昨日のぺらこやのベース講座で取り上げました。
ぺらこやでも言いましたが、4ビートのウォーキングベース、色んな意味で他のビート感の時より上手くいってるかどうか「ばれ」やすいと思います(笑)
ライン作りの前にまずよくグルーヴ、スイングしてないと上ものが乗っかれません。
なのでグルーブしやすい腰回りの柔らかさのため、昨日はまず「お尻歩き」をしました。
椅子に座ったままお尻で前後に動くだけです。
より正確には「坐骨歩き」です。
これをやっておくと「腰でリズム」が格段に取りやすいと思います。
今あるようなウォーキングベースに至るには色んな流れがあると思いますが、昨日は
①2ビート的なもの(明日があるさ系)
②ビッグバンドなどの、分かりやすい構成音のベース(In the mood系)
③モダンジャズ以降の、うねるようなベースライン
と大まかに分けてそれぞれのベースパターンを歌ってみました。
後ろに行くほど音のレガート感が増していくと思います。
私自身はピアノのオスカー・ピータソンをよく聴いていたこともあり、ペデルセンのベースの影響が強いかもしれません。
昨日は話題にしませんでしたが、ウォーキングを声でやる場合、息継ぎの問題もありますね。
基本的には息継ぎ音はできるだけ聞こえないように、またそこでテンポが揺れないように、という注意が必要です。
色んな工夫の仕方があると思いますが、4拍めの裏を次の小節頭のルートにして、その拍頭で半拍息継ぎ、とか上ものがいっぱい乗ってる時はそこで吸うなどなど。
勿論、ひと息で歌えるラインを長くするために、息→声の変換効率を可能な限り高めることも大事です。
昨日やったウォーキングベースのためのもう一つの動きは「2拍3連歩き」。
「タンタンタン」と言いながら、「タンタ・ンタン」の2拍で歩きます。
やってみると分かりますが、ガシガシとは歩けません。
腰に乗ってスイングするしかない(笑)状態になりやすいと思います。
ウォーキングベースを気持ちよく歌う方法、色々あると思います。
この話題、また取り上げるかもしれません。