ふとTSUTAYAで気になって観た作品。
無念の死を遂げた若者たちの死後世界の高校生活。
ややゲーム的な設定だが、物語は好かった。
生前の思いを遂げると消滅(成仏)するようだが、それに抗う戦線のメンバーたち。
何と戦っているのか分からなくなっていく描写も興味深い。
世界観がやや混乱しているが、そのこと自体が物語に奥行きを与えているところもある。
異様な設定なのに、最後は「卒業」という学園ものの定番で終わらせているのは見事。
そして、最後の最後で「エンジェル・ビーツ」というタイトルの意味が分かるようになっている。
2010年の作品。
原作小説はなく、アニメオリジナル作品。
戦線メンバーによるガールズバンドもあったりして、音楽的にも面白かった。
原作者(麻枝准さん)はミュージシャンでもあるようだ。