聴音の時の意識(考え中) | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

勿論好きなように音(音楽)を聴けばいいわけですが(笑)


ただ細部まで聴きとりたい、あるいは全体像を把握したいのだけれどどうしてもメロディばっかり聞こえてしまう、ベースは聴きとりにくい、などには対処法がある気はします。


全体像を聞くには「ミカン集中法」がいいのではと思っています。


後頭部の少し斜め上ぐらいにミカンが浮かんでるところを意識的に想像するだけ。

フォトリーディングで本を読む時の準備としてよく知られた方法ですが(リラックス集中+視界を拡げる目的でやりますね)、音(音楽)を聴くときにも有効な気がしています。


この状態で「全体を聞く」で鑑賞としてはいいわけですが、細部を聴きとりたい時はこの想像ミカン(別にリンゴでもいいです)を後頭部中空に浮かべたまま具体的なパートに意識を向けます。


ここでちょっと視力のほうの話。


色んな視力回復訓練の元になってるもののひとつに20世紀初頭のウィリアム・ベイツ博士の方法論があるようですが、その中の一つに「小範囲を見る」というのがあります。

「全体像を見る」とは相反する感じがしますが、意識的に小範囲を見ることで逆に周辺視野が拡がるのかもしれません。

細部の解像度を上げるのが主目的ではあるのでしょうが。

ミカン集中法をやりながらだと、ラクに出来る気がします。


音の場合もミカン集中法をやりながらのほうが、細部にも入りやすいかもしれません。


今書いてきたこととは別の視点ですが、物理的な「耳そのもの」にはあまり意識を向けないほうがいいと思います。

ライティーンの中にいる人の意識(分かる人いますか?)というか、自分の頭の中で小人になってそこで聴くようなつもり、の方がよく聞こえるように思います。


そう書きつつ、頭の中から出て、逆に音そのものの中に入っていく方向もいいな、と感じたり。


もうちょっとまとまってきたら、また書こうと思います。