後半では参加者の中から具体的な問題解決をしたい人が挙手をして、個別に体の使い方のアドバイス、指導を受ける形式で。
ピアノ、ヴァイオリン、歌、マリンバなどの参加者が実演しつつ自分の抱える問題を相談。
甲野さんはじっと観察して、どこに動きのロスなどがあるか見極め、より体にとって自然な楽器の持ち方などを提案、質問者はそれをやってみる、という感じで進んでいきます。
音の抜けが良くなるのが聴いていてわかります。
フラメンコダンサーの方は凄かった。
長年の激しい踊りで股関節が摩耗、片方はMRIを撮ったら穴が空いている(!)とのこと。
非常に痛い。
でも今後も踊り続けたい!
甲野さん、かなり考え込みつつ、さまざまな提案。
そしてダンサーの山田うんさんを引き合いに出して、その体でなければ踊れない独自の動き方を編み出す旨、薦めてらっしゃいました。
ヒントを出してもらいつつも最後の最後はそれぞれの人の特殊な事情に応じて独自に追究することはやはり大事ですね。
そんなこんなで2時間の講座はあっという間におしまい。
でも暫くは受講者同士で話したり、甲野さんもまだ舞台上で個別指導をしたり。
私の近くにちょうど白川さんがいらしたので「マイクのより楽な持ち方」について尋ねてみました。
面白いご提案をいくつかいただきました。
マイクを持って歌うほうの手でマイクを取らない。
これは経路の問題。
手が同じ形でも、そこに来るのにどういう経路を辿ったかでラクさが変わってくる。
もうひとつ、マイクを持つ方の手(腕)を「オーバー○●?&リリース」で前後に振ってから(この言葉??なのであとで白川さんのブログで調べます)マイクを持つ。
なるほどと??が少し錯綜。
そんな本編でした。
懇親会(打ち上げ)の様子も書けそうならまた書きます。