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'24.6/16【観戦記】ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ名古屋大会 ③
(−A−)という事で…
あっという間に時間は過ぎ去って行きますが…6/16(日)に愛知県名古屋市の名古屋国際会議場ｲﾍﾞﾝﾄﾎｰﾙで開催された女子ﾌﾟﾛﾚｽ新団体『MARIGOLD(ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ)』の旗揚げｼﾘｰｽﾞ『MARIGOLD GRAND OPENING WARS 2024』第6戦にして同団体初の名古屋大会の観戦記を粛々と書いております｡(笑)
■大会ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞ以外は本部席から選手ｺｰﾙ等をしていた大平ひかるﾘﾝｸﾞｱﾅがﾘﾝｸﾞに上がり､「初代ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座決定ﾄｰﾅﾒﾝﾄ開催にあたりまして入場ｾﾚﾓﾆｰが行われます」とｱﾅｳﾝｽ｡
(−A−)ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞでは…
ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞﾜｰﾙﾄﾞ王座､ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座､ｽｰﾊﾟｰﾌﾗｲ級王座の3つのｼﾝｸﾞﾙ王座及びﾀｯｸﾞ王座を制定する事が決まっていますが…その内の1本がﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ版の "白いﾍﾞﾙﾄ" ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座(UN王座)です｡
最近のﾌｧﾝの中には「赤と白とかｽﾀｰﾀﾞﾑの真似じゃん」と思う人もいるかもですが､元ﾈﾀは全日本女子ﾌﾟﾛﾚｽのWWWA世界ｼﾝｸﾞﾙ王座(赤いﾍﾞﾙﾄ)､ｵｰﾙﾊﾟｼﾌｨｯｸ王座(白いﾍﾞﾙﾄ)に由来します◎
で､初代ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座決定ﾄｰﾅﾒﾝﾄにはMIRAI､青野未来､野崎渚､ﾎﾞｼﾞﾗの4選手がｴﾝﾄﾘｰされ､この名古屋大会で1回戦､7.13両国国技館で決勝戦が行われる事になりました｡
先ずは出場各選手が自身のﾃｰﾏ曲で順番に入場…最初に登場したのは､5.20後楽園の旗揚げ戦に初来日すると主役の座をかっさらう大暴れを見せ､その後のｼﾘｰｽﾞでも存在感を出している "大怪獣" ﾎﾞｼﾞﾗ｡
続いて､ﾌﾘｰの立場で旗揚げ戦からﾚｷﾞｭﾗｰ参戦している "反逆のｸｲｰﾝ" 野崎渚(ﾉｻﾞｷ･ﾅｷﾞｻ)が入場｡
そして､6.11後楽園で選手側としては最初に白いﾍﾞﾙﾄについて口火を切った "Brilliant Future" 青野未来(ｱｵﾉ･ﾐｸ)｡
最後に入場してきたのが､6.11後楽園での青野の呼びかけに真っ先に呼応した "魂の申し子" MIRAI(ﾐﾗｲ)…立ち位置的にﾎﾞｼﾞﾗさんの巨体に隠れてしまい､なかなか写真撮れなかったんですが､何とか隙間から撮れました(笑)
ﾛｯｼｰ小川代表が真新しいUNの白いﾍﾞﾙﾄを持ってﾘﾝｸﾞに上がり､観客に披露すると共に出場選手と並んで記念撮影◎
(￣ー￣;)いや…
ｾﾚﾓﾆｰを行った事自体は「これから新ﾍﾞﾙﾄ争奪戦が始まる！」という雰囲気も出て良かったんですが(※ちなみに､前日京都の初代ｽｰﾊﾟｰﾌﾗｲ級王座決定ﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦はｾﾚﾓﾆｰは無かったらしい…汗)…最後に入場したMIRAIのﾃｰﾏ曲が流れたままﾍﾞﾙﾄ披露と記念撮影が行われたため､何か違和感ありましたね(苦笑)
せめて団体のﾃｰﾏ曲にでも切り替えるか､選手入場の段階から団体のﾃｰﾏ曲掛けてればよかったと思うんですけどね(汗)
また､更なる違和感が…ｾﾚﾓﾆｰ終了後､ﾒｲﾝで闘う青野とMIRAIは一旦退場しましたが､野崎とﾎﾞｼﾞﾗはそのまま残って試合するという､何だかおかしな進行でした(汗)
今更言うのもあれですが､ﾄｰﾅﾒﾝﾄ開幕のｾﾚﾓﾆｰは大会ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞででも行った方がよかったですね､ﾄｰﾅﾒﾝﾄの試合直前ではなく｡(笑)
■初代ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座決定ﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦最初の試合は､"反逆のｸｲｰﾝ" 野崎渚vs "大怪獣" ﾎﾞｼﾞﾗという注目の一戦☆
↓5.20後楽園のﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ旗揚げ戦で､初来日初戦にして大会MVP的な大暴れをしてのけ､その後の旗揚げｼﾘｰｽﾞでも猛威を振るっている181cm 91kgの巨体を誇る20歳､ﾎﾞｼﾞﾗ｡
↓ﾌﾟﾛﾚｽﾘﾝｸﾞ･ﾉｱ 5.4両国国技館で旗揚げ戦前のﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ勢と8人ﾀｯｸﾞﾏｯﾁで対戦し､その流れでﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞにﾌﾘｰの立場でﾚｷﾞｭﾗｰ参戦しているﾌﾘｰの大物､"ﾉｻﾞｷ様" こと野崎渚｡
試合開始と同時に額をつけて対峙する両者！…167cmと決して小さくはない野崎ですが､身長･体格ではﾎﾞｼﾞﾗが圧倒的です(汗)
手四つを誘ってはｽｶすﾎﾞｼﾞﾗに､野崎はﾎﾞﾃﾞｨへの蹴りを放ちますが､ﾎﾞｼﾞﾗもすぐに頭突きでやり返します｡
野崎は胸元へのﾀﾞﾌﾞﾙﾁｮｯﾌﾟ連発から得意のおしゃれｷｯｸ！ﾍﾟｰｽを握ったかに見えましたが…ﾎﾞｼﾞﾗは圧倒的ﾊﾟﾜｰで反撃！
ｺｰﾅｰに乗ったﾎﾞｼﾞﾗを野崎は高さを利用してﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟで投げ…半端無いﾊﾟﾜｰで攻撃してくるﾎﾞｼﾞﾗの腕を絡め取りながらｸﾞﾗﾝﾄﾞに持ち込んだ野崎は､ｽﾘｰﾊﾟｰに入って締め上げますが､惜しくもﾛｰﾌﾟに逃げられます(汗)
野崎はﾉｱｰﾙﾗﾝｻｰ(座った体勢の相手への片足ﾄﾞﾛｯﾌﾟｷｯｸ)を連発し､とどめとばかりにﾌﾗﾌﾗ立ち上がったﾎﾞｼﾞﾗにﾉｱｰﾙﾗﾝｻｰ･ﾊｲ(立っている相手へのﾉｱｰﾙﾗﾝｻｰ)を狙いましたが…これはﾎﾞｼﾞﾗがﾋﾞｯｸﾞﾌﾞｰﾂで迎撃！
ｴﾙﾎﾞｰ合戦からﾊﾟﾜｰﾎﾞﾑを狙ったﾎﾞｼﾞﾗを､野崎は巧みに丸め込みますが…ｶｳﾝﾄは2！
先に立ち上がったﾎﾞｼﾞﾗは､野崎が起き上がったところにﾗﾘｱｯﾄ､ﾈｯｸﾌﾞﾘｰｶｰﾄﾞﾛｯﾌﾟと畳み掛け…更に「SIZE DOES MATTER！(※大きさが大事？)」と叫びながらﾄﾞﾘﾙ･ｱ･ﾎｰﾙ･ﾊﾟｲﾙﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ！
野崎に返す力は残っておらず､ﾎﾞｼﾞﾗが完勝を飾りました◎
何か最近Xを添付するとｻﾑﾈｲﾙが表示されなくなっちゃったみたいなんですが､↓にｱｸｾｽすればﾌｨﾆｯｼｭｼｰﾝの動画が観れる…はず｡(汗)
豊富なｷｬﾘｱを誇るﾉｻﾞｷ様なら何とかなるかな？と思ったんですが､ﾎﾞｼﾞﾗのﾊﾟﾜｰは予想以上でしたね(汗)
豊富なｷｬﾘｱを誇るﾉｻﾞｷ様なら何とかなるかな？と思ったんですが､ﾎﾞｼﾞﾗのﾊﾟﾜｰは予想以上でしたね(汗)
とは言え､圧倒的体格差があるにも関わらず､"普通に" ﾎﾞｼﾞﾗと闘ってたﾉｻﾞｷ様もさすがでしたね｡
■ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞ初の名古屋大会のﾒｲﾝｲﾍﾞﾝﾄは､もう1つの初代ﾕﾅｲﾃｯﾄﾞﾅｼｮﾅﾙ王座決定ﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦…"魂の申し子" MIRAIと "Brilliant Future" 青野未来が激突した注目のｼﾝｸﾞﾙ初対決☆
ｽﾀｰﾀﾞﾑでﾜﾝﾀﾞｰ･ｵﾌﾞ･ｽﾀｰﾀﾞﾑ王座を初め数々のﾀｲﾄﾙを獲得したMIRAIと､ｱｸﾄﾚｽｶﾞｰﾙｽﾞでは絶対的なｴｰｽと言われていた青野未来の対決だけに､初代UN王座を争うﾄｰﾅﾒﾝﾄの試合というだけでなく､非常に興味深い一戦ですね｡
先ずは青ｺｰﾅｰ､青野未来がｾﾐﾌｧｲﾅﾙ前のﾄｰﾅﾒﾝﾄ開幕ｾﾚﾓﾆｰに続き本日2度目の入場｡
(ﾟ∀ﾟ)わ♪
2週間前の浜松大会に続き､またまた私の席から一番近いｺｰﾅｰに登る未来様♪
う､美しい……
(￣ー￣)しかし…見惚れますな♪
続いて､こちらも本日2度目の入場となったMIRAIが登場…ﾘﾝｸﾞｲﾝするなり､青ｺｰﾅｰに控える青野未来に鋭い視線を送ります｡
↓青野未来､ｺｰﾙ時｡
↓MIRAI､ｺｰﾙ時｡
試合前に歩み寄る両者…青野から手を差し出し､これにMIRAIも応えてｶﾞｯﾁﾘ握手を交わします｡
試合が始まると､緊張感のある間合いから先ずはﾛｯｸｱｯﾌﾟに入る両者！
MIRAIがﾊﾞｯｸを取ってｸﾞﾗﾝﾄﾞに持ち込み先手を取りますが､青野も切り返して行きます｡
立ち上がり､腕を取り合う両者｡青野がﾍｯﾄﾞﾛｯｸに取ればMIRAIが取り返し､ならばと青野は腕をﾛｯｸするも…これも切り返したMIRAIは青野の右腕を巧みにﾛｰﾌﾟに絡めて蹴りつけ､右腕を攻めてﾍﾟｰｽを握り､脇固めへ！
ﾛｰﾌﾟに逃れた青野は､ｶｳﾝﾀｰのﾄﾞﾛｯﾌﾟｷｯｸ､ｺｰﾅｰにもたれて座ったところに低空ﾄﾞﾛｯﾌﾟｷｯｸを決め…MIRAIの背中に蹴りを連発！
更にﾆｰｸﾗｯｼｬｰから両足を複雑に絡めての変型ﾚｯｸﾞﾛｯｸで締め上げますが…MIRAIは苦しみつつもﾛｰﾌﾟﾌﾞﾚｲｸ､そのまま場外にｴｽｹｰﾌﾟします(汗)
立ち上がれないMIRAIを見た青野が場外へ追い､ﾌｧｲﾔｰﾏﾝｽﾞｷｬﾘｰで担がれるも切り返し…会場がどよめくｶｰﾌｷｯｸ！
更にﾗﾘｱｯﾄを狙いますが､かわされて鉄柱に誤爆してしまい､ﾘﾝｸﾞ内に戻るとMIRAIは青野の右腕にｱｰﾑﾛｯｸ！
辛うじてﾛｰﾌﾟへ逃れた青野は走り込んできたMIRAIを抱えてﾂｱｰ･ｵﾌﾞ･ｼﾞ･ｱｲﾗﾝﾄﾞで叩きつけ､ｺｰﾅｰ最上段からﾐｻｲﾙｷｯｸ！そしてｷｬﾌﾟﾁｭｰﾄﾞで投げてそのままﾎｰﾙﾄﾞ！ｶｳﾝﾄ2！
MIRAIはｴﾙﾎﾞｰ､青野はﾛｰｷｯｸで打撃戦を繰り広げ､お互いに追撃式のﾗﾘｱｯﾄ！
一進一退の攻防が続きます！
残り時間も少なくなってきますが､両者は消耗しながらも起き上がり…MIRAIのﾗﾘｱｯﾄをかわした青野がﾚｲﾝﾒｰｶｰを狙うも､これをかわしたMIRAIがﾗﾘｱｯﾄ！
SSｺﾛﾝﾋﾞｱwithﾐｹｰﾚで叩きつけ､更にﾗﾘｱｯﾄを狙うMIRAIでしたが､青野がｶｳﾝﾀｰのﾊｲｷｯｸ！更にﾊﾞｽﾞｿｰｷｯｸを決めてﾌｫｰﾙに行くも…ｶｳﾝﾄ2！
青野はﾀﾞﾌﾞﾙｱｰﾑ･ｽｰﾌﾟﾚｯｸｽを決め､ﾌｫｰﾙに行った瞬間…MIRAIがひっくり返して抑え込むも､ｶｳﾝﾄ2！と同時に15分時間切れﾄﾞﾛｰを告げるｺﾞﾝｸﾞが打ち鳴らされました！(汗)
収まらない両者は闘い続けようとしますが､ｾｺﾝﾄﾞ陣が総出で両者を引き離します｡
ﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦という事もあり､場内が騒然とする中､本部席でﾛｯｼｰ小川代表から耳打ちされたｵｯｷｰ沖田ﾘﾝｸﾞｱﾅが「5分間の延長戦を行います！」とｱﾅｳﾝｽ！
睨み合いながら一旦ｺｰﾅｰに下がった青野とMIRAIは､延長戦のｺﾞﾝｸﾞが鳴るとお互い突進！
壮絶なﾗﾘｱｯﾄ合戦を繰り広げます！
これに打ち勝った青野がﾗﾘｱｯﾄを連発しますが､MIRAIは飛びつき腕十字！
頭突き連発からﾗﾘｱｯﾄ､ｼｮﾙﾀﾞｰﾀｯｸﾙを決めたMIRAIは､ｺｰﾅｰに登りますが…立ち上がった青野が下からｴﾙﾎﾞｰ､ﾊｲｷｯｸ！
ﾐﾐ･ｽﾍﾟｼｬﾙのようなﾊｲｱﾝｸﾞﾙ･ﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟからﾁｷﾝｳｨﾝｸﾞﾌｪｲｽﾛｯｸへ！
ﾛｰﾌﾟに逃げられると､青野はﾗﾘｱｯﾄを決めてﾌｫｰﾙに行くも…ｶｳﾝﾄは2！
必殺のｽﾀｲﾙｽﾞｸﾗｯｼｭを狙った青野ですが､これを切り返したMIRAIがﾐﾗﾏｰﾚ(ﾁｷﾝｳｨﾝｸﾞｱｰﾑﾛｯｸ)へ！一瞬青野の足がﾛｰﾌﾟに掛かりますが､中央に戻して締め上げるMIRAI！
ここまでの闘いで右腕にﾀﾞﾒｰｼﾞのある青野だけに､万事休すかと思われましたが…意地でもｷﾞﾌﾞｱｯﾌﾟは拒否！
残り30秒､ﾌｫｰﾙ狙いに切り替えたMIRAIは､ﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟからﾐﾗﾏｰﾚ･ｼｮｯｸで叩きつけようとしますが…これを防いだ青野がﾚｲﾝﾒｰｶｰ！
MIRAIがｶｳﾝﾄ2で返した瞬間､延長戦の5分終了のｺﾞﾝｸﾞが鳴り響きました！
ﾄｰﾅﾒﾝﾄだけに､再延長か⁉と館内がざわめきましたが…後日改めて再戦が行われるとｱﾅｳﾝｽされました｡｡｡
(￣ー￣)15分ﾄﾞﾛｰからの延長5分ﾄﾞﾛｰ…
これね､事前に「引き分けの時はこうなります」という規定のようなものが発表されてればよかったのですが…それが無いまま､その場で「こうします」と決めたみたいな感じだったので､運営側が批判されるのは仕方無いかも知れませんね(汗)
ﾏｲｸを持ったMIRAIは「今の率直な感想｡凄え凄え悔しいです｡悔しい｡けど､こういう気持ちにさせてくれる相手を､きっとﾗｲﾊﾞﾙって言うんだと思います」と語ると､青野の目の前まで行き「今日決着付かなかった｡けど､自分の魂は絶対に折れません｡絶対に！あの！あのﾍﾞﾙﾄを！MIRAIが持ちます！勝つのはこのMIRAIだ｡覚えとけ！」と言い放ち､ﾏｲｸを青野に押し付けるように渡し､睨みつけました！
MIRAIが退場した後､青野がﾏｲｸｱﾋﾟｰﾙを始めます｡
「ﾑﾁｬｸﾁｬ悔しい｡……確かに､ﾒﾁｬｸﾁｬ熱くなれて､最高に､面白い選手だと思った｡でも､私は､絶対に！どうしても！何がなんでも！ﾍﾞﾙﾄを巻きたい！MIRAIの魂ごと奪って､へし折って､私が､ﾍﾞﾙﾄを巻きます｡皆さん応援よろしくお願いします！次は､名古屋に来る時は､私はﾍﾞﾙﾄを巻いてくるので､楽しみにしていてください！」
「では次の名古屋大会を皆さん楽しみにしていてください｡いっしょに皆さんで締めましょう！ｼｬｲﾝ･ﾌｫｰｴﾊﾞｰ！ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞォォォ♪」
(￣ー￣;)えーと…
まだ浸透してない締めのﾌﾚｰｽﾞを､説明もせずにいきなり叫んでしまった未来さんですが…それだけ試合で精魂使っちゃってたんでしょうね(笑)
四方に礼をしてから青野未来が退場し､15:00頃だったかな？大会は終了しました｡
↓で､本戦終了間際から時間切れまでと延長開始時のﾗﾘｱｯﾄ合戦のX動画が観れる…はず(汗)
(−A−)という事で…今回はここまで！
ﾄｰﾅﾒﾝﾄ規定が事前に発表されなかった事で「え？今日決着付かないの？ええ〜？(汗)」という不満はあったものの､青野未来vsMIRAIの一戦の内容は素晴らしかったですね◎
特に青野未来｡
私の前の最前列に座ってた何人組かの客は､女子ﾌﾟﾛﾚｽ舐めてるような感じで大会中ちょっとｲﾗｯとしてたんですが…そんな連中までﾒｲﾝ終盤には夢中で「未来行け！」とか応援してましたし(爆)…
かく言う私､基本的にはあまり叫ばずに観戦してるﾀｲﾌﾟなんですが､本戦終盤から延長に掛けて普通に「未来！」と叫んでました(笑)
青野未来､いいわ♪
もはや完全に "推し" です｡
(−A−)y~ﾑﾌﾌ
6.23新木場で行われたMIRAIvs青野未来のﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦再戦は､何とまたもや15分ﾄﾞﾛｰからの延長5分ﾄﾞﾛｰで決着は付かず…6.29仙台大会で再々戦が行われるそうです(汗)｡それはね､いいんですけど…相変わらず事前に「引き分けならこうなる」といった規定の公式発表は無かったわけで､15分+延長5分に拘るなら拘るで団体として理由をｱﾅｳﾝｽしないとさあ(苦笑)｡せっかく青野未来とMIRAIが凄い試合してるのに､勿体無いよ｡