未就学児から心に引っかかっている言葉 | すいみん星はどこだろう?

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50代にもうすぐという旧女子、すいみん星人のブログです。

ずっと心に引っかかっている言葉、
「橋の下からひろってきたんやで」。

結婚して、そんな話を夫としてたら、
夫も言われたことがあるという。
その後、インターネットの普及で知るところによると
どうやら、昭和には全国にそう言われたことがある人が
多いとのことだった。


でも、それまで子供心に本当に自分は
ひろわれっこだから、妹のほうが大事にされてるんだと
思い込んでました。
だって、たしか未就学の頃に言われて。
しかも、確かに家の近くに橋があり、その下に川が流れててという
バッチシなシチュエーション。

両親はノリで言ったのかもしれないし、
もう覚えてないかもしれないけど、
それは絶対に言ってはいけない言葉だったと
自分が親になってからは思います。

子どもって、ちゃんとひとりの人間であって、
ひとりひとりの想いがあります。
親の所有物ではないのです。

…ということは、そういう言葉を投げかけられた私は
愛されてはなかったんだろうなと。

当時はひろわれてきたのだと本気で思い、悩み、
自分の居場所を探し、育ててくれているから
せめていい子でいようと勉強を頑張りました。
結構いい点数をいつも取れていたと記憶していますが、
特に褒められたこともなく、
「女の子やからそんなに勉強せんでも、
どうせ結婚するんやし」みたいな言葉も投げられたことがあります。
頑張っても褒められないことに「やっぱりひろわれっこだから…」と
思い込んだりも。 

ま、尊敬できない両親なので、
今となってはあの発言のおかげで
私はあの尊敬できない大人が親ではないんだということで
安心できました。

安心に変わったのは結婚してから。
それまでは知らぬ間に所有物のままで
まったく自立してない大人だったなと思います。


結果的に、
あの奇妙な依存関係の中から抜け出せる
きっかけになったから結婚はよかったな~と
私は思います。

昭和50年代くらいにはそう言われた人が多いのかな?
傷つきましたよね…
大人になってからは「そんなことあるかーい」って
つっこめるんですけどねえ…

私は娘たちに愛していることを
普段から伝えられるように過ごしていこう!