「字ハモ」という言葉 | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。

青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

コーラス関連ではよく使われる「字ハモ」。
文字でハモる、つまり歌詞でハモることですね。
メロディと同じタイミングでハモります。

松原ヒロ君のtweetに
「字ハモって英語でなんて言うんだっけな」
というのがありました。

字ハモという発想からそのまま考えてみると
harmonized lyrics
singing lyrics in harmony
などかなと思うのですが、あまりしっくり来ないですね。

考えてみると日本ではメロディに同タイミングでハモるのは、もともと無かった習慣でしょう。
明治になるまで、そういう歌い方自体存在しなかったかも。

でも西洋では相当古い時期にこの歌い方は既にあったのでは?
グレゴリア聖歌などは単旋律ですが、聖歌ではそれなりに古い時期から「字ハモ」は当たり前でしょう。

さらにキリスト教以前、古代ギリシャの音楽はよくわからないものの、悲劇や喜劇が演じられる時の合唱は既に普通に字ハモしていたのでは、、?

当たり前すぎてそれを示す言葉がないのかも?

字ハモは単にvoicingでいいのかなと思いました。