『東京スカイツリーと歌川広重：柳島の妙見堂』

歩道橋（東京スカイツリー中心部から約９００ｍ）と十間橋（同、７００ｍ）の間で、北十間川と横十間川がT字型に分流しています。

この場所は、歌川広重の名所江戸百景「柳しま」に描かれており、絵中では手前の船が２艘浮かんでいるのが横十間川、横断しているのが北十間川です。したがって、東京スカイツリーは描かれていません（笑）が、当時スカイツリーがあったとすると遠方の山のかなり左側、北十間川の延長線上ということになります。

赤い塀の建物が「柳島の妙見堂」こと、柳島妙見山法性寺で、おそらく中央の建物が料亭橋本、横十間橋に掛かっている橋が柳島橋です。

残念ながら、現在では料亭橋本はありません。また柳島の妙見堂はビルの１階に入ってしまっておりますので、広重の絵の面影はありません。

柳島妙見山法性寺、柳しま、葛飾北斎、歌川広重、井上安治、池波正太郎、鬼平犯科帳、芥川龍之介．．．、などなど、インターネットでこの地に関わるエピソードや歴史を読ませていただいたが、まさに語り尽くされている感があり、ご興味のある方は先人のホームページでお楽しみ下さい。

押上近辺には「柳しま」の他にも歌川広重の名所江戸百景に描かれている場所がいくつもあります。一部を紹介します。絵はいずれもWikipediaよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%89%80%E6%B1%9F%E6%88%B8%E7%99%BE%E6%99%AF

亀戸天満宮