【映画】ラウンダーズ | ~‡コキュートス‡~
2020-08-11 13:02:00

【映画】ラウンダーズ

テーマ:【映画】洋画
(ーAー)という事で…

今回紹介するのは、ポーカーが分かる人・ギャンブルが好きな人なら楽しめそうな、この作品。

…私は門外漢です(笑)


■'20.8/5鑑賞
『ラウンダーズ』
(1998年公開)

(ーAー)☆☆★
1度は足を洗おうとするも、悪友の誘惑で再び非合法のポーカーの世界にやむなく足を踏み入れる天才的な青年ラウンダーを描いた、マット・デイモン主演作品☆


(ーAー)ラウンダーとは…

ポーカー等のカードゲームで生計を立てている人物の事だそうです。


■ニューヨークで法科大学に通う青年マイク・マクダーモット(マット・デイモン)は、プロのポーカーが言う『生活のためのポーカーはビジネスと変わらない。冒険は避け、手堅く勝っていけ。1時間に1度、デカく勝つ。それが理想』をモットーに『勝てる確信のある時にだけ賭け、後は下りてチップを減らさない』というやり方で学費をポーカーで稼いできたが…ある夜、「何か物足りない。慎重も度が過ぎると、人生そのものが退屈になる」と、部屋に隠していた100ドル札をかき集め、ベッドで眠る恋人ジョー(グレッチェン・モル)を起こさないように部屋を出た。

彼が向かった先は、ロシアンマフィアとも親しいというテディKGB(ジョン・マルコヴィッチ)が経営する非合法のポーカー・ルームで…これまで信条通りにコツコツと貯めてきた計3万ドルを元手に、ハイレートで大勝負をしようとやってきたのだった。

マイクが手にしている高額のチップを見たジョーイ・クニッシュ(ジョン・タトゥーロ)…この賭場で唯一の友達でもあり、19歳の頃からポーカーで食ってきたという伝説のプレーヤー…に「骨までしゃぶられるぞ。安全に勝てる場所へ行け」と忠告されるが、マイクの決意は堅かった。

「賭け金にリミット無し、持ち金が最低2万5千ドル」というハイレートでの勝負に挑んだマイクは、他のプレーヤーが降りる中でテディKGBとの一騎打ちとなり、勝利を確信して全財産を賭けるが…読みは外れ、全財産を失ってしまう。

落ち込むマイクはジョーイに励まされるが、「ギャンブルはやめる」と決意する……。


■9ヶ月後、マイクは運送業のバイトに真面目に励みながら法科大学に通い、成績も優秀だったため担任のエイブ・ペトロフスキー教授(マーティン・ランドー)にも気に入られていた。

ある夜、マイクがペトロフスキー教授に頼まれていた資料を届けに行くと、そこでは教授が仲間たちとポーカーを楽しんでいた。

この大学では判事、検事、弁護士ら法曹界の人間に大学教授まで加わった賭けポーカーが行われていて、その噂は入学する前からマイクも知っていたが…それはあくまで金持ちの道楽に過ぎず、マイクから見ると “鴨がネギを背負ってる” ようなものだった。

つい口を挟んでしまったマイクは、全員の手札を当てて教授たちを驚嘆させたが…「いっしょにやっていけ」という誘いは断り、ポーカーはやめたという誓いを守る。


翌朝、配達のバイトを終えて家に帰ったマイクは、恋人ジョーに教授や判事たちがやっていたポーカーの話をするが、ジョーに誓いを破ったと誤解され、しばし口論…

また、翌日に兄弟同然の旧友 “ワーム” が刑務所から出所するため、車を貸して欲しいと言うマイクに、ジョーは「ワーム(※ミミズ)なんて渾名の人とよく付き合えるわね」と吐き捨てて仕事に出掛ける…。


(ーAー)ワームこと…

本名レスター・マーフィー(エドワード・ノートン)とマイクは、周りはみんな裕福な家庭の子供たちばかりのニュージャージーの大学進学予備校で知り合い、貧しい家庭で育った2人は自然と友達になったんですが…2人でチャイナタウンから仕入れた花火や偽マリファナ等を金持ちの生徒に売って金を巻き上げていたそうです(汗)

ですが、欲をかいてバスケの対外試合で八百長を仕組んだのがバレて、ワームが捕まってしまい…学校側は「仲間の名前を教えれば罰を軽くする」と持ちかけたものの、ワームは一言も喋らず退学処分となり、マイクは何事も無く卒業出来たそうです。

「ワーム以上の親友はどこにもいない」(マイク談)

出所してきたワームは、車の中で『如何に刑務所でうまい事やってきたか』をペラペラと喋りまくりましてね…

観客(視聴者)は「ああ…こいつがこれからマイクをトラブルに巻き込んでくのね(汗)」と、この時点で悪い予感しかしないキャラクターです(笑)

(ーAー)y‐~


■「ポーカーはやめた」というマイクにワームは「またやろうぜ」と誘い、「楽にカモれる連中が集まる賭場がある」と言うが、マイクは「僕はやらない。送ってくだけだ」と固辞する。

ワームは出所したばかりだが、1万ドルの借金があり、それを「待ってる」人間がいるため、すぐにでも稼ぎたいのだという。

ワームを賭場に降ろして走り去ったマイクだったが、やはりワームの事が気になり、引き返す。

見ているだけのつもりでやってきたマイクだったが、ワームの知り合いだというそこの女マネージャーによると、彼女の恋人という設定でゲームに参加する段取りになっているという。

結局なし崩し的にポーカーをやる事になったマイクは、ワームのイカサマに合わせてゲームをこなし、見事に金持ちのお坊ちゃんたちから金をせしめる。


翌日、借金を返すために潜りの賭場を紹介してくれというワームを、マイクはペトラ(ファムケ・ヤンセン)という女が経営しているポーカー・ルームに連れていく。

そこはマフィアの構成員等も出入りする賭場であり、マイクはワームに「イカサマは絶対やるな。バレたらただじゃ済まない」と忠告して帰るが…ワームは「マイクのつけ」でチップを買ってゲームを始める。

その後、大学でマイクがジョーらと擬似裁判の弁護の仕方について打ち合わせをしていると、そこにジョーイ・クニッシュが現れる。

マイクはジョーイから、ワームがあの賭場でイカサマをやっていると伝えられ、賭場に向かう。

ポーカーに興じているワームを外に連れ出し、「イカサマがバレたらただじゃ済まないし、他の店でもポーカーは出来なくなる」と忠告するが…効き目はなかった。


(ーAー)マイクの知り合いという事で…

信用貸しでチップを買ってプレーしていたワームは、本来ならその分を稼いだ金から返すのが決まりなんですが…その借りをマイクのつけとしたままにし、儲けた分を全部持ち帰りました(汗)

まあ、多額の借金を返すためという大義名分はあるんですけど…まあ、ろくでなし。ですよね(苦笑)


そんなワームでしたが、酒を飲んでいる時に金貸しのグラマー(マイケル・リスポリ)が声を掛けてきます。

グラマーは、ワームの借金1万5千ドルを立て替えた自分に債権があり、利子を含めた2万5千ドルを払えと迫ります。

しかも、その相棒はロシアンマフィアの大物と繋がっているあのテディKGB…ワームは1週間の猶予を懇願し認められますが、手元にあったポーカーの稼ぎ1万ドル全てを持ってかれちゃいました(汗)


( ̄ー ̄)かく言う私…

幸いにもヤバい借金とかはした事ありませんけど、借金の債権が別のヤバい人に渡って追い込み掛けられるとか、最悪ですよね(焦)

(ーAー)y‐~


■マイクが家で1988年のポーカー世界選手権のビデオを観ていると、ペトラが訪ねてくる。

しばしいっしょにビデオに見入っていたペトラだが、ここに来た理由はワームがその後も度々賭場に顔を出し、マイクのつけとしてその後もプレーをしている事を知らせるためだった。

マイクは「最初の2千ドルは払うが、後はワームの借金にして、もう貸さないでくれ」と言い、とりあえず手持ちの千ドルをペトラに払う。


マイクの予想通り、昔隠れ家にしていた学校の体育館にいたワームをマイクは叱責するが…「出直したかったのにまた借金を増やしてしまった」と嘆くワームに、今後はマイクの名前で借金しない事とグラマーに会ってちゃんと話を付ける事を約束させる。


後日、マイクはワームに付き添ってグラマーに会いに行くが、グラマーは「残り1万5千ドルを5日以内に全額返済しろ」と譲らない。

マイクは「ワームは出所したばかりで準備もない。毎週5千ドルずつ返させるから待ってくれ」と提案するも、聞く耳を持たないグラマーにワームが突っ掛かり、あわや殴り合いになりそうになる。

止めに入ったマイクは、グラマーの「お前が保証人になるか」という言葉に頷いてしまい…結局、マイクも協力して1万5千ドルを5日以内に返さなければならなくなった。


手持ちは2人合わせても1200ドル、「2人で組んだ方がいい」と言うワームだが、マイクはイカサマをやるワームと組むのは拒否…2人は協力して各地の賭場を回り、マイク1人がプレーして順調に稼いでいく。

しかし、期限まであと2日の段階で手持ちが7300ドル…ワームの提案で「給料が出たばかりの公務員が集まる賭場」に片道5時間掛けて行ってみると、そこは公務員は公務員でも警官が集まる賭場だった。

「やるっきゃねえ。警官はカモだ、ちょろいぜ」と言うワームに説得され、マイクはワームが店に入らない事を条件にプレーしに店に入る。


マイクは問題無く順当に勝ち続けたが、しばらくするとワームがボウリング場で会ったという男に連れられて店にやって来てしまい、マイクたちのテーブルのゲームに仲間入りする。

2人は初対面のふりをするが、マイクが勝つようにワームが仕掛けたイカサマがバレてしまい、マイクも仲間だと分かって2人は警官たちに寄って集って殴られ、有り金全部を持っていかれてしまう。


( ̄ー ̄)うーむ…

イカサマで頭に来たとはいえ、自分たちも違法の賭けポーカーをやってたくせに、警官たちも大人げ無いですな(笑)

(ーAー)y‐~


■返済期限まであと1日しかなく、ワームは「街から逃げよう」と言うが、マイクはそれを拒み…1人でグラマーのところに返済期限を伸ばすよう頼みに行くが、グラマーは聞き入れなかった。

マイクはジョーイに相談に行き、元手となる金を貸してくれるように頼むが、ジョーイは自分が “夢” を捨てて家族を養うために堅実な勝負をしている事を語り、かつて警告を無視してテディKGBに挑み、大負けしたマイクに説教する。

「その筋に頼んで返済期限を伸ばしてくれるよう口を聞いてやる」と言うジョーイだったが、マイクは「テディKGBに負けたのはツキのせいではなく、KGBが一枚上手だったからだ。僕は自分に自信がある。選手権も夢じゃないと思っている」と、ある話をジョーイに打ち明ける…。


(ーAー)この「誰にも話してない」話とは…

8ヶ月か9ヶ月前に偶然ある場所で1988年のポーカー世界チャンピオン ジョニー・チャン(※本人)に会い、チャンのテーブルのゲームに参加…そこでチャンに勝ったという話でした。

ポーカーというのは、自分がいかにも良いカードを持ってるように見せたり、相手がどんなカードを持っているか見極めたりという駆け引きが重要らしいんですが…このチャンとの勝負で、マイクは心理戦に上回って勝ったと、こういう事ですね。

(ーAー)y‐~


■マイクは法科大学のペトロフスキー教授を訪ね、「悪友の保証人になって借金を背負ってしまった。今夜中に返さないといけない」と、金を貸してくれるように頼む。

1万5千ドルと聞いて躊躇ったペトロフスキー教授だったが…「人のための施しは善だ」と、1万ドルを貸してくれた。


( ̄ー ̄)うーむ…

持つべきものは太っ腹な恩師ですね(笑)


■ペトロフスキー教授から借りた1万ドルを元手に、テディKGBの賭場に向かったマイクは、テディとの勝負を申し込む。

テディは「サシの勝負だ。どちらかがカラッケツになるまで勝負を続けよう」と、受けて立つ。

順調に勝ち続けたマイクは、2万ドルまで稼いだところでゲームを切り上げ、グラマーに借金を返して帰ろうとしたが…テディは「(以前巻き上げた)お前の金をお前に払ったわけだ」とマイクを挑発、マイクはその挑発に乗って2万ドルで勝負を続ける。

テディには、ポーカー中にビスケットを食べる癖があり、その食べ方(?)でマイクに手札を読まれている事に気付き、ビスケットを投げ捨てる。

何やかんやと口にしては挑発してくるテディの心理戦に負けず、逆に “引っかけて” 全額を賭けさせるマイク…

手札はテディが2ペア、マイクはストレート…勝負はマイクの勝ちとなる。


(ーAー)イカサマも無く…

正々堂々の勝負に敗れたテディKGBは怒り狂いましたが…「金は払ってやれ!こいつの勝ちだ!」と部下に命じるんですね。

如何にも只者じゃない雰囲気を漂わせていたテディですけど、メチャクチャ悔しがりながらも金はちゃんと払う辺りに “ラウンダーとしてのプライド” を見た感じでしたね◎

(ーAー)y‐~


■テディとの勝負で1万ドルが6万ドル以上となったマイクは、1万5千ドルをグラマーへの返し、ペトラへの借金6千ドルを全て返済、あとはペトロフスキー教授に1万ドルを返しても、最初にテディに負けて失った3万ドルが返ってきた事になった。

マイクは恋人のジョーに会い、ペトロフスキー教授への返済金を託し、街を出る事を告げる。

そして、ポーカー世界選手権優勝を目指して、ラスベガスに向けて旅立ったのだった……。

THE END

(ーAー)y‐~


(ーAー)という事で…

ストーリーをほぼ全部書いちゃいましたけど…これだけ手間掛けてレビュー書いた割りには「今イチだったな」という感想の作品ですね(笑)

まあ、冒頭に書いたように、私自身が基本的にギャンブルをやらず、ポーカーのやり方も分からないので、楽しめなかった…という部分は否定しませんけど、それを抜きにしても「うーん」て感じでしたね。

だって…「やめる」と決意したはずが悪友のためとはいえズルズルとポーカーの世界に戻ってしまうマイク、刑務所帰りなのに何の反省も無くチャラチャラしていて「もうやめた」という親友をポーカーの世界に引き戻してしまうロクデナシのワーム、この主役2人が全く感情移入出来ないキャラクターですからね(苦笑)

しかも、マイクに至っては「ワームの借金のため」だったはずなのに、ラストではすっかりラウンダーとしての気持ちが復活していて、「ラスベガスで勝負する」ために彼女に別れを告げて旅立っちゃうわけでしょ?

(゚∀゚#)大負けしちまえ、われ!(怒)

…と思いましたよ。(爆)


( ̄ー ̄)あ。

怪しい闇ラウンダーを演じたジョン・マルコヴィッチさんに関しては…最高だったのは言うまでもないですね♪


(ーAー)y‐~ムフフ










まだ子供だった頃、歳の離れた姉貴たちが「大人の遊びだからまだダメ」と花札を教えてくれなかったんだよなー。とAndroid携帯から投稿…結局その後知る機会も無く、花札を知らない大人になってしまいました。恨んでます(爆)