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介護のコンプライアンスに強い経営コンサルの独り言

介護・医療業界の制度やコンプライアンスに強い経営コンサルが、これから超高齢化社会を迎える日本の将来や親の介護、子供たちの未来についてちょっとヒントになる独り言。親の介護で困っている人、介護に携わる組織の経営者や職員にも役立つ情報を発信していきます。

こんなちは、
まなぶっちです。


来年1月から本格実施されるマイナンバー制度。

マイナンバーが届かない等のトラブルもありましたが
もう秒読みに入りました。


介護事業者の場合、
事業自体でマイナンバーを使用するのは
数年先になる予定です。


マイナンバーはマイナンバー法で厳しく取扱いが定められており
行政関連の事務以外の使用や取得を禁じています。


原則、現時点では介護事業者はマイナンバーを
取得したり保管する業務は無いのですが、
例外として以下の事項があります。


それは、介護認定の申請など手続きに関して
手続きの代行を行う場合には
マイナンバーを取り扱う必要があるということです。


この点については以前より想定されていましたが、
先日の12月15日。


やっと厚生労働省がマイナンバー取扱い事務に関する
Q&Aを作成したことが分かりました。


厚生労働所の連絡には事業者が利用者の要介護認定申請の
代行をする場合に、マイナンバーの記載された書類を市町村に
提出することを想定しています。


この場合、第三者が本人に代わり
手続きを代行する訳ですが、
その場合、介護む事業者としては


①代理権の確認


②代理人の身元確認

③利用者本人のマイナンバーの確認


といった確認作業が必要となります。


本人のマイナンバーは原則
・「個人番号カード」
・「通知カード」
・「マイナンバー記載の住民票」
のいずれかで確認を行いことになりますが


利用者が認知症などの場合には、
利用者本人の意思能力を確認することが困難な状況にあるため
代理権の授与が困難となることが想定されます。

今回の連絡ではこういった場合には
申請書に「マイナンバーを記載せずに市町村に提出」するとしています。


介護事業者の位置づけとしては
利用者から委託された権限の範囲で
マイナンバーを利用する事務を行うことしかできず、
その際たまたま目にした書類にマイナンバーが記載されていても
その番号を天才するという行為は
絶対「許されない」といことも明記されています。


介護事業者においては、
この点を十分に注意しないと
いつもの癖で、ついコピーをとってしまったなんてことが
無いように十分注意をして下さい。


また、やむを得ずマイナンバーが記載されている書類を
保管しなければならない場合には、
マイナンバーのむ記載箇所を塗りつぶして
判読可能な処置を講じる必要があることも明記されています。


やっかいなケースとして、
入居者が認知症であり、家族や本人の代わりとなる
成年後見人がいない場合には
マイナンバーを施設で保管しても差し支えないとれているものの
取扱いには非常に注意が必要となってしまいます。


その際の具体的にな取扱いについて
以下のように示されていますので
ご確認ください。


①事業者は、利用者よりマイナンバーが記載された書類の保管を
委託されるような場合でもできる限り利用者本人の意思を確認すること。


②「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編) 」を参考とすること。


③原則、通知カードや個人番号などといったマスキングできない書類以外は
個人番号部分を削除または復元できないような処置を講じて保管すること。


となっています。


実際にマイナンバーを取り扱わなければいけないケースも有りますので、
「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編) 」は
是非チェックしておくことをおススメします。



最後までお読み頂き、有難うございます。


本日はこれにて。

こんばんは、
まなぶっちです。


介護業界の再編が加速してきそうです。


今日、損保ジャパン日本興亜ホールディングスが、
介護サービス大手のメッセージを買収し、
子会社化する方針を固めたことが明らかになりました。


メッセージと言えば、系列の有料老人ホームで
入居者の相次ぐ転落死や虐待が表面化した問題で
社長が辞任した企業です。


損保ジャパン日本興亜ホールディングスは
すでにワタミの介護を買収しています。


両社を合わせるとベネッセホールディングスを抜いて
業界2位となる予定です。


介護業界は、介護保険制度導入後
措置から契約制度に移行するなかで
特殊な業界でもあり
なかなか大きな資本が参入していこなったのですが
いよいよ本格的な超高齢化社会をむかえ、
動きが活発になってきたような気がします。


企業戦略として人口減や少子高齢化で
国内の保険市場が縮小する中、
今後の需要の伸びが期待される介護事業を強化し、
収益源を多様化させることが大きな目的のようです。


そういった背景もあるのか、
最近になり保険各社の介護関連事業への参入が目立ってきました。


東京海上ホールディングスやMS&ADホールディングスの大手損保。

ソニーフィナンシャルホールディングスや明治安田生命保険、
大同生命保険などの生命保険各社も参入しています。


こうなると、倒産件数も多くなっているというデータもあり
経営のうまくいっていない中小企業は
大手の資本に吸収されるところも今後増加する可能性も出てきますね。


ツクイの株価が大幅続伸するなど、
介護業界の再編の思惑に反応する等
市場の反応も敏感のようです。


年末になって少しあわただしいですが
介護に関連する再編の動きは今後も続きそうな
予感がします。



最後までお読み頂き、有難うございます。


本日は、これにて。

こんにちは、
まなぶっちです。


超高齢化社会といわれる現在の日本では
それにともない様々な問題浮かび上がっていますね。


・介護従事者の不足
・社会福祉に関する財源不足
・認知症高齢者の行方不明
・老老介護
・介護離職
・就業人口の減少
・産業の空洞化

あげてみればきりが有りません。


今日の読売新聞電子版で
介護の問題が経営上の課題になる
可能性が高いと危機感を持っている企業が
9割に上っているという
アンケート結果を掲載していました。


アンケート調査は
読売新聞が独自に行ったもので、
主要企業136社のうち103社からの
回答を得た結果を公表したものです。


この記事によると「今後、親などの介護の問題を抱える従業員が増え
、会社の経営上の課題になる可能性があると思うか」との質問に対して
「ある程度そう思う」と回答したのが62%にのぼり、
「そう思う」と合わせると実に91%の企業が
影響が出る可能性があると回答しているとのことであった。


介護の問題については、それだけインパクトが大きいと
改めて考えさせられる結果ではないでしょうか?


影響があると答えた企業にどのような影響があるか
たずねた結果




参考「yomiDr」

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=128066




「通勤時間に制約のある従業員が増える」との回答が
80%となっており最も多く
次に「転勤に配慮が必要な従業員が増える」との回答が
74%となっている。


この回答をみると、介護離職等の減少が
企業にとっても大きな課題となっていることが
裏付けられる結果となったのではないでしょうか?


企業がこういった危機感を持っているのであれば
もう少し介護休暇制度などを積極的に利用できるよう
企業でも思い腰を上げるべき時に
さしかかっているように思われます。


「労働者は使い捨て」なんて事が
決して言えない現状になっていることを
十分に考慮しながら
時間給や介護休暇の制度化などの他、
休みを取りやすい職場環境の整備。


在宅勤務を可能にする等
勤務場所による制限の軽減といった
柔軟な対応がひつようではないでしょうか?


制度化等は急にやろうとしても
簡単に導入できるものでは有りません。


将来を見越してできるだけ早期に
対応を始めることが大切だと感じた記事でした。



最後までお読み頂き、有難うございます。


本日は、これにて。