アカペラでのwalking bass | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

昨日のぺらこやのベース講座で取り上げました。


ぺらこやでも言いましたが、4ビートのウォーキングベース、色んな意味で他のビート感の時より上手くいってるかどうか「ばれ」やすいと思います(笑)


ライン作りの前にまずよくグルーヴ、スイングしてないと上ものが乗っかれません。


なのでグルーブしやすい腰回りの柔らかさのため、昨日はまず「お尻歩き」をしました。

椅子に座ったままお尻で前後に動くだけです。

より正確には「坐骨歩き」です。


これをやっておくと「腰でリズム」が格段に取りやすいと思います。


今あるようなウォーキングベースに至るには色んな流れがあると思いますが、昨日は

①2ビート的なもの(明日があるさ系)

②ビッグバンドなどの、分かりやすい構成音のベース(In the mood系)

③モダンジャズ以降の、うねるようなベースライン


と大まかに分けてそれぞれのベースパターンを歌ってみました。


後ろに行くほど音のレガート感が増していくと思います。


私自身はピアノのオスカー・ピータソンをよく聴いていたこともあり、ペデルセンのベースの影響が強いかもしれません。


昨日は話題にしませんでしたが、ウォーキングを声でやる場合、息継ぎの問題もありますね。


基本的には息継ぎ音はできるだけ聞こえないように、またそこでテンポが揺れないように、という注意が必要です。

色んな工夫の仕方があると思いますが、4拍めの裏を次の小節頭のルートにして、その拍頭で半拍息継ぎ、とか上ものがいっぱい乗ってる時はそこで吸うなどなど。

勿論、ひと息で歌えるラインを長くするために、息→声の変換効率を可能な限り高めることも大事です。


昨日やったウォーキングベースのためのもう一つの動きは「2拍3連歩き」。

「タンタンタン」と言いながら、「タンタ・ンタン」の2拍で歩きます。

やってみると分かりますが、ガシガシとは歩けません。

腰に乗ってスイングするしかない(笑)状態になりやすいと思います。


ウォーキングベースを気持ちよく歌う方法、色々あると思います。


この話題、また取り上げるかもしれません。