昨日、鶴見のサルビアホールで武術家、身体技法研究家の甲野善紀さんの音楽家向けの講座を受講。
ご本人の昨日の午後のtwitterで当日思い立っての参加もOKということでしたので。
主宰は2003年から甲野さんに学んでいるフルート奏者の白川真理さん。
和装で受付をされてました。
参加者は40名弱だったので、全員で舞台上に上がり、甲野さんを囲んでの形式で。
楽器奏者も多かったので、楽器を持ち運ぶ時にラクになる手の形の作り方などから。
甲野さんの本にも出てくる「虎ひしぎ」の手。
親指を内旋させつつ、人差し指はその内旋を邪魔するような力をかける。
(これ、まだ上手く出来てるか??なのですが)
そうすると体が足先まで繋がって、楽器も持ちやすい、階段もラクに上れる。
この手の形にすると高音が歌いやすいという報告もあるようです。
もともとは寝技をかけられた時に外すための、全身を繋げる身体遣いとして生まれた体遣いだったかと。
音楽とはあまり関係ないように見える剣術の演武的なものもありましたが、そういうときの刀の合理的な持ち方がフルートをより楽に持つのに応用できたり。
肩甲骨の使いっぷりを、上半身脱いだ状態で見せていただいたのですが、こんなに上下幅が取れるんだ、下げられるものなんだ!と思いました。
いかに「普通の」肩の使い方は肩が詰まっているか、ですね。
同じ位置、形に見える腕や手も、どういう経路でその形に行ったかで柔軟性、操作性が変わってきたり。
メカニズムの理解が??になるところはたくさんなのですが、とにかく体というものはスゴイ可能性が内在しているのに、長年の社会的、常識的な体の使い方でブロックされてるものは本当にたくさんあるな、というのを、改めて感じました。
上に書いたのは現時点でこうかな、というメモなので、もうちょっと体の中の感じがわかるとまた変わってきそうです。
後半の話、また書けたら書きます。