そもそも絶対音感がない人は存在するか? | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

最近「色のふしぎと不思議な社会~2020年代の色覚原論」などを読んでいてふと思ったこと。
視覚上の色彩はS、L、Mの3種の錘体細胞の組み合わせで知覚していて、それらの状態によって色覚異常と呼ばれてきた状態があるようです。

耳の場合、ピッチカラー(クローマ)を感じる細胞が特にあるわけではなく(カラーという言い方はアナロジーでしかないけれど)、でも「絶対音感者」は各ピッチの色彩感を感じる、、、?

やはり耳が聞こえていて絶対音感が「ない」人というのは原理的に存在しないのだとますます思いました。

ある種の「耳の使わなさ」によって絶対音感が見かけ上「ない」状態が発生し、我々の文化圏では偶々そういう人の方が圧倒的に多い、というだけのことだと思います。