなったから。とさせていただきます。
本記事に関連するスカイツリーファンクラブブログの過去記事
アナログ用のテレビとアンテナはどうなる?新週刊フジテレビ批評に6回目の出演:後編
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2011年7月24日のスカイツリーと地上アナログ放送とBSアナログ放送その1
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2011年7月24日のスカイツリーと地上アナログ放送とBSアナログ放送その2
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ちなみにテレベス社も東京アンテナ工事も昭和33年創業、東京タワーと同じ年です。ホワラ、コインシデンス。
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↓東京アンテナ工事(株)LED導入工事の記録
LEDって、自社自慢。なんだか、世の中の役に立ったような気になる。(笑)。
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東工大と逆バージョンの東京スカイツリーと東京タワーが同じ高さで並んでいる写真。
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スカイツリー芸人メディア出演表↓
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第3位、東京スカイツリー周辺マップ(ブリッジ編)
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