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介護のコンプライアンスに強い経営コンサルの独り言

介護・医療業界の制度やコンプライアンスに強い経営コンサルが、これから超高齢化社会を迎える日本の将来や親の介護、子供たちの未来についてちょっとヒントになる独り言。親の介護で困っている人、介護に携わる組織の経営者や職員にも役立つ情報を発信していきます。

こんにちは、
まなぶっちです。


今日は、クライアントの有料老人ホームで
顧客満足度の調査について打合せを行いました。


このクライアントでは、例年アンケート形式で
顧客満足を調べているのですが、
回答率が年々下がって、現在では
全体の40%程度となってしまったとのことでした。


ついては、アンケートの方法も含め
顧客満足度調査の方法を再構築したいという希望により、
状況の確認をさせていただいたのですが、
幾つか気になったことがあったので以下にまとめてみました。


・アンケート項目が毎年同じでものを使っている。


・アンケートの内容も、抽象的で分かりづらい。


・ホーム側でどんな事が聞きたいのか意図が見えない。


・1点から5点範囲で回答するのだが、判断するための基準が分かりづらい。


・点数の高い方が良い結果になるはずだが、
 質問項目により逆になっているものがある。


・「食事はおいしいか?」など、経験しないと回答できない質問があるが、
 回答者は入居者本人でもないことが多く、家族などでは答えられないような質問がある。


・入居者本人か、家族か等、誰に対する質問か不明で
 回答者のターゲットが明確になっていない。


などであった。


上記の問題点を率直に施設長にぶつけてみたところ


『質問の項目を統一していたのは、数値の変化を確認したかった」
為とのことだったが、
私個人としては数値の変化を追いかける事が本当に必要か
疑問があることを伝えてみた。


確かにアンケート調査には、統計的なデータを収集するケースが多い。

統計的データは比較検討がしやすく、経年の推移などを
見るには優れているかも知れません。


しかし、ホームを運営する事業者にとって
顧客満足度について統計的データを使用することに
どんなメリットがあるのでしょうか?


例えば、入居者の転倒回数に関するデータをとって
身体状況の把握や再発防止策の検討につかえば、
それは、それで効果的な活用ができているといえるかも知れない。


しかし、顧客の満足についていえば、
全体の平均値が上がったからといって
個々の顧客が満足しているかを把握することは
難しいのではないかと思えてします。


むしろ、少数でも爆発寸前の苦情を抱える方が
ホーム側としては重要なことのように思えてしまう。


今後、クライアントとは、もう少し細部をつめる予定ではありますが
顧客満足度調査については、以下の方針で行くことにしました。


①大前提として、質問項目は全部見直して新たに選定することとする。


②アンケートを取る目的とその対象者を明確にする。


③アンケート調査により、知り得たいことが何であるかを明確にする。


④上記②③に即した質問項目を、できるだけ具体的に選定する。


⑤自由記載できる箇所を設ける。


⑥質問事項を新しくすることで、マンネリ化したアンケートにインパクトを与える。



どうせ、手間をかけてアンケートをやるのであれば、
少しでも役立つものにしたいですねと
盛り上がった一日でした。



今回も最後までお読み頂き、有難うございました。

本日は、これにて。





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こんにちは、
まなぶっちです。


いよいよ、サッカーのW杯予選が始まりますね。
これから、ロシアまで熱い戦いが行われると思います。

日本代表の活躍に期待しましょう。

さて、今日はIT関連の話題をひとつ。


先日、高齢者関連の業界新聞で
NTTドコモの新サービスの記事を見ました。


顧客ターゲットとしては、法人や地方自治体とし、
高齢者の見守りに関するソリューションシステムの提供を
6月1日から開始するとのことだ。


製品名は「おらのタブレット」とのこと、
ダプットを使用するからといって
何となく安着なネーミングという気もしますが、
目の付けどころは面白いと感じました。


このシステムは法人や自治体が、
自社の顧客や住民である高齢者に対して
日常生活に係る情報などをタブレット端末の
アプリケーションを通じて提供するものですが、


タブレットに血圧や歩数となど
健康に関する情報を入力することで、
高齢者の身体状況や安否等の情報が把握できるというもの。


一人暮らしの高齢者といった人には
安否の確認のため、乳酸飲料の訪問業者に依頼したり
地域の民生委員を利用したりと
なかなか苦労している現状から考えれば

より確実に状況を把握できるというメリットがあり
なかなか面白いアイデアであると思います。


このシステムは実際に
2013年12月から1年半の時間をかけて
長野県の大町市・天竜村の2つの自治体において
約100代のタブレット端末を使用して
実用化の検証を行い製品化されたもので、


その検証結果から、タブレットのタップ時間や
手書き入力のレイアウトを横書きから縦書きに変更するなど
高齢者の使い勝手にも工夫が施されているそうだ。


高齢者の人口増加はすでに承知の通りだと思われるが、
このような、従来人が訪問して確認していたものなどを
機械化することは直接的な業務の軽減だけでなく
人件費などの抑制にもつながる
効果的な取り組みの一つだと思われる。


さらに、健康管理に関するデータ収集は
自らの入力だけでなく、訪問系のサービスを受けた時や
病院に受診した時に入力するなど、


介護や医療サービスとの連携や
「Apple Watch」等に代表されるウェアラブル端末による
データの取得といったIT技術の導入等も
効果的に組み合わせる事が出来れば
さらに良いシステムとなって行くのではないかと思われます。


介護人材の不足というも大きな課題は
既に間近に迫っています。


あらゆる方面からのアプローチを検討していく
姿勢が大切だと思います。



今回も最後までお読み頂き、有難うございます。


本日は、これにて。





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こんにちは、

まなぶっちです。


関東地方も梅雨に入り、

雨の日が多くなってきましたね。


この季節が苦手な人も多いと思いますが、

私も湿気のじめじめ感がどうも苦手で、

毎年、早く梅雨明けしないかと思います。


ただ、この時期に雨が降ることは、

自然界や農作物の生育には非常に大切だし、

夏場の水不足の解消のためには

恵みの雨となるわけですので、

しばらくは我慢することにします。


さて、この苦手な梅雨の時期ですが、

健康の管理には注意が必要です。


じめじめとした気候は、

体温調整などの機能がうまく働かないと言われています。


梅雨時期は実は意外と気温が高く、

体温調整が出来ない高齢者などは

気を抜くと脱水症状を起こすこともあるようです。


特に介護施設などでは、イン・アウトこまめに確認して

水分補給には注意をしておくことをオススメします。


また、この時期から食中毒の危険性がぐっと高くなります。


食中毒強化月間などの取り組みを行い

食中毒予防の三原則である

「付けない、増やさない、殺 す」を再度徹底することも

大切だと思います。


また、以外に注目されていませんが

皮膚疾患もこの時期多くなります。


感染症では、疥癬なども発生しやすい環境になります。


皮膚のかゆみや発疹があった場合は早めに受診したほうがいいです。


私の先輩が担当している特別養護老人ホームで

疥癬の疑いがあったが皮膚科で確定診断が出なかったため

しばらく放置していたら、感染が広がってしまったという事例がありました。


ホームでは気になっていたようですが、

「診断も出ていないし」と様子を見てしまったそうです。


疥癬の確定診断は、意外と難しく

卵が見つかるなど、はっきりした証拠が出ないと

確定しないケースもあります。


こういった場合には、これからの時期、

疑いであって感染症対応を自主的に行っておくことをオススメします。


一度疥癬が集団感染すると、完全に収束するのには

管理の時間がかかりますので、疑いの場合でも

感染症対応を行っておくほうが後々楽になるのではないでしょうか?


また、疑いがあるがなかなか診断がおりないばあいには、

医療機関を変えてみるのもいいかもしれません。


特養や老人ホームなど高齢者が集団で生活する施設の場合は

疥癬に強い皮膚科の医師と日ごろから情報交換などしておくことも

良いかも知れません。



今回も最後までお読み頂き、有難うございます。


本日は、これにて。





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