音の分解能を上げることの効能 | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。

青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

2つ前に分解能トレーニングのことを書きました。

分解能が上がることの効能は計り知れないものがありますが、

●音楽を隅々まで楽しめる。

まずはこれですね。
分解能が甘い、荒い場合、メロディ以外の部分はあまり上手く聞けていない場合が多いのですが、そのこと自体にも気づけない、という状態でもあります。
分解能が上がると、聞き落としていた情報の多さに驚いて愕然とするかもしれません。

●コーラスなどでつられることがなくなる

つられるのは、同時に2音以上分解して聴くことが上手くいっていないのも原因の1つ。
自分が歌いながら他の人のラインをくっきり聴くことが出来れば、つられるということ自体がむしろ困難になるかもしれません。

●頭がスッキリする

これは私が個人的に感じるところですが、分解能を上げて同時に別々に聴けるものが増えれば増えるほど頭がスッキリします。
並行処理を意識的に体感できるからかもしれません。

●絶対音感、相対音感どちらにとっても基礎になる

分解出来ないと個々のピッチを当てることも、鳴っているピッチ同士の関係を計ることも困難ですが、分解出来ればそのスタート地点に立てます。

まだまだあるかもしれません。