【映画】美女と野獣 | ~‡コキュートス‡~

【映画】美女と野獣

(ーAー)という事で…

今回紹介するのは、言わずと知れたこちらの作品。


■'20.8/19鑑賞(吹替)
『美女と野獣』
(2017年公開)

(ーAー)☆☆☆★

フランスの民話に基づいて制作された'91年のディズニーの同名長編アニメ映画を、エマ・ワトソン主演で実写にてリメイクしたロマンチック・ファンタジー・ミュージカル☆


(ーAー)かく言う私…

'91年公開のアニメ版を今年('20年)3月末に初めてちゃんと観ましてね(笑)…簡単な紹介や感想等を『'20【備忘録】アニメ②』という記事内に書いてますので、良かったら参考までに見て下さいな。


■森の奥にある城で暮らしていた傲慢な性格の王子が、ある雨の激しい夜に舞踏会を楽しんでいると、1人の老婆が城にやってきて、雨宿りをさせて欲しいと頼み、一輪の薔薇を差し出すが…王子はその薔薇を床に投げ捨て老婆の醜さを嘲り、周りの人々も王子に同調して嘲笑する。

薔薇を拾った老婆は、世にも美しい魔女の正体を現し、謝罪する王子を醜い野獣の姿へと変え、城とそこに住む人々にも忌まわしい魔法を掛けた。

魔女が王子に手渡したのは『花びらが全て落ちるまでに、王子が愛する事を学び、相手からも愛されれば魔法は解かれる。もししそれが出来なければ永遠に野獣の姿のままになる』という “魔法の薔薇” だった。

人々の心から魔女が記憶を消したので、王子や召使いの事は忘れ去られ、歳月が流れた。

そして…時が過ぎるうちに王子は希望を失った。

一体誰がこんな野獣を愛してくれるのかと……


(ーAー)えー、ここまでが…

前フリというか、状況説明?ですね。(笑)

今思い付いたんだけど…なぜ王子が傲慢な性格になったか等を詳しく描いた “野獣にされるまでのを前日譚” を作っても面白そうな気がします◎

( ̄ー ̄)それはさておき…

魔法によって城の召使いたちは食器や家具等に姿を変えられ、城は雪が降り止まなくなりまして、誰も近寄る事は無くなり…

魔女が記憶を消したのもありますが、人々に城の事は忘れ去られ、長い年月が過ぎたある日から、物語は始まります。。。

(ーAー)y‐~


■城から少し離れたところにあるヴィルヌーブ村に父親のモーリス(ケヴィン・クライン)と2人で暮らしている美しい娘ベル(エマ・ワトソン)は、本を読むのが好きで冒険を夢見る自由な思考を持った女性だったが、彼女の教養を理解出来ない村人たちは、ベルを変わり者として奇異の目で見ていた。

しかし、思い通りに事が進まないと力で解決してしまう我が儘な性格ながら村では人気者のガストン(ルーク・エヴァンズ)は、ベルの美しさ目を付け、妻にしたいと思っているが、彼の下品さや乱暴さを嫌っているベルは理由を付けては求婚を拒んでいて…

ガストンが物乞いのアガット(ティ・モラハン)を指差しながら「未婚のまま父親が死んだら、生活する術が無くなって物乞いになるしかなくなるぞ!」と説得しようとした時も、ベルはガストンを追い返したのだった。


そんなある日、ベルの父モーリスは自作のオルゴールを売るためにパリを目指して愛馬フィリップに乗って出かけるが…森の中で迷ってしまい、狼の群れに追われて逃げ回った末に、偶然見つけた城へと逃げ込む。

城の中に気配はするが誰も見当たらず、人がいないか捜して回るが…食卓に置かれていた料理を見つけて、思わず座って食べようとしたところで、ティーカップが動いて喋るのを見て、慌てて城から逃げる。

だが、敷地内の庭に薔薇が咲いているのを見て、ベルに薔薇を土産に頼まれていた事を思い出し、一輪摘んだところを城の主である “野獣” に見つかってしまい、捕らえられてしまう。


(ーAー)y‐~


■父モーリスの愛馬フィリップが単独で戻って来たのを見たベルは、父の身に何かあったと感じてフィリップに跨がり、慌てて村を出て父を捜しに行く。

フィリップに導かれるように森の中の城に辿り着いたベルは、城内に入ると牢獄に捕らえられているモーリスを見つけるが…モーリスは早く城から逃げるようにベルに告げる。

押し問答をする父娘の前に姿を見せた恐ろしい姿をした野獣は、モーリスは薔薇を盗んだ盗人であり終身刑だと語るが…ベルはモーリスの身代わりになって牢獄に入り、自ら囚われの身となる事で父を自由にする。


(ーAー)y‐~


■美しい女性ベルが現れた事で、魔法を掛けられて家財道具等に姿を変えられてしまっていた召使いたちは “魔法が解ける可能性” が出て来た事に色めき立つ。

給仕頭のルミエール(※燭台)は、心配性の執事コグスワース(※時計)が引き留めるのを無視してベルを牢獄から出し、東の塔の一室を与える。

ルミエールたちは野獣にベルをディナーに誘うよう囁き…躊躇いつつもドア越しにベルを誘った野獣だったが、にべもなく断られて激怒し、召使いたちに「食事を与えるな!」と言い渡す。

しかし「彼女が魔法を解く最後のチャンスかも知れない」と考えるルミエールやメイド頭のポット夫人(※ティーポット)とその息子チップ(※ティーカップ)、衣装係のマダム・ド・ガルドロープ(※衣装箪笥)とその恋人の宮廷音楽家マエストロ・カデンツァ(※チェンバロ)、メイドのブリュメット(※掃除用の “はたき”)らは、野獣の言いつけに背いて夜中に晩餐会を開き、ベルを大いに喜ばせる。

だが、「絶対に行ってはならない」と言われていた西の塔が気になったベルは、ルミエールやコグスワースらが止めるのを聞かずに西の塔に行ってしまう…。


(ーAー)y‐~


■西の塔の野獣の居室らしき部屋で綺麗な薔薇を見つけたベルは、思わず手を出そうとするが、それに気付いた野獣に「触るな!…何をした⁉️」と怒鳴りつけられ、部屋から追い出される。

野獣の乱暴な振る舞いに恐怖を感じ、ここにいる事に耐え切れなくなったベルは、父の愛馬フィリップに乗って城から逃げ出したが…途中で狼の群れに襲われる。

しかし、間一髪の所で野獣が現れ、狼の群れと対峙…狼を追い払うが、野獣も噛まれて負傷し倒れてしまう。

自分を助けるために傷ついた野獣を見かねたベルは、彼をフィリップに乗せて城に連れ帰る。


(ーAー)y‐~


■野獣の怪我の手当てをした時に、ふと口にした本の話を野獣が知っていた事に驚き、その品性や内に秘めた優しさを感じ取ったベルは、野獣に対して恐怖以外の感情が生まれている事を自覚していく…。

また、ベルはポット夫人から「ご主人様は心優しい人だったが、母親の死後、厳格な父親に育てられ、その影響から傲慢になってしまった」と野獣の生い立ちを聞かされ、心を痛める。

実はベルもまた幼い頃に母親を亡くしており、父モーリスから詳しい事を聞き出そうとしても毎回言葉を濁されてしまい、もどかしく思っていたのだった。


野獣の怪我が治った後も城に留まったベルは、ある時たくさんの蔵書が並べられた部屋を見せられ「欲しけりゃ全部くれてやる」と言われ、歓喜する。

そして野獣は、魔女から貰ったという “魔法の本” をベルに見せる。


(ーAー)この魔法の本は…

本に手を当てながら思いを込めると、世界中のどこにでも行きたいところに行けるという不思議な本でして。

ベルは野獣と共に「本を魔法で」パリの街中にある小さな家…かつて父母が住んでいた家に行きます。

今は誰も住んでおらず、埃を被っていたその部屋には、医者がペスト治療を行う際に着けるマスクが置かれてまして…。

つまり、生まれたばかりのベルにペストが感染する事を防ぐため、父親がベルを連れてヴィルヌーブ村に移り、ペストに侵された母(ゾーイ・レイニー)は1人でパリに残って死んだ…父モーリスにも苦渋の決断だったゆえに、ベルに母親の話をしたがらなかったという事ですね。。。

(ーAー)y‐~


■村に戻ったモーリスは、村人達に森の奥に城があり、そこには野獣が住んでいて、自分の身代わりに娘のベルが囚われてしまった、助けてくれ。と必死に伝えるが、村人たちは信用せず相手にしない。

しかし、モーリスに恩を売りベルとの結婚を認めさせるチャンスと考えたガストンは、子分のル・フウ(ジョシュ・ギャット)を連れてモーリスの案内で森に向かうが…城の場所が見付からずに右往左往するモーリスに怒りをぶつけ「もう帰るぞ」と言い放つ。

ガストンの野蛮で傍若無人な態度にモーリスは「娘との結婚は絶対に認めない」と言うが、これに逆上したガストンはモーリスを殴り倒して木に縛りつけると、「これじゃ狼の餌食になっちゃう(汗)」と心配するル・フウの言葉も聞かずに森の中に置き去りにして帰ってしまう。


ガストンとル・フウが立ち去ってしばらくした後、狼のうろつく森で縛りつけられていたモーリスを助けたのは、村では物乞いとして除け者にされている女性アガットだった。

村に戻ったモーリスは、自分を置き去りにしたガストンの悪行を村人たちに伝えて責め立て、アガットもそれに頷くが、ガストンは「物乞いの証言など当てにならない」として反論し、モーリスを捕まえると異常者扱いしてダルク(エイドリアン・シラー)の管理する精神障害者向けの施設に送ろうと馬車の後部に閉じ込めてしまう。


(ーAー)y‐~


■城では、過去を知り優しさを知った野獣とベルの “距離” が急速に縮まり、召使いたちが “希望” を確実に抱くほど、お互いに想い合っているように見えた。

召使いたちに「想いを告白すべきだ」と背中を押された野獣は、ベルをディナーに誘って食事を共にし、お互いドレスアップした姿でダンスを踊り見つめ合う。

野獣は「ここでずっと暮らさないか?君はもう囚人じゃない、自由だ」と告白するが…ベルは「自由じゃないわ」と告げる。

父親の事が気掛かりなのだというベルに、野獣は魔法の鏡を使ってモーリスの姿を見せたが…鏡に映ったのは、村人たちに責め立てられ精神病院に入れられそうになっている姿だった。

うろたえるベルを見た野獣は、ベルを自由の身にすると伝え、魔法の鏡を持たせて「父の元へ急げ」と送り出す。


呆然とする召使いたちに感謝を告げ、野獣の事を想いながらも村に戻ったベルは、鏡を取り出して野獣の姿を見せ、父の言っている事が本当である事を示し、その姿に恐怖を覚える村人たちに野獣の優しさや博識さを必死に伝えるが…

ベルが彼女が想っている事に嫉妬したガストンは、村の人々を扇動して「野獣を退治しに行くぞ!」と宣言…村人たちも同意して武器や松明を手に城に向かう。


捕らえられたベルはモーリスが入れられていた馬車の中に閉じ込められたが、モーリスが巧みに鍵を開けて脱出…ベルは父の愛馬フィリップに乗って城に向かった。。。


(ーAー)y‐~


■城では、ベルが去った事で野獣は沈黙し、希望を失った召使いたちも落ち込んで火が消えたように静まり返っていたが…やがて村人たちが襲撃しようと近づいてきた事に気付く。

野獣は村人たちが城へ入ってきても関心も持たず、動こうとすらしなかったが、ルミエールら召使いたちは家財道具の振りをして油断させて村の人々と必死に戦い、何とか城から追い出す事に成功する。


だが、西の塔に入り込んだガストンは、生きる希望を失い意気消沈する野獣に襲いかかり、抵抗する気力すら無くしていた野獣を追い詰める。

だが、城に駆け付けたベルの姿を見つけた野獣は気力を取り戻し、本来の力を発揮してガストンを返り討ちにする。

しかし、“薔薇の花びら” が残り1枚になった事で(?)城は崩壊を始めており、ガストンはベルを助けようと塔から飛び移った野獣を背後から狙撃…重傷を負わせるが、足場が崩落してガストンは墜落して命を落とす。

ベルは瀕死の野獣を助けようと声を掛けるものの、もはや手遅れ…ベルへの愛情の言葉を残して息絶えてしまう。

泣きながら愛の言葉を伝えるベルだったが、時既に遅く…魔法の薔薇の最後の花びらが落ち、ルミエールら召使いたちも人格を失って “ただの家財道具” になってしまった。


(ーAー)えー…

仮にここで “哀しい結末” に終わったとしても、充分名作足り得たとは思うんですが、そこはディズニーです。このまま悲しい気分でお客さんを帰らせるなんて冒険はしません(笑)

ラストシーン、行ってみましょう♪

(ーAー)y‐~


■野獣は既に動かず、反応も無くなってしまったが、ベルはそれでも野獣に対して泣きながら愛を囁き続ける。

そこに現れた物乞いのアガットは、美しい魔女の姿に戻ると、“愛し愛されることを知った“ 野獣の呪いを解く。

野獣は生き返って王子の姿(ダン・スティーブンス)に戻り、家財道具たちも元の人間の姿を取り戻す。


(ーAー)ちょっと寄り道して…

人間に戻った時のキャストも書いときますかね。


※時計だった執事コグスワース…イアン・マッケラン。

※燭台だった給仕頭ルミエール…ユアン・マクレガー。

※ルミエールの恋人で、鳥型の “はたき” だったメイドのプリュメット…ググ・バサ=ロー。

※メイド頭のポット夫人…エマ・トンプソン。

※ポット夫人の息子でティーカップだったチップ…ネイサン・マック。

※衣装箪笥のマダム・ド・ガルドロープ…オードラ・マクドナルド。

※ガルドロープの恋人でチェンバロだった宮廷音楽家マエストロ・カデンツァ…スタンリー・トゥッチ。

※コート掛けだったシャポー…トーマス・パッデン。


また、城の召使い以外で記憶だけ失っていた村人もいたようで…陶芸家でポット夫人の夫・チップの父であるジャン(ジェラード・ホラン)やコグスワースの妻クロチルド(ヘイデン・グワイン)も記憶を取り戻し、再会を喜びました。

(ーAー)y‐~


■人間の姿に戻った王子は、ベルと優しく抱き合い…長く降り積もっていた雪も溶け、城も元の姿に戻った。

王子はベルと結婚し、村人たちも招待して舞踏会を開き…王子とベルは幸せそうにダンスを踊るのであった。。。

THE END

(ーAー)y‐~


■アニメ版を観た時にも思いましたが、このディズニー版の『美女と野獣』…面白いんですよね♪

中には「ディズニー映画なんて女子供が観るやつ、興味ねえよ」とか考えてる人もいるかと思いますが…そういう人は確実に損してます(笑)


( ̄ー ̄)まあ…

色々語るべきテーマを内包した物語ではあるんですが、あらすじをほぼ全部書いてたら、ちょっと疲れてしまいましてね(笑)

一番言いたい事だけ書いときますね。


(ーAー)とにもかくにも…

ベル役のエマ・ワトソン…メチャクチャかわええ~♪って事に尽きます!(笑)

かわいいなのか美人なのか、その分類はさておいて、まさに『美女』ではないかと。

また、見た目だけじゃなくて、その演技も完璧だったかと思います。

大人になったエマ・ワトソン見るだけでも価値がある作品ですな。

勿論、作品自体も映像から何から素晴らしい名作だと思いますので、未見の人がいたら是非とも観る事をお薦めします。

(ーAー)y‐~ムフフ










ハーマイオニーが順調に美女に成長してくれて嬉しいです。とAndroid携帯から投稿…しつつ、『ハリー・ポッター』シリーズをまだ最後まで観てないんだよな(笑)