ある時期から気になっているのは、「音取り」に音源を使う人（グループ）が思いのほか多いこと。
音で聴くとすぐわかるから、練習時間短縮のため、あるいは単純に読譜が弱いから、など色々理由はあるとは思いますが、やっぱり読譜を強くするのは大事かなと思います。
文字（文章）なら、初めての本でも記事でも、ほとんどの人が「練習」なしにある程度普通に音読、朗読できることと思います。
（読書障害などがある場合はまた別でしょうが、解決するための訓練方法は存在するようです）
少なくとも初めての文章をパッと音読できるのと同じくらいのレベルでは、初見で歌えていいのではないか、と思っています。
最初のうちは楽器での音取りに頼るのも必要かもしれません。
でも少しずつでもそこから脱却して、音読のように当たり前に初見で歌える状態へと移行しようとするのは大事だと思います。
音で聴かなければ覚えられない（譜読みできない）とすると、そもそも自分で音程が作れてはいないということにもなるかと思います。
より主体的に音楽に取り組む上でも、音に頼らない読譜は重要なので、練習の仕方などもまた書いていければと思います。