みなさんこんにちは!
今日は、前回に引き続き、今の地球がいかに深刻な状況になっているかというのを、「世界で最も重要な発明は何か?」という問いになぞらえて書いてみたいと思います!
世界で最も重要な発明
さて、僕はテキサス大学オースティン校で映画学を専攻していますが、必須科目を埋めるために生物学と農業学を今学期取っています。
この二つの授業で、たまたま両方、「世界で最も重要な発明は何か?」という議題が出されて、しかもたまたま2人の教授の意見が一致していたのです。
では一体「世界で最も重要な発明」とは一体なんなのでしょうか?
それは
「ハーバーボッシュ法」です。
なにそれ?って思いますよね。
実はこのハーバーボッシュ法という発明がなかったら、今の人類の45%は存在していないんです。
ハーバーボッシュ法とは!?
このハーバーボッシュ法というのは、空気にある窒素からアンモニアを精製して、それを肥料に使うんです。
これが発明されるまでは、人間の人口増加に食糧の量が追いつかないとされていました。結構絶対絶命だったピンチを、この発明で食糧供給を爆発的に増加させることで、飢饉というのを防いだわけなんですね。
最も重要かつ、最悪な発明
しかし、この発明は、2人の教授によると、「最も重要」かつ「最悪」な発明でもあるんです。
なぜかというと、この技術は地球環境をさらに破壊するものだから。
水が汚れ、大気の窒素のサイクルがおかしくなり、さらに膨大なエネルギーを必要とする。
このハーバーボッシュ法では一時的な飢餓を防ぐだけのものであって、これによって引き起こされる環境破壊で引き起こされる新たなピンチを乗り越える技術はまだ開発されていないんですね。
でも人間は賢いから、いつかかならずこれを乗り越える発明がされるはず...って思っている人、いると思います。
でも悲しいことに、何かを乗り越えてもそれの副作用が何かしら起こるんです。そしてその副作用はいつも大きくて、それをまた克服する技術を人間は生み出さなければならない。そして、なんとか発明するけど、またどこかで副作用がおきる...という無限の繰り返しがされるんですね。
これが2人の著名な教授がこの学期で繰り返し言っていること。
ジレンマですね。僕が思うに、何かを発明するというより、何かをやめるという動きが地球を救うために必要なのかなと思います。


