介護施設の「看取り」について | 介護のコンプライアンスに強い経営コンサルの独り言

介護のコンプライアンスに強い経営コンサルの独り言

介護・医療業界の制度やコンプライアンスに強い経営コンサルが、これから超高齢化社会を迎える日本の将来や親の介護、子供たちの未来についてちょっとヒントになる独り言。親の介護で困っている人、介護に携わる組織の経営者や職員にも役立つ情報を発信していきます。

こんにち、
まなぶっちです。


最近の介護を取り巻く環境は
大きく2つの流れがあると感じています。


1つ目は介護事業の今後の継続に関すること。
これには、国の財源の問題や介護従事者の不足など
介護業界の将来に関する大きな課題が該当します。


2つ目は、介護のサービスの専門性に関する流れ。


これは、介護サービスの利用者数が増加しているだけではなく
サービスをうける裾野が拡がって多様化したニーズが
顕在化したことが影響していると思います。


本日は、この専門性の流れに関する話題をひとつ。


例えば認知症への対応などは、
予防段階から様々なアプローチが模索されており、
より専門性が要求されている分野の一つではないかと感じています。


こういった専門性の流れのなかで、
最近「看取り」について、関心が集まってきたように感じています。



以前は「看取り」いう言葉自体も、
今ほど使われていなかったのではないでしょうか?


私の祖父母もそうでしたが、日本人の多くは、
亡くなる時は病院という印象がありました。


ところが、最近では病院でもベッドの不足等で
いつまでも入院できるところではなくなりました。


現在のような高齢化社会の現状を考慮すれば

病院への入院患者も高齢者が増加しています。


一定の回復がみられたら、退院してもらうのも
当然と言えば当然ですよね。

それは分かります。


しかし、病院を退院しても自宅で自立した生活できない
そういった高齢者が増えているのもまた事実です。


独居の高齢者や高齢者だけの世帯では、
入院前の生活ができなくなってしまう
高齢者も多くいるわけです。


そして、その受入先として、介護施設となるケースが
増えてきましたわけです。


その為、最近ではどの介護施設でも
「看取り」(ターミナルへの対応をうたうようになりましたね。


しかし、この「看取り」について、
本当に適切な看取りのサービスを行える
専門性をもっている介護施設はそれほど多くないと感じています。


その理由として、入居者の身体状況が急変した場合等
結局のところ救急車の要請を行っているケースがほとんどで、
介護施設において最後の「看取り」を行うケースは
いろいろな条件がととのった、限られた場合に留まっているようです。


この幾つかの条件というのが、
「看取り」を行うための施設側のスキルであったり
医師や入居者家族とのきめ細かい情報共有といった
専門的な対応が必要な部分であり、
まさに介護業界で求められている
専門性についての方向性を示す流れの一つではないかと
考えています。


多くの介護施設で、「看取り」についての対応が
明確に実施できているところは、
また多くはありません。


単純に「緊急搬送」ができる体制をもっているだけでは、
いま世の中が求めている「看取り」とい言えないと思います。


この「看取り」を正面から考えることこそ
専門性をゆうする選ばれる介護施設になるための
一つの道導になるのではないかと私は考えています。



最後までお読み頂き有難うございます。


本日は、これにて。